妊娠するための条件
こんにちは(^ ^)クマです!
不妊症を理解するためにはまず、どうやって妊娠が成立しているか理解することが大切です。
そこで今日は妊娠ってどうやって起こっているの?というところをまとめていこうと思います。
これから治療をされる方にはもちろん読んでいただきたいですし、治療をすでに始めている方でも、もしかしたら理解していなかったことかもしれないので是非理解を深めるためにも読んでいただきたいです。
◎妊娠が成立するための条件
妊娠は簡単なことではありません。実は妊娠に至るまでは10あまりのステップがあり、それら全てが正常に働いて初めて妊娠が成立します。
女性の体では月経周期に合わせてホルモンが分泌され、そのホルモンの調整で卵胞の発育→排卵→受精→着床という現象が起こっています。
見事、着床しても早期に胚(受精卵)が死滅してしまったり、排出されてしまったりすることも少なくありません。
◎卵胞発育から受精までの間で女性に起こる現象
月経が始まる頃はホルモンがリセットされて最も低い値になっています。その頃、卵胞は5mm程度の小さな状態です。
卵胞は下垂体と呼ばれる脳の下にぶら下がった小さな臓器から分泌される卵胞刺激ホルモン(FSH)というホルモンの作用で大きくなります。
月経5日目頃から卵胞ホルモン(エストロゲン)の分泌が増えて卵胞が発育してきます。エストロゲンの分泌は徐々に増えていきますが、そうすると今度は卵胞刺激ホルモンが役目を終えて低下してきます。
月経10日目頃からはエストロゲンがどんどん増え、それに伴い卵胞もさらに大きく発育します。
月経13日目頃にはエストロゲンの値がピークとなり250〜500pg/mlに達します。エストロゲンがピークに達すると今度は下垂体から黄体形成ホルモン(LH)が分泌され排卵を引き起こします。
排卵された卵は卵管の口に吸い込まれて卵管膨大部まで運ばれ、そこで精子と受精します。
黄体形成ホルモンは排卵後に残った卵胞の袋を刺激し、黄体細胞というものに変化させます。この黄体細胞からは大量の黄体ホルモン(プロゲステロン)が分泌され、子宮内膜を着床しやすい様に分厚く変化させてくれます。
受精後の卵は胚と呼ばれ、細胞分裂を繰り返しながら卵管の中を子宮方向へ移動します。大体1週間くらいかかりやっと着床します。着床して始めて妊娠が成立します。
◎妊娠する上で精子も大切な要素
妊娠するためには膣内に数千万から数億個の運動性が良好な正常な形の精子が射精される必要があります。
射精されたばかりの精子は実は受精能がありません。子宮内へ泳いで行く途中で受精能を獲得します。ですので子宮内を泳ぐことは精子にとって大切なことと言えます。
妊娠成立には射精から着床までのどこの過程においても、欠くことのできない大事な行程です。この過程のどこかが障害されると妊娠は難しくなります。
どこに異常があるのか発見して治療をしてもなかなか妊娠に至らないことも多いです。
なかなか妊娠に至らなければまずは検査をしてみましょう!
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