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2024欧州、サーキュラーエコノミーの旅。

今日から8月2日までの約2週間、サーキュラーエコノミーをテーマにベルギー、オランダに滞在する。

ユトレヒトのサマースクールで1週間、そのあと大学院の研究の予備調査でオランダ北部のフローニンゲンに5日間、その間本業の記事執筆のための取材も入れている。ユトレヒトの前には週末なので3日間、未知の国だったベルギー観光もちゃっかり入れた。

楽しそう!と思うかもしれないが、仕事のアポどりが難しく難航していた。しかしたくさんの方のお世話になり、なんとか目標の取材数はクリアしそうだ。うち一つは万博がらみのビッグなものもある。感謝だ。

いずれにせよ去年のフィンランド滞在前のウキウキ感とはえらい違いである。

気が重いのはもう一つ理由がある。いまの東京ライフが快適すぎることだ。3月に越してからちょうど4か月になるが、健康的な朝活ルーティンや、江戸の街歩き、デパ地下の新鮮な魚、毎朝の糠漬け、友を招いての飲み会などなど毎日楽しくて充分満足。日本最高。仕事や研究のためとはいえど、食生活が全く異なり、しかも円安で物価がバカ高い国である。さらに、この予定だと7月30日の誕生日は知らない街フローニンゲンで1人過ごすことになる。

しかし、ふと気づいた。
こういう気の重さはまさに老化現象そのものではないか。非日常を億劫と感じ、新しいことが不安になる。気力体力が衰えると人は誰でもそうなるわけで、私もこの一年で急に老けこんだのかもしれない。

いかんいかん。これは赤信号だ。

少々大変でも果敢に挑戦するのが以前の私だった。非日常な刺激として、時にはクレイジーなぐらいの冒険をしてみるぐらいがいい。これが人間関係や仕事でクレイジーを発揮したらアカンけど、所詮は期限のある旅、終わればまたどうせ日常に戻るのだ。

少なくとも自分で歩けるうちは、そしてチャンスがあるうちは。そしてその期間はきっと自分が思っているより短い。動けるうちに動くのだ。

そんなことを考えながら、懐かしのヘルシンキ空港でたたいまトランジット中。1時間ちょっとだけど、ご縁があるヘルシンキ空港は懐かしい。CAさんから「キートス(ありがとう)」も久々に聞いた。第二のホーム感がある。

フィンランドといえばRkioski。ほぼ独占のようで、黄色い看板をそこかしこに見かける。
ゲート近くでコーヒーを頼んだら、カップがなんとコンポスタブル。つまり堆肥化できる。これは前はあまり見かけず。さすがサーキュラーエコノミーの国フィンランドだ。


あと少しで未知の国、ベルギー首都ブリュッセルの土を踏む。ベルギーではとりあえず歩き回って場所の雰囲気を楽しもうと思う。

ヨーロッパのハブ空港ヘルシンキは乗り継ぎ便多しで、ほぼほぼフィンエアー。


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