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"Face of KTY"インタビュー #04_呉京樹さん【前編】

大好評中の本連載、"Face of KTY”インタビュー
まさにKTY FACE GYMの"顔”を体現するお客様をご紹介する連載企画です。

さて気になる第4回ゲストには、株式会社クリエイターズマッチ 代表取締役の呉京樹さんにご登場いただきます!

この前編ではお仕事のことを中心に、そして後編ではとっておきのプライベートのお話に迫ります!

■呉京樹氏 プロフィール
株式会社クリエイターズマッチ 代表取締役
デジタルハリウッドを卒業後、ゲーム会社・映像制作会社にてデザイナーとして活躍。 その後、営業としてソフトバンク・ヒューマンキャピタル株式会社入社。営業マネージャーを経て、2006年独立。Web制作会社の創業を経て、オンライン広告の拡大を予測し、バナー・LPの制作に特化した株式会社クリエイターズマッチを2007年に設立、同社代表取締役就任。

・ファーストキャリアは13歳!27もの仕事を経験

ー呉さん、今日はバイクでお越しくださったんですよね!バイクが、最近再びハマっているご趣味ということで、とても気になりますが、まずはお仕事のことを中心に教えてください。
呉さんは起業されるまでに27職種もの仕事を経験されてきたそうですね。

一番はじめに経験したのは、13歳の頃に始めたリサイクルショップでのアルバイトです。番頭さんが作業する様子を見ながら、家具や電化製品などいろんなものの修理を学びましたね。他にも、年末年始の繁忙期にお餅屋さんで働いたことをきっかけに、精肉店が経営しているレストランでも働きました。
このまま料理の道へ進もうとした矢先、1995年の阪神淡路大震災が起こりました。実家は倒壊し、アルバイト先も全焼。当時通っていた専門学校にも行けなくなってしまいました。生活のためにまずは働こうと、解体業社での勤務を経て建設会社で正社員として働くようになったんです。

ー建設から、どういった経緯でCGの道へ進まれたのですか?

建設会社入社後は、被災した町の施工管理に携わりました。自分の家も仮設だったため「早く復興させなくては」と寝る間も惜しんで働きましたね。建物がどんどん建っていくことに大きなやりがいを感じていました

4年ほど働いた後、自分自身が本当にしたいことは何なのかを考えるようになりました。なかでも、興味を持ったのは3DCAD。施工図が手書きから3DCADに移り変わるタイミングでした。また、当時「スター・ウォーズエピソードI」などのCG大作が映画界を席巻し始めた頃で、最先端技術を身につけたいと思い、デジタルハリウッドに入学してCGを勉強しました

卒業後、どうしても働きたかったゲーム会社に「月給5万円でもいい」と入社させてもらい、とにかく仕事を覚えようと必死に働きました。人気タイトルのグラフィックを担当し、エンドロールに名前が載ったときは嬉しかったですね。

・クリエイターの賃金格差をなくすため、起業を決意

ーその後、東京支社の立ち上げを任されたのですね。

はい、クリエイターから経営サイドに回って気づいたのが、国や地域ごとの賃金格差です。
海外のクリエイターの平均年収は約1000万円なのに対し、日本の平均は約300万円。このままでは日本で優秀なクリエイターはいなくなり、クリエイティブ業界の破綻にもつながると危機感を覚えました

そのために自分ができるのは、営業スキルを高めることだと考え、ソフトバンクヒューマン・キャピタルに入社。とにかく行動して、半年間で社内のMVPを獲得、2年で3000社を周りネットワークを構築しました。

そして29歳の時、以前から持っていた自分で事業をやりたいという思いが強くなり、営業力にも自信がついたことで満を持して起業しました。Web制作の事業だったのですが、業界が抱える様々な課題に直面して、一筋縄ではいかないことがわかりました。膨大な量の製作案件を、安く下請けしてはクリエイターが疲弊してしまいます。納期や対価の問題、ディレクションやクオリティの問題など…なかなか理想に届かなかったのです。

こうした業界全体が抱える課題を解決する新たなソリューションが必要と考え、デジタルハリウッドとの合弁で、株式会社クリエイターズマッチを設立しました。
企業の案件と日本全国のクリエイターを結ぶ事業ですが、クリエイターを守りたいという思いが根底にあります。「クリエイターが輝ける社会を創造する」をミッションに掲げ、クリエイターの価値や地位の向上を目指しています。
それは、クリエイターが輝ける社会は、良いクリエイティブが増える社会だからです。
私自身クリエイターの経験があるからこそ、ここは揺るぎません。

今年で創業17年目を迎え、これまでにクリエイターが輝くためのソリューション構築や、教育体制まで展開を広げ、手応えを感じています。

・目標があるからこそ、人は走り続けられる

ー本当にさまざまな仕事を経たからこそ、今の呉さんがあるのですね。転職や起業にあたって、どんなことを大切にしながら意思決定をされてきたのですか?

どの仕事も「絶対トップをとってから辞める」というのが自分の中でのルールです
27職種経験したなかで、実は仕事が嫌だから辞めたことは一度もありません。それぞれの仕事でトップを目指してがむしゃらに頑張って、そこで経験したことや感じたことが次のキャリアの足がかりになっているんです。他人から見れば、かなり無茶苦茶に感じるかもしれませんが、どれも自分の中ではしっかりシナリオがあるんです。今の会社があるのも、この27の仕事を全て経験したからこそだと思っています。

ー並大抵の努力では難しいことを成されてきていますが、その原動力はどこから来ていますか?

仕事でもプライベートでも、常に目標を立てて取り組むようにしています。人って、ゴールがあるからこそ頑張れると思うんですよね。私の場合は周りの友人に公言することで「やらないといけない状況を作る」ことを意識しています。プライベートの話にはなりますが、去年はゴルフで「70台を出します」と友人に公言し猛練習し、無事目標を達成できました。

ープライベートでも、ゴール設定と公言で目標達成されているのですね…!
では、続く後半では、気になるプライベートのご趣味などについてもお伺いしていきます


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