子宮頸がんは赤ちゃんにも影響を及ぼす・・・
こんばんは(^ ^)クマです!
昨日、気になる記事を読んだので共有させていただきます。
皆さんもご存知の子宮頸がんですが、母子感染することが明らかとなりました。この研究は、国立がん研究センターなどの研究チームが世界初の例として今月7日に発表しました。
感染経路としては、母親の子宮頸がんが出産時に羊水に混入し、誕生直後の赤ちゃんが初めて泣いた際にこの羊水を吸い込んで肺がんを発症するというもの。
この例は2組あり、いずれも肺がんを発症したのは男児だったそうです。
母子のがん細胞の遺伝子を解析したところ、DNA配列に同じ変異がありました。
また、男児の肺のがん細胞には、本来男性の細胞に存在するはずのY染色体がない女性の細胞であることも判明しました。
さらに、男児と母親のがんの両方から子宮頸がんの原因となる同じヒトパピローマウイルスの遺伝子が検出されたことから、男児のがんは母親の子宮頸がんが移行して発症したと結論付けられたそうです。
1組目の男児は免疫療法薬のニボルマブの投与にてがんが消失したそうです。
ニボルマブはがん細胞に対して免疫細胞の攻撃を強めることでがん細胞を攻撃し減少させる効果がありますが、母親由来の細胞は、子にとって異物と認識され効果を発揮したと考えられています。
ちなみに母親のがんに対してニボルマブは効果を見せなかったそうです。
2組目の男児は手術で肺がんを切除したそうです。
今回の症例が今後の小児がんの治療の発展へ大きく貢献してくれることを期待します。
以前の記事でもお伝えしたように、日本での子宮頸がん検診受診率は42.1%と経済協力開発機構加盟国30カ国中で最低レベルの受診率です。
また、妊婦検診で子宮頸がんが見つかるケースが1年で少なくとも234人もいるとのデータも出ています。
今までは母子感染に関する情報がなく、自分だけの問題と捉えていた方も多いと思います。しかし、今回の研究により母子感染することが明らかとなり、自分だけでなく児に対しても影響が出てくることがわかりました。
もう自分だけの問題ではありません。
子宮頸がんはHPVワクチンにより予防できるがんですし、早期に見つかれば手術で治すことも可能です。
手遅れになる前に、しっかり検査を受けて対応していきましょう。
国では子宮頸がん検診の受診を2年おきに推奨しています!
是非みなさまも2年おきに受けるようにしましょう!!
ティール&ホワイトリボンは子宮頸がんや子宮がん早期発見の啓発シンボルです。子宮頸がん検診がもっと世の中に広めってほしいという気持ちで購入してみました。乳がんのピンクリボンバッチも職場のネームケースにつけています^^
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