徳政こういち

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徳政こういち 生きる事、諦めない事を伝える講師として、NPO法人日本頸髄損傷LifeNet理事長、訪問介護事業所すまいるちーず運営などの活動しています。 35歳の時に自動車事故で頸髄損傷となり一生歩けない体となりました。

マガジン

  • コロナと障害と疾患

    私の感じるコロナ禍での頸髄損傷者の思い。 そして受け入れられない障害について。

最近の記事

挑戦した意味

2回目の地方議員への挑戦、見事落選してしまいました。 19%台の投票率の中で、結果、大きな後ろ盾のある方に負ける。 政治の世界では、当たり前のことなのかもしれません。 私は後ろ盾もなく、車椅子の目線から見た福祉制度を前面に出し、戦いましたが、大きな力の前には無力でした。 どうしてