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【休職奮闘記】「WEAR」デビューと、思い出と、脱・他人軸


じゃーん。


でびゅー


どうも。

突然ですが、いつもコーディネートを参考にしていたアプリに、恥ずかしげもなく自分自身のコーディネートを載せるということを行いました。

情報を受け取る側から、情報を発信する側へ。
このNoteもそうですが。


いつか、自分が消費者から生産者になるために、今できる発信をやってみようって感じです。

古着MIX、図書館コーデ。

ちなみに、初めて合わせてみたコーデ。


いかがでしょう??(笑)





さて。



僕は、昔からファッションセンスが皆無に等しいです。
今は、勉強したので、多少なんとかなるようにはしていますが。




高校生の時。
人生で初めて「人生もうどうでもいい」と思っていた頃、突然めっちゃかわいい彼女ができました。

人生で一番の奇跡と言っても過言ではない。
もちろん、当時の僕はのぼせまくっていました。

満を持しての初デートは、近所の公園。

気合を入れた僕は、黄色のTシャツに、ポケットいっぱいのカーゴパンツという服装。この勝負服は、小6くらいで親に買ってもらった「し〇むらコーデ」でした。

勝負服が黄色T…(笑)


ブランコに乗って待っていた彼女に

「やぁ」

と手を振る僕。



彼女も笑顔で僕に、こう言ました。


「次会うときは全財産持ってきて」

と。


※※※


2回目のデートは片町(金沢の繁華街)。

金髪の兄ちゃんや、謎の黒人がひしめきあう片町を
「こっち」
と、彼女は僕の手を引っ張って案内するのです。

それはそれは、めっちゃ恰好良かった。


ホコ天と言われるような道。
きらびやかなお姉さんたち。
ところ狭しとならんだお店。

「すぴんず?」「うぃーごー?」「えーびーしーまーと?」


当時、ソフトボールとゲームしか興味のなかった自分にとって、何もかもが新鮮で、ゲームソフト以外に1000円以上の金を使って買い物するなんて、おっぱっぴーすぎる出来事でした。

総計3万ほど使って、全身のコーディネートを行いました。


今思えば、彼女は個人スタイリストの走りでした(笑)


ちなみに、そのときに買った「人生初のおしゃれスニーカー」を、最近実家で発見しました。

Nikeのエアーの茶色(左)。初めて自分で買った靴なのだ。


今思えば僕の人権感覚をカチ無視した、何もかもが激しめな彼女だったけど、彼女がいなければ間違いなく今の僕は存在しないと思うと、本当に感謝しかありません。(それまでの僕は服がダサすぎて、遠足の日には女子の間で話題になっていたらしい…w)


そういえば10年ほど前

銀だこの前で、鼻の下を伸ばしてたこ焼きを見つめていた僕に「あ!〇〇ちゃん!(僕は「〇〇ちゃん」と呼ばれていた)」と、素敵なオフィスレディーが突然声をかけてくれたのです。

奇跡の逆ナンかと思ったら、それは既に結婚し人妻の魅力をムンムンとさせた、その思い出の彼女でした。


学校(仕事)帰りだったため、信じられないくらいクソダサいジャージ姿の僕でしたが、きっと彼女にはそちらののほうが見覚えがあったのでしょう。すぐに気が付いて声をかけてくれました(笑)


「今思えば、あなたのことが一番好きだった」



二人でたこ焼きをほおばりながら、クソダサいジャージの僕に、お色気ムンムン女子が言いました。僕は歯に青のりをつけ、口のまわりについたソースを袖でぬぐいながら「やったあ」とだけ言い、またたこやきをほおばりました。


ちなみに、僕はこの日のことを「銀だこの奇跡」と呼んでいます。


僕たちは、彼女(一歳下)が高校生活を終えたあたり(約2年間)で別れましたが、彼女は結構大人っぽかったので、その後は「経済力」や「ルックス」など、様々な観点で男子と付き合ったそうです(クソださ男からの反動説…w)。

「確かにいろいろ好きな人もできたし、結婚もできたけど、何のオプションも考えずに付き合った高校時代が一番人を好きになってた」

というのが彼女の言いたかったことでした。

「ふ~ん。まあ、俺、魅力的やしな。」

と、僕はやはり青のりを歯に着けたまま、くちゃくちゃと音を立ててたこ焼きをほおばって、適当に答えました。



でも…


当時は彼女の気持ちがよくわからなかったけど、今ならなんとなく言いたいことはわかるような気がします。


「知りすぎる」っていうのは、時に人にとって良くないこともあると思うのです。


僕は「初めての海外旅行、初めての一人旅in台湾」は今でも人生最高の思い出でありますが、その後、何か国か一人旅をしましたが、未だにそれに勝る旅行はできていないような気がしています。


恋愛や旅行だけでなく、仕事や、様々な経験。
最初は楽しかったのに、だんだんつまらなくなってしまう。


きっと2回目でも、いい経験をしています。
充実だってしているんです。

でも、何か物足りなく感じてしまう…


人は、なんて欲深い生き物なんでしょう。




僕はあれから、たくさんの服を買って、好みも変遷し、おしゃれをとにかく楽しむようになりました。

おしゃれを手放して仕事しまくった時期も変遷したけど、でも、一周回っておやれが好き。楽しい。なんか、一瞬で変われるから。

休職したものの、特にやりたいことが浮かばない僕。

ちょっと焦るけど、でも、焦らない。

誰にも評価されない「やってみよう」を大事にする。

「海外旅行」や「一人旅」は、確かにいい。響きもいい。
休み中「ゲームしてた」と言うより、たしかに「一人旅してた」っていうほうが、なんかいいもん。

けど、なんか、僕にとっては、それってまだ周囲の目を気にした趣味なんだ。いままで好きだったけど、休職中に「やりたい」と思えない趣味のほとんどは、他人軸で選んでいた趣味のような気がする。


本当にやりたいことって、別にたいしたことじゃなくていい。自分が思ったこと、でいい。そうやって「周囲の目」が切り離されていく感じが、今はとっても気持ちいい。すごく気持ちいい。今まで、どれだけ他人軸で生きていたのだろう…



そんなこんなで、自分の好きなことを、ただやります。
服の話と、素敵な青春、そして今の生き方を綴りました。


最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

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