熊坂仁美@北欧長期滞在中

ライター&リサーチャー。社会人大学院修士2年。 サーキュラーエコノミーを研究しに、4/20〜北欧に長期滞在します。 https://www.linkedin.com/in/hitomi-kumasaka-399ab51b/

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    日本を出て1ヶ月。英語力爆上がりで自分でもびっくり。【住んでみた北欧#13】

    留学経験なしの「純ドメ」 4月20日に日本を出て、気づけば1ヶ月が経った。フィンランドに滞在してからは3週間。私はいわゆる「純ドメ(純ドメスティック=留学や海外居住経験がないこと)」で、これまで海外滞在の最長は、イギリスとアメリカにそれぞれ3週間。そこで、自分史上最長の1ヶ月の滞在によって英語力がどうなったかを激白してみたい。というかタイトル通り、爆上がりしているのだ。 挫折の繰り返しのこれまで そもそもこちらに来る前に私の英語力がどの程度だったかというと、会話に困らな

      • エストニア週末旅で初のソロ飯(動画あり)【住んでみた北欧#12】

        エストニアの旅はめちゃくちゃ良かった。まずヘルシンキからの2時間の船旅も生バンドとか入ってて楽しめたし、世界遺産のタリンの街並みがとにかく美しい。美しすぎて興奮して「やばいやばい」とつぶやきながら歩くほどだったのだ。リアル中世テーマパークという感じで、高い塔なんかまるでラプンツェルの世界。 そして飲食店がたくさんあって、またこれがいい感じなのだ。店員さんが中世コスしている観光客向けの店から、路地裏にひっそりとある隠れ家的レストラン、古びた雰囲気のワインバーなど、もうよりどり

        • 見知らぬ国への小旅行企画が楽しい。【住んでみた北欧#11 】

          たくさんの国が集まるヨーロッパに長期滞在する魅力の一つに、週末などを利用しての「ショートトリップ(小旅行)」がある。日本の国内旅行の感覚で、歴史も文化もまるで違う外国に行けるのだ。EU圏内であればパスポートも要らない。鉄道、バス、船、飛行機など移動の選択肢がたくさんあるが、ベストな行き方を探すオンラインプラットフォームも充実している。せっかくの長期滞在なので、このメリットを活かして欧州内の小旅行を企画することにした。 バルト三国へ2時間ちょっとの船旅 ということでさっそく

          • 6月28日〜30日 「フィンランドサーキュラーエコノミー視察ツアー」を行います。

            サーキュラーエコノミー、サステナビリティなどの学びを現地を見て深めたいという方向けに視察ツアーを行います。私が記事を書かせていただいている循環思考メディア「環境と人」と、「住んでみた北欧」の仲間である「生活感度研究所」の共催になります。 きっかけは知人が「フィンランドにその時期行くんですが、視察できるところあったら教えてください」というご相談から始まりました。だったらツアーにしてしまおうか、ということで「フィンランド編」「スウェーデン編」(10月開催)で視察を組むことになり

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          • 住んでみた北欧
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          • 60歳からの人生設計
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            本日21時〜YouTube配信でお話しします。

            本日(5月12日)21時より、坂本貴史さんのYouTube配信インタビュー番組「Era Web Architect 」に出演します。10年続けた地域活性の話、今滞在中の北欧での話など。ぜひ、聞きに来てくださいね。 以下のYouTubeで21時になると流れます。

            北欧のスーパーのレジ袋に書いてあること【住んでみた北欧#11】

            北欧は環境保全の先進国であると言われているが、実際に生活をしてみると、本当にそうだなと日々実感している。数日の旅行でも気づくことはたくさんあるが、暮らしてみると細かいことで「あ、なるほど」と思うのだ。 立派なレジ袋が無料 たとえばスーパーやコンビニのレジ袋。日本は2020年7月から有料化が始まり、もう3年になるので、すっかり「レジ袋有料」の頭になっているのだが、こちらではレジ袋は無料だ。レジ横か下に積んであって、自由に使える。しかも、かなりしっかりしたもので、何種類か置い

            団地内の初サウナで老婦人と世間話。【住んでみた北欧#10】

            団地共用サウナの仕組み フィンランドの集合住宅でサウナつきは珍しくないらしく、私が住む部屋も普通の古い団地だが共同のサウナがある。入り口が4つあるので4基あるのかな、と思ったら中でつながっていて実際は2基。更衣室が4部屋あるだけだった。稼働するのは週3日、水曜と土日である。うち土日は予約専用で、パブリックに入れるのは水曜のみ。時間によって男性タイムと女性タイムに分かれている。予約は住民自治でまかなわれていて、「サウナ担当」の住民のメールアドレスがドアに貼ってあり、そこに連絡

            確かに物価はめちゃ高いけど。【住んでみた北欧#9】

            北欧が高いの?日本が安いの? 高くて有名な北欧の物価。実際に3つの国(スウェーデン、デンマーク、フィンランド)を回ってみて、ものにもよるが、だいたい日本の1.5倍から2倍ぐらい。日本のお財布感覚で行くと、ああ私はなんてところに来てしまったんだろうという感じ。でもそれは、北欧が高いというより日本が「安すぎる」せいなのだ。今海外に行ったら、北欧以外でも「高い!」と感じるはずだ。こちらで知り合ったアメリカ人やカナダ人に「物価高く感じる?」と聞いても「確かに高いけどね」ぐらいの感じ

