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つらつらと

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#恋愛

名前がない気持ち

名前がない気持ち

まだ名前がないこの気持ちを、私は持て余している。

まだ数回しかあったことがなくて、年上で、遠い存在の人。笑いかけてくれたり、名前を呼んでくれたりするけれど、そこにはきちんと壁が存在してしまっている。

それでも、そのぶっきらぼうに見えてとても優しいところとか、低い声とか、ほんのりただようタバコの匂いとか、そんなところにふと、五感が持っていかれる。

名前がない気持ちは、このまま気づいたら消えてし

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言葉は、誰かの世界の一部

先月末、ずっと好きだった人に会えた。

少し難しそうな本をよく読んでいた人で、その人自身も最近は小説を書いているらしいと聞いていた。読んでいる本と同じように、少し難しい文章を書く人で、計算されたような文章だったけれど、その言葉の裏には強い意志と優しさがあったと思う。私は、彼の書く文章が好きだった。

ある日、そんな彼が「あなたの書く文章が好きです。なんだか、心が温かくなるっていうか。」と言ってくれ

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言えなかった言葉の行方

「この言葉が、あの人に届いて欲しいな」

そんな気持ちで言葉が細々と紡がれる。誰に見せるわけでもなく、ただあの人に届いて欲しい言葉がある。ずっと好きだった人に。

「ほんとはずっと好きでした」

言えなかった言葉は、言えなかったからこそ自分の中に色濃く残ってしまって、なかなか消えてはくれない。言って楽になってしまえばよかったのに。

形を変えた言葉の陰に気持ちを隠す。気付かれないように、でも気づい

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胸が、あたたかくなる

大好きな人がいた。

少し雑に書く字も、たまにしか見せない笑顔も、なぜか同級生にも敬語使うところも。

特に、あの人の書く文章にいつもドキドキした。

私にはない視点で、私とは全く違う切り口で文章が進む。

言葉に向き合う姿勢が、キラキラ見えた。

大好きだった、想いを伝えることはできなかったけれど。

そんなあの人が、こう言ってくれた。

あなたの文章がすごく好きなんだよなぁ。なんかこう、胸が温

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