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卵巣の年齢を知る!?

こんにちは(^ ^)クマです!

前々回の記事ではなぜ刺激法を行うのかについて記載していきました。


その話の中で抗ミューラー管ホルモンという言葉が出てきました。

不妊治療中の方はもうご存知だと思いますが、今日はそのことについて解説していきます。



◎抗ミューラー管ホルモンって?

抗ミューラー管ホルモンとは、卵巣予備能と言われています。卵巣の加齢による変化を知ることができるものです。

もっと簡単にいうと、これから発育してくる卵胞がどれくらい存在するか、閉経までに残された時間がどれくらいかを知ることができます。



◎抗ミューラー管ホルモンの測定

抗ミューラー管ホルモンは前胞状卵胞と小胞状卵胞の顆粒膜細胞から分泌されるホルモンです。その分泌量は年々減っていき、閉経の5年くらい前にはほとんど測定できなくなります。

ただ、このホルモンの値の減り方には個人差があり、1年ですごく減ってしまう方もいれば、元々AMHが低くても1年での減少幅はすごく少なかったりする方もいます。

また、卵巣嚢腫やチョコレート嚢腫などで卵巣の手術を受けた方や、癌のため化学療法や放射線療法を受けた方ではAMHは低下すると言われています。

年単位で変化するものなので、1年に1度調べてみるといいと思います。

検査は採血で行え、結果は1週間かからないくらいで出ます。




◎抗ミューラー管ホルモンが高い=妊娠しやすいではない

AMHの低さと妊娠率の低さは関係ありません!

例えば、多嚢胞性卵巣症候群の方ではAMHが高い傾向にありますが、そういった方は排卵しにくく不妊になったりします。

AMHが低い方でも自然妊娠している方もいらっしゃいます。

ですので、AMHが低いからといって妊娠率が低いわけではないので落ち込まないでくださいね!

また、採卵できる卵子数とも相関しますが、卵子の質を示すものではなく、体外受精の受精率や妊娠率とは必ずしも一致しません。低値であっても良質な卵子が採れれば妊娠・出産を期待できます。


ただ、AMHが低いということは卵子数が少ないということなので、早めに妊活を始めた方がいい、早めにステップアップを考えた方がいいとは言えます。



AMHの値が全てではありませんが、不妊治療をしていく上では大切な値になります。もし検査したことがないとか、前に検査した時から時間が経っているのではれば検査をすることをおすすめします。



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