「いだてん」の大河ドラマ館に行って気付いた歴史の面白さ
教員生活で多忙な中、どうしても行きたかった大河ドラマ館。
夏休みを利用してやっと行くことが出来ました(^_^)
入館料は本来、大人なら600円ですが、夏休み期間中ということで割引になり、
480円で入ることが出来ました!
いろんな見所は有りましたが、全体として「ドラマをどう作っているのか」が良く分かるコンテンツが多かったです。
金栗四三を演じている中村勘九郎さんの走り方を指導している大学の先生の解説動画が面白くて、
金栗四三の走り方を、当時の動画や写真を参考に忠実に再現するべく研究し、腕の振り方、足の歩幅や息づかい等まで気を使って指導されていました。
それだけでなく、フルマラソンの10km地点ならこんな走り、30kmなら体力的にきついところなのでこういう走り、と一律ではなく場面まで分けて再現されていたそうです。
そして、演じる中村勘九郎さんの飲み込みが早く、トントン拍子で撮影が進んでいたとのこと。
これまで大河ドラマは、歴史そのものの内容が面白いと思っていましたが、撮影側、脚本、スタッフの動きまで知ることができ、番組の裏の努力を知り、非常に新鮮な展示でした。
これから見る大河ドラマの視点が、より「撮影側」にも広がりそうで楽しみです^_^
館内の写真撮影スポットもこんな感じでたくさんあるので楽しめると思います☆
大河ドラマ館を一通り見て感じたのは、
歴史の史実だけを追い求めることだけが、歴史を学ぶことではない、ということです。
「大河ドラマは脚色されていて、史実ではないものまで入ってくるので好きじゃない」
こういう人も中にはいると思います。
でも、私はこんな風に思います。
「脚色の中に、いろんな人の「こうであってほしい」という強い願いや希望が託されている。だからこそ面白い。」
もちろん、過去を美化することによる弊害もあります。先の第二次世界大戦でも、歴史の美化によって誤った方向へ行ってしまった、ということもあり、そこは十分気をつけなければなりません。
しかし、ドラマである以上多くの人の心が感動するような歴史を描いているのが大河ドラマだとすると、そこには多くの人の求める何らかの「願い」があり、それを知ることはとても大切なのではないかなと思います。
私が好きな大河ドラマは、ダントツで[龍馬伝]なのですが、
あのドラマも、龍馬のような「日本のために生きるリーダー」を当時の人々が求めたからこそ、視聴率が高かったのではないでしょうか。
今回、大河ドラマのおかげで金栗四三という人物を詳しく知ることができ、熊本から出た偉人に対する誇りがまた一つ深まりました。
歴史とは何か、それを考えさせられた時間でした。
最後に、、
この掲示は個人的にすごく好きでした(笑)
教育のこと、授業をしている倫理や政治経済のこと、熊本の良いところ…。 記事の幅が多岐に渡りますが、それはシンプルに「多くの人の人生を豊かにしたい!」という想いから!。参考となる記事になるようコツコツ書いていきます(^^)/