            フィンランド長期滞在、始まりました。【住んでみた北欧#8】

            1週間の北欧の旅を終えて4月27日にフィンランドに入ってはや5日。わからないこと、初めてのことだらけでぐったりしていたが、昨日あたりからようやくここの生活に慣れたので、旅の話はいったん中断して、このnoteの本題である長期滞在の話を書き始めようと思う。 当たりかはずれか。Airbnbで選んだ部屋 何がドキドキするって、これから長い時間を過ごす部屋に入るときである。エアビーの予約では場所、写真、評価、価格、オーナーの人柄などを総合して決めたわけだが、実際にはどうなのかはわか

            本場スウェーデンのIKEAはやっぱりすごかった(動画あり)【北欧めぐりの旅 #2】

            スウェーデンは大きな国だ。国土だけでなく人も建物もすべてが大きい。ボルボ、IKEA、H&Mなど、日本でもおなじみのグローバルな巨大企業が多いのもスウェーデンの特徴。中でもIKEAの存在感がすごい。街を歩くと、そこらじゅうにあのIKEAの青いバッグを持っている人がいるのだ。 ストックホルムの中心街にあるショッピングモール「GALLERIAN」にIKEAの都市型ショップ「IKEA City」があるというので行ってみた。都市型というから原宿の店のようなセレクト系ショップを想像して

            フィンランドからバルト海を渡ってストックホルムへ【北欧めぐりの旅 #1】

            「私は旅をする」で終わった前回の記事からはや3日が経ったが、20日早朝、無事ヘルシンキ空港に到着した。しかしそこからは移動が多すぎて、そして慣れない場所で消耗しすぎて、さらに情報量が多すぎて、noteに何を書いていいかわからなくなってしまった。発信しながら旅するのはなかなか難しい。Facebookにはリアルタイムで投稿しているので、よかったらそちらも見てください。 時刻通りにはいかない世界 初日は空港からアパートに直行し荷物を置いて、バルト海に面する南西部の古都トゥルクか

            そして私は旅に出る。【住んでみた北欧#7】

            *写真は旅行準備の時にヘビロテで聞いていたColdplay「Vida La Vida」のイメージ いよいよ旅立ちの日を迎えた。これから夜の便でヘルシンキへ。荷物は60LのRIMOWA、オランダで買ったお気に入りのデイバック、パタゴニアのボディバッグの3つに集約した。1週間旅用のバックパックCABIN ZEROは、なんとRIMOWAの中に横にすっぽり入った。ヘルシンキのエアビーの部屋でRIMOWAから取り出したら荷物を預け、デイバッグと入れ替えして欧州めぐりバックパッカーのい

            小型4Kカメラを入手、現地で動画発信に挑戦【住んでみた北欧#6】

            今回の滞在の目的を確認 出発まであと4日。いよいよカウントダウンに入った。今日は日帰りで東京に行き長男ファミリーと、明日は隣県に住む姉と会う。次男とは先週会った。2ヶ月半とはいえ、海外は国内より「何かある」リスクは高い。お互いに「あのとき会っておけば」にならないようにしたいので、どんなに忙しくても出発前に親族と会っておくことは大事なことだと思っている。 さて、北欧に行く目的をおさらいすると、「サーキュラーエコノミー」である。フィンランドを中心に、北欧の循環型経済への移行の

            マズい。出発前に健康不安【住んでみた北欧 #5】

            *画像は親しい友人と自宅でタコパ。このあと大変なことになる・・・ 胃の激痛で2日間寝込む 出発まであと1週間というところにきて、一昨日から胃の調子が最悪になった。先週から東京と福島で家族や親友たちと送別会的な食事会(飲み会)が続いていて、ついつい飲み過ぎ食べ過ぎになっていた。月曜のタコパの宴の翌日から、腹痛と眠気でベッドを離れられず。ほぼまるまる二日間、寝続ける。しかし予定はこなさなければなので、決死の思いで原稿なおしと、ズームミーティングをこなす。 実はこれは定期的に

            自分の人生の「ピーク」はいつなのか。

            人生4分割におけるピークの考え方 「人生4分割」のポストが意外に多くの反響をいただいている。生まれてから80歳まで、20年ごとにフェーズを分けるという単純な考え方だが、いま自分は長い人生のどこにいるのか、現在地を改めて確認できるところが良かったのかもしれない。私は第4フェーズ、最後の20年の始まりにいるので、これまでとは違う環境で生活してみようと今回の北欧ロングステイを思いついた。 さて、ここで考えたいのは、自分の人生のピークはいつなのかということだ。「ピーク」つまり頂上

            旅の準備をしてたら断捨離に行き着いた。【住んでみた北欧#4】

            必要なものを100リットル内に収める 今回は私にとって初めての長期滞在だが、1週間程度の旅行の準備とは違って、2ヶ月以上住むとなると思った以上に持って行く荷物に頭を使う。前回のポストで書いた通り、60LのRIMOWAと33Lのリュックが持って行く鞄のすべて。合わせて100L以内にすべての荷物を収めなくてはならない。 一番カサになるのはやはり服関係だ。2月の視察旅行ではカラフルなフードつきマフラーを持って行ったが結局使ったのは一度きりで、その割にカサばって無用の長物化し、キ