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屋久島にきて、私が天然納豆をつくる理由


私の屋久島ではまっていること
それは「週一、天然納豆作り」です。

これまで、稲わら・ビワの葉・アシタバ・ツワブキ・リンゴツバキ・サキシマフヨウ・ボチョウジ・月桃・長命草・ミカン(失敗した)の葉で納豆を作ってきました。

屋久島での繋がりも少しづつ増え、「ブログを読んでるよ」なんて言ってもえるようにもなって。
「納豆作ってるんだ、おもしろいね〜。今度納豆飲みしようよ〜」
「はるかちゃんのブログに触発されて、納豆作り再開したよ〜」

なんて言葉もいただくようになり、もう感無量なわけですが。

今日は、なぜ私が手作りの天然納豆を作っているのか、そしてなぜそれを記事にしようと思ったのか、ここに綴らせていただきます。

〈目次〉
・私が天然納豆を作る理由
・ぶちあたる課題と今後の目標
・この記事を書く理由

〈私が天然納豆を作る理由〉

①つくって楽しい!
②なにより美味しい!
③ゴミなし!環境に優しい
③先人と繋がれる
④自然と繋がれる

①つくって楽しい!

これに尽きるよ!!!楽しいから続けられる!

納豆は、正直発酵食品の中でもむっっっちゃ簡単で素人でも作れます。
だから、つくることへのハードル低いし、成功したら自信になるし。
そういった小さな成功体験を積むことができるので、本当にやっていて楽しいです。

また納豆に使う植物によって全然違う納豆ができるため、「今週はどんな植物で納豆作ろうかな?」なんて考える楽しみもありますし
家の中では、「みかん使ったらどうだろう?」「花から納豆って作れないのかな?」といった会話も新たに生まれてコミュニケーションもアイデアもどんどん膨らんでいきます。


②なにより美味しい!

そしてなんとて美味しいのよ!!
市販の納豆と比べると全然違います。
好みの問題もありますが、市販の人工培養された納豆菌を添付した納豆では作り出せない、複雑で深い旨味を感じられます。大豆本来の甘みと旨みも感じつつ、納豆の粘りと香りもしっかりです。(そして栄養価も高そう。知らんけど)
また、植物によって納豆の味も全然違うため、選択の幅もアレンジの幅、そして料理の広がります。
また、毎回違う味に出会えるため、食事を共にした人とのコミュニケーションのきっかけにもなります!
納豆コミュニケーションyeah✌️


②ゴミなし!環境に優しい

普通に神戸で大学生活を送っていた時代から、毎朝は納豆ご飯で始まりました。


毎日それが幸せの瞬間ではあったんですが、唯一嫌な瞬間が...。

あの納豆のパックを捨てる時。


ネバネバのパックとプラスチック紙と、タレとカラシの袋。
一度に捨てる量は少なくても、それが毎日となればゴミ袋は納豆ゴミでパンパンになっていました。

納豆だけは欠かせないから、そのゴミには目を伏せていただけど、できることならゴミは出したくなかった...そんな悔しい思いもあって。

今の生活で、天然納豆を作り始めてからは、容器は洗い、納豆菌が住んでいた草木は堆肥に再利用できるため、ゴミはでません。

なんの負い目も感じず、気持ちがよく納豆が食べられています!!


③先人と繋がれる

納豆の起源というと諸説ありますが、縄文時代にまで遡ると言われています。


納豆菌が好んで住みつく稲藁・煮た大豆・適度な温度と湿度さえ整えば、簡単にできてしまう納豆。

稲作が始まったとされる縄文時代で、竪穴住居の床に敷き詰められていた稲藁と、人々がよく食べていた煮豆が、偶然出会って納豆ができ、それを偶然発見した好奇心旺盛な縄文人が、勇気を出して食べてみたらなんとびっくり美味しかった!なんていうストーリーは容易に想像できるのではないでしょうか?

そんな数千年前の人々が愛したこの味を、現代に生きる私たちも同じようにおいしいおいしいと言って食べている。なんだか不思議。生活環境だって、身体だって、価値観だって、全然違っていそうなのに、それでも何かはつながっている。

それを感じられるのが、この「納豆」という伝統食であり、私は「納豆」を手作りしたからこそ、より鮮明に感じられるようになりました。


あと、私はまだ実感できてはいないが、納豆の起源は東南アジアにあると言われていて。もっと深め、「納豆」を通じて東南アジアの人々も繋がりたいと妄想しています。

(こちらの本、かの有名な発酵デザイナー小倉ヒラクさんに教えてもらったんですが、もうめっちゃ面白くて興奮とどまらなかったです!!!!!)


④自然と繋がれる

納豆を作り始めて一番感動したのは、散歩をしたときに目に入る草花がキラキラ輝き始めたこと。前までただの草はらだったのに。今では草花みんなが未知の納豆菌の住みかに思えてきて、もうワクワクしちゃって。すごい色眼鏡かけているけれども、自然への愛着も大きくなりました。

また納豆作りは簡単ではあるけど、不安定でもあるんです。
いつもと同じ植物で、同じ工程で作ったとしても、出来の揺れはつきもので。天候か?私の体調が伝わったのか?失敗の原因がわからない。
原因と課題が明確であることが普通で、予定調和に慣れてしまっている現代人(私)にはその不明瞭さが最初は気持ち悪くもありました。
しかし、失敗や成功、試行錯誤を繰り返すうちになんとなくわかってきた
その不確実性や不安定さこそが、自然法則なんだと。

しかしそんな中でも、自然や菌の調子を捉え、毎回同じ出来にしあげられるのが職人さんなんだよな...本当にリスペクトです。



〈課題と今後の目標〉

今私がぶち当たっている課題...
それは、天然納豆は子供ウケ悪いこと!!!!!!!

致命的ですよ!!!!!!


子供は嘘をつかないとはよくいったものですが、
居候先の男の子(5歳)には、てんで不評なわけです。

蒸し大豆から納豆作れば、「硬い」
茹で大豆から作れば「苦い」
あ、これは納豆タレのせいだと思い、タレを作っても効果なし。

悔しい。悔しい。天然が人工に負けていいのか?

いやでも待てよ。市販納豆を販売している方々は、汗水たらし、数十年の実験と試行錯誤を重ねて今、家庭に受け入れられている納豆を作り上げてきたんだよ...。

そうよ!納豆作って数ヶ月の素人が何甘えたことを言っているのよ!!!

てことで、これからも子供にウケる納豆を目指し!試行錯誤していきます!!!!!!しゃああ!



〈この記事を書いた理由〉

私の納豆作りのきっかけは、大好きな納豆を作ってみたいというただの好奇心と食欲から始まりました。

でも納豆を作っていく中で、結果的に自分が今まで感じてきた、この社会への違和感や、世界の美しさ、自分自身の課題を感じることができたんです。
だから、本当に納豆作りには感謝しているし、みんなにもこの感動を共有したかったんです。

だから、この記事を書いた理由とは、何かを伝えたいとかではなく、私が納豆を作る姿をみた誰かが

納豆を好きになってくれたり
納豆のまだみぬ美味しさに出会えたり
納豆作りをやってみたり
工業システムに疑問をもったり
この世界の神秘に感動したり
自然や先人への感謝の気持ちが生まれたり

何かしら感じてもらえたらそれだけで嬉しいなあ。
そんな感じです。笑


うん、こんな感じ!

ではではまた!



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