僕の幸福論(世界と調和することが大事という話)

幸福とは何か?幸福に生きるにはどうすればよいか?という話。誰かに向けて偉そうに説教するつもりはなくって、普段ボンヤリと考えている僕の思考、大事に思っていることをまとめておく用です。
(ご注意:アドラーの影響を受けてる部分もあるので、ご存知の方は収穫少ないかもです)

僕は幸福には2種類あると思っている。肉体的な幸福と精神的な幸福だ。これら両方が得られているとその人は幸福なんじゃなかろうか?って思ってる。


肉体的な幸福

肉体的な幸福を得るのはわりと簡単というかシンプルな話だ。
健康であればいい。ここでいう健康とは、必ずしも全く病気がなく五体満足であることをいうわけではない。持病があったり何らかのハンディキャップがあっても、本人の努力・工夫や社会のサポートによって、それらと上手く付き合えていれば健康と言える。だからあとは適切な食事や睡眠がとれていれば肉体的な幸福は得られると思う。(たとえば、糖尿病は現在の医学では完全に治すことはできないけれど、食事・運動・薬で上手く付き合っていくことはできる。そういう状態は大きな意味で健康だと思っている)


精神的な幸福

問題は精神的な幸福だ。これを得るのが難しい。衣食住が揃っていて肉体的に幸福な人が多い日本でも、自ら命を断つ人が少なくないのは精神的な幸福が得られていないのが原因だと思っている。さて、では精神的な幸福とは何か?

僕の考える精神的な幸福とは「世界と調和」していることだ。
世界?調和?とクエスチョンマークだらけかと思うので、一つ一つ説明していきたい。


世界と調和する「世界」とは

世界というと少し大袈裟に聞こえるけれど、要するにその人が所属している社会(コミュニティ)だ。人間は全知全能ではないので、広い世界(地球全体や宇宙全体)の全てを知ることはできない。ニュースなどで知れる世界全体なんてのは本当に断片、カケラでしかなくて。結局、その人の見えている世界っていうのは、その人の所属する社会がせいぜいだろうと思う。

ただ、社会といっても一つではないということに注意してほしい。帰宅部の中学生だって、学校(クラス)と家族という2つの社会には少なくとも所属している。リア充な高校生なら、学校でもクラス、部活、委員会に所属している上に、学校外でも家族、アルバイト、予備校、地域の集まり、趣味の集まり、小中学校時代の幼なじみの集まり、ネット上の集まりなんかもあるかもしれない。恋人がいれば恋人同士という社会もあるだろう。社会人になっても同じで、会社の中にもいろんな集まりがあったり、会社の外でも色んな集まりがあって、それら一つ一つが社会だ。そしてそれらの複数の社会が、その人にとっての世界なのだ。


世界と調和する「調和」とは

では世界と調和する、の調和とは?すごく簡単に言ってしまえば、上手く付き合っていくということなんだけど、ではどうしたら上手く付き合えるんだろうか?

上手く付き合っていると思えるにはその社会への「貢献感」を持つことが必要だと考えている。その社会の役に立っている、何かしら良い影響を与えられている、と思えることが大事なんだ。分かりやすい例でいえば、会社で仕事をする、学校で友達に頼られて何かをやる、家族のために家事をする・手伝う、とかそんなこと。そうすると人間は貢献感を通して「そこにいてもいい、そこにいるみんな仲間だ」と思えるようになって、それはすなわち精神的な幸福なんだと思っている。

ちなみに、この貢献というのはその社会において必ずしも立派な仕事をしている必要はない。たとえば家族という社会に所属する「赤ちゃん」や「ペット」でさえも貢献感をもつことはできる。両親がニコニコして愛してることを伝えれば、赤ちゃんは自分がそこにいるだけで社会に良い影響を与えていることを実感できて、幸福でいられる。他人に生きがいを与えられたら、それだけで十分に貢献だ。

自分が貢献感を持つと同時に、他人に貢献感を持たせることも大事だ。さっきの赤ちゃんの例だと顕著だけど、人間はフィードバック(リアクション)がないと貢献感を得にくい。社会のために何かしても、社会から「ありがとう」も「助かった」もなければ自分が何のためにやっているのか、本当に意味があるのか分からなくなってしまう。だから、他人の貢献に気づいたら、積極的にその貢献に対してリアクションするのことが大事だ。そうすることで良い循環が生まれて、その社会に参加する人々が貢献しあって、みんな幸福になれると思っている。(なんなら他人の貢献に積極的にリアクションする、これ自体をあなたの社会貢献と言ってもいいと思う。)

ちなみに調和を辞書で引くと

全体がほどよくつりあって、矛盾や衝突などがなく、まとまっていること。また、そのつりあい。

と出てくる。個人的には、自分と他人(社会)が貢献しあってバランスよく支えあえているのが最も幸福な状態だと思っている。

まとめると、精神的な幸福のためには世界との調和が必要。世界と調和するとは、自分が社会に貢献したり、他人(社会)の貢献に対してリアクションできていて、貢献しあってバランスのとれた状態だと思っている。


貢献感を持つために

もしこれを読んでいるあなたが今現在不幸だと感じているなら、あなたが所属する社会において貢献感が十分得られていないのかもしれない。その貢献感が得られないっていうのが、本当に貢献できてないのか、それとも周りの人がリアクションしてくれないのかは分からないけれど…。

周りの人があまりリアクションしてくれないような環境で、どうしたら貢献感を得られるか?これは本当に難しい問題だと思う。
もちろん誰が見ても自分にしかできないスーパーな仕事をするのが一番分かりやすいけれど、世の中そんなスーパーマンは滅多にいなくて。みんな、自分以外の誰かでもできる仕事をしている。でも、誰でもできる仕事でも、今そこでその仕事をしているのは、他でもないあなたなんだということが肝心だ。少し図々しいくらいでいい。他の人、例えばあなたの上司や先輩でもできる仕事でも、実際にそこでその仕事をしているのはあなたであって、そのおかげで上司や先輩やスーパーマンは他の仕事ができるのだ。そのくらいの意識で役に立っている・貢献していると考えるのも一つの手かなと思う。(ちなみに僕はいつも図々しくそう思って生きている(笑))

話が少し逸れるけど、スティーブ・ジョブズがいなくなったって新作iPhoneは出続けて売れ続けているし、アインシュタインがいなくたって科学は発達し続ける。某芸能人が不祥事で芸能界から消えたって、冠番組は代役をたてて続いたりする。一見するとスーパーマンだって本当に代わりのいない人なんかいなくて、みんな所詮ただの人だ。だから、自分の社会に貢献しているつもりなら、ただの人だって十分に誇っていいと思う。


おしまい

ちょっとうまくまとめきれたとは言えないけど、僕の幸福論はこんなところです。最後まで読んで頂きありがとうございました。ご参考になれば幸いです。

ちなみにnoteというコミュニティにおいて、僕は1スキというリアクションをもらって貢献感を得ています。これを読んだあなたはスキを押すことで貢献感を得てウィンウィンです。ぜひ一緒に貢献感を得て幸福になりましょう、なんてね(笑)

それでは、また別の記事で。

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