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空想/戯作 川柳10句

空想 5句 かがり火を焚くサラリーマンら 加古川の伯父に鏡をもらう 殺してくれとカーテンに言う 夕暮れに笑うコンテナ追いかけた まぐろ抱えたサラリーマンら 戯作 5句 男根のメタファーとしての東大 トーストにドレッシングで半世紀 乗って残そう銀河鉄道 こんにちはゆっくり禅智内供です 男根のメタファーとしての灯台

    • 孤独

      最近孤独という語に接することが多い。自分が孤独という語から何を連想するのか少し書いてみる。 観光バスに乗っている。修学旅行でも、バスツアーでも、高速バスでもいい。夜のはじまり、かすかに残っていた空の橙の領域が細い細い線となり、やがて消える、その時間帯に。僕は窓側に座っていて、外を見ている。といっても、半分はそれに反射した自分を見ているようなものだ。他の乗客は疲れて寝ている。或いは、くたびれた顔でスマートフォンをいじっている。バスの内装は、とくに頭上の荷物棚は、揺れるたびに心

      • ここ4日の自分の睡眠時間。12時間、9時間、17時間30分、14時間30分。

        ここ4日の自分の睡眠時間。12時間、9時間、17時間30分、14時間30分。 自分では、自分の記憶力はいいほうでないと思っている。学校にかかわる記憶は特にそうで、齢18の少年にとっては学校がこれまでの人生の大半を占めているのでそれはほとんどすべての記憶がと言い直してもいいのだけど、だからこそ過去を語る必要がありそれをおぼろげな記憶から繋ぎなおして語るとき、自分は過去を「騙」り、作り直していると感じる。 違国日記を読み直している。一読目、自分に深く刺さり、感動し座右の書とし

        • 2月29日

          なんでも開けっぴろげにすることが誠実だというわけではないんですよね。 つまり性癖は開示するよりも奥底に秘めて時折チラッと見せるのが魅力的なわけです。九十九弐級さんの作品が好きです。 冗談はほどほどにします。 本棚をさらけ出すと気持ちがいい。露出狂も多分こんな気持ちなんだろうな。じっさい春のうららかな日に裸で外に出るのは気持ちがいいだろうと思う。し、都市を歩けばその状況に興奮するのはあるだろうなと。 ずーーーっとどうすればいいんだろってツイートしているけど、どうすればいいの

        空想/戯作 川柳10句

          書き殴り(2月8日)

          死にたいと言うことに、書くことに、正しい根拠や理由は要らないから良いなと思う。 今、いつもの希死念慮が来ている。毎度の事ではあるがその中にいる時は終わりがないように思える。思っている。 (ここからはいつもの悩みが続きます)自分のしたいことはなんだろう。成したいことは、目的は。月毎に色んな事が出来なくなっていく。今の自分はその辺の石と同じだということに気づかなくてはならない。 非現実的なことを信じてしまいがちなのですよ僕は。だから今に誰かが助けに来てくれると思っている。環境さえ

          書き殴り(2月8日)

          北の農家は農薬で死ぬ【短歌・川柳】

          水底に欝の都もありましょう 珈琲と硝子戸越しの桜島 また一人あなきずむ人野垂れ死ぬ 国家の唸り***ごうんごうん*** 反復とずれを伴い落ちていくこの運動を歴史と呼ぼう あの頃の抵抗の場所BOOK・OFF 自己批判するべき僕のたまごやき イヤホンが臨時ニュースを語りだす 北の農家は農薬で死ぬ 傾国の抱き枕なるものがある十字街そばKふとん店

          北の農家は農薬で死ぬ【短歌・川柳】

          書きちらし寿司

          努力の仕方がわからぬ。努力しないでも昔は有り余るセンスでどうにかなっていたので。ですから勉強習慣も、ほか何らの習慣もありません。 プライドは高いです。しかし、その中身はもうありません。 地頭はいいのだから、と言われます。知っています。しかし地頭の事を問題にしているのではなく、努力や根気強さについての話をしているのです。 仮に、これらが器質的なものであるならば、ではどうにもならないと絶望し、ただの怠惰であるのならば、では努力しなければならないと絶望します。 自分は何がし

          書きちらし寿司

          日記(セカンドシーズン)

           近所のコメダ珈琲店に行くと決まって心細くなったり不安になったりする。何故だろうと自分なりに考えてみて、内装が原因かなと思い当たった。プライバシーを重視するために仕切りが高くかつ多く使われていて見通しが悪い。そしてほかの客が見えない。また、照明は明るいものの、明るめの木の内装と合わさり、どこかから元気のような印象を受けること、当たりなんだろうと思う。  その点、少し遠いが行きつけのカフェはとてもいい。内装・照明は暗めで落ち着いているが、手元はスポットライトで作業がしやすい。コ

          日記(セカンドシーズン)

          ひきこもりダメ人間の日記

          最近は殊に1日ごとの思考の連続性がないもんだから。寝起きはいつも戸惑う。果たして今日はどんな思考の枠組みでやっていくのだ・・・と。今日はどちらかといえば当たりらしい。ベッドから抜け出して机まで行けた。 最近といえば、スマホやPCに異常に夢中になることが多い。異常に。夢中になることは、或いは現代人なら誰しもがネットに依存はしているように、あるだろうけれども、度を越えて異常に。原因はある程度分かっていて、こなすタスクがたくさんあり、それを終わらせるためスマホやPCを開く。そうす

          ひきこもりダメ人間の日記

          房総半島民にとって今回のダイヤ改正が死活問題なワケ

          はじめに 来年の3月に行われる京葉線のダイヤ改正の内容が炎上している。京葉線の快速の多くが減便、そして通勤快速が廃止されるなど大きな変化を伴うダイヤ改正で、その内容に千葉県知事や千葉市長ほか沿線自治体の首長も反応し、ニュースや新聞で取り上げられるなど大きな波紋を呼んでいる。  が、どうも一連の反応を見ると、実際に利用している人から見ればズレていると言わざるを得ない内容が多くある。そこで、実際に京葉線・内房線・外房線を利用している人間からの視点で少し書いてみようと思う。  な

          房総半島民にとって今回のダイヤ改正が死活問題なワケ

          この頃の日記

          頭が働いていない。主観的にでなく客観的にそうだと思う。簡単な計算を間違える、文の助詞を読み飛ばしあり得ない読み違いをする。 狂ってしまったのだろうか。そうだったらいいのに。すべてに鈍感になり、しかし当人にとっては幸せの中にいるようなそういう状態に。 すべてのツイートが自分を嘲笑っているように見えてくる。妄想的な、統合失調症的なあれではなく、ただ感じとして。自分のことを好意的にみている人間なんていないだろうと思う。助けてほしいが何を助けてほしいのかわからない。 環境に甘っ

          この頃の日記

          10/12 鬱ぐるぐる思考日記

          受験は諦めた。いや、1%くらいは可能性はあるかもしれないが、とにかく今年の受験はほぼ諦めた。だって、ゼロから、ほんとうにゼロから3か月で、しかも精神疾患を抱えつつ受験勉強をして、大学に受かるはずがないから。でも、諦めたからといってなにも変わらなかった。心に余裕はできず、かえって自分を追い詰めていく。過眠とその合間のわずかな時間にはインターネット、1日1食、その生活はとくになにも変わっていない。どうすればいい?となんども問うた。答えは返ってこない。なにか動かなくてはなにも変わら

          10/12 鬱ぐるぐる思考日記

          短歌を作る人ってエリートが多くないですか

          去年の秋ごろに当時付き合っていた彼女の影響で短歌を読み始めた。しかし、3ヶ月くらいすると飽きてしまって自然にやめてしまった。その彼女とは主に僕のせいでひどい別れ方をしてしまったので、あの頃の短歌も彼女との結びつきのひとつであったから、ほとんど消してしまっていてあまり残っていないけれど。 先月、つまり今年の9月からまた短歌を読み始めた。きっかけは何だっただろうか、たしかなにか創作がしたくなって、小説を書こうとしたものほとんどかけずに敗退。以前やっていたし、短い短歌ならと始めた

          短歌を作る人ってエリートが多くないですか

          丸善や東京駅など東京の人の多さになぐさめられる【短歌まとめ②】

          9/28 はたらきのよろこびのないよのなかでそのよろこびをそれでもさがす 元カノはやけいこっかとつぶやいてその翌日に僕と別れた よのなかにはたらくことのよろこびを取り戻すためはたらかないの 我々は賃労働者となるために生まれてきたというわけではない 10/4 起きたときに雨はタタタタ降っていたさあさわやかな朝にしよう そんなにも色褪せなくてよいのだけど健気に走る郵便のバン 丸善や東京駅など東京の人の多さになぐさめられる 10/6 霙の中さといあなたは凛と立つ

          丸善や東京駅など東京の人の多さになぐさめられる【短歌まとめ②】

          地方格差を拡大させている私たちが考えるべきこと

          このnoteは①上記ツイートや、②地理・鉄道好きであり、各地を旅行したり、情報を得たりしてまぁ普通の人間よりは地方格差について興味関心と知識があること、③自分が関東周縁の田舎(※)で育ち、住んでいること等々を踏まえ、また影響を受けて書かれたものです。 地方では通学、通勤、買い物、行楽、文化的資源へのアクセスのすべてにおいて都市部と比べ移動にかかるコストが高く、この点において、地方と都市部において明らかに格差がある。 このことは大学進学率と地元残留率の両方ともに地方と都市部

          地方格差を拡大させている私たちが考えるべきこと

          ささやかに救いもとめるこの歌をわたくしからの消息とする【歌まとめ】

          9/1 踊れ踊れ!意味はないけど踊るんだ ステップを踏み踊り続けろ 街外れの木造共同住宅に今もなお住む老爺一人在り 9/4 日本が勝てばめでたくあるべきであるべきだからめでたく思う 触りたいSEXしたい恋したい安心したい助けてほしい 9/8 青白い車内にはまた青白い人々が乗る夕方のバス 童貞にゃ性愛のうたは詠めんのです想像したって虚しいのです 少年が扱いきれぬ性欲に身を滅ぼされる様を見てたい ささやかに救いもとめるこの歌をわたくしからの消息とする もふも

          ささやかに救いもとめるこの歌をわたくしからの消息とする【歌まとめ】