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ラブクラフトの怪物たち

ChatGPT4に以下の指示文でラブクラフトの小説に登場する怪物を描いてもらいましたが・・・(T^T)

身体は樽状、頭部はヒトデ五芒星形で、そこからイソギンチャクのような触手が無数に生えて先っぽには目がある。樽状の体にはタコのような足が無数に生えている。さらに体からは蝙蝠のような翼が左右に生えている。以上のイメージの怪物を生成してください。ラブクラフトの「古のもの」(いにしえのもの)です。

そうして生成されたのが以下の絵ですね(笑)。おかしな絵ですが、海外製AIに怪物を依頼すると、まあ、洋風の怪物が出てきますね。雰囲気はいいんですがねぇ~。

その前に・・・。

ラブクラフトの長編小説「狂気の山脈にて」では、「古のもの」について、以下のように書かれています。

オレンドーフとワトキンスが、まったく未知の性質のばけものじみた樽状の化石を見つけだしたのだ。巨大化した未知の海洋放射相称動物類でないかぎり、おそらく植物だろう。鉱物の塩分によって組織がはっきりとのこされている。革のように強靭だが、部分によっては驚くほどの柔軟性がのこっていた。両端および周囲に一部が切断されたとおぼしき跡が認められる。高さ六フィート、中央の直径三フィート半で、両端はそれぞれ細くなって一フィートしかない。樽に似ており、樽板に相当する箇所が五箇所隆起している。 やや細い茎があったと思われる側部の傷が、三つの隆起の中央に平行して存在する。 隆起間の溝には奇妙なものが生えている扇のように折りたたんだり広げられる、鶏冠あるいは翼だ。すべてがひどい損傷をうけていが、ただ一つだけは完全で、いっぱいに広げておよそ七フィートの大きさのあることがわかった。このありさまから思いだすのは、太古の神話のある種のばけもの、ことに『ネクロノミコン』に記される伝説上の「古のもの」だ。
この翼は膜状で、腺のある管組織からなる骨組に広がっているものと思われる。翼の先端の管組織には明らかに小さな孔が認められる。体の両端は萎縮しており、内部がどうなっているのか、そこで切断されているものが何かについては手がかりひとつ得られない。

創元推理文庫版ラブクラフト全集 第4巻「狂気の山脈にて」大瀧啓裕 訳から転載

それを踏まえて古のものを描いてもらおうと指示文を書いたのですが、できあがってきたのが以下の画像です。僕の指示文もどうかと思いますが・・・。

だから樽じゃ怖くないって(´。`)珍味みたいw
樽状であって、樽じゃねぇしって言ってるのに・・・
だめだこりゃ(*_*)


古のものは失敗したので「ラブクラフトが創造した怪物を画像化して」とGPTに大雑把に指示したら以下のように、それぞれの怪物のイラストと解説を書いてくれました。


1. ショゴス(Shoggoth)

登場作: 『狂気の山脈にて(At the Mountains of Madness)』
解説:
ショゴスは巨大でアメーバのような生物で、古代の宇宙存在「古の者たち」が奴隷として創り出しました。膨大な目と触手を持ち、かつては命令に従っていたものの、最終的には創造者たちに反乱を起こしました。彼らの体は常に変形し、巨大な塊として動き回ります。


2. ミ=ゴ(Mi-Go)

登場作: 『闇に囁くもの(The Whisperer in Darkness)』
解説:
ミ=ゴは昆虫に似た外宇宙から来た異星人で、脳を取り出して別の惑星に運ぶ技術を持っています。科学技術が非常に進んでおり、地球の鉱物資源を求めて活動しています。彼らは翼を持ち、暗い森や山間でひっそりと存在しています。


3. ナイトゴーント(Nightgaunt)

登場作: 『夢の狩人(The Dream-Quest of Unknown Kadath)』
解説:
ナイトゴーントは、夢の世界に住む無顔の翼ある生物です。音を立てずに獲物に忍び寄り、絶望的な暗闇へと引きずり込むことで知られています。彼らは不気味で、人間に恐怖を与える存在として「ノーデンス」に仕えており、夢の中で無防備な人々を狩る役割を担っています。


ショゴス
ミ=ゴ
ナイトゴーント
ビャーキー
ガスト
ググ

ビャーキー(Byakhee)

登場作: 『ファンドの火(The Fungi from Yuggoth)』
解説:
ビャーキーはラブクラフトの宇宙的恐怖の一つで、鳥、爬虫類、そして昆虫が融合したような異形の存在です。巨大なコウモリのような翼を持ち、外宇宙の星々を飛び回ることができる生物として描かれています。彼らはヨグ=ソトースやハスターといった強力な存在に仕えており、召喚されて地球に現れることもあります。ビャーキーは、古代の儀式によって呼び出され、しばしば異次元を旅する媒体として利用されます。その外見は異様で、鱗に覆われた体に、鋭い爪とレザー状の翼を持っています。


ガスト(Ghast)

登場作: 『未知なるカダスを夢に求めて(The Dream-Quest of Unknown Kadath)』
解説:
ガストは恐ろしい地底の生物で、人間のような形をしていますが、その姿は人間を超えて異形です。皮膚は青白く、長い鋭い爪とギラギラと光る目を持っています。彼らはアンダーワールドの暗く湿った洞窟で暮らし、時折外の世界へと出てきて獲物を襲います。彼らの存在は人々に恐怖を与え、その姿は死と狂気を連想させます。骨や死体が散乱した暗い洞窟で彼らが生きる様子は、彼らが古代の地底世界の住人であり、闇の中で生存していることを強調しています。


ググ(Gug)

登場作: 『未知なるカダスを夢に求めて(The Dream-Quest of Unknown Kadath)』
解説:
ググは巨大で獣のような外見を持つ恐怖の存在です。彼らは異次元の暗い地下世界で暮らし、塔のようにそびえ立つ巨体を持っています。特徴的なのは、両手に巨大な口を持っていることです。彼らの体は毛で覆われており、鋭い爪を持つ長い腕を振り回し、どんな獲物も簡単に引き裂くことができます。ググの住む異次元の風景は不気味で、奇怪な幾何学的な構造物に囲まれており、その異質さと恐怖感が強調されています。



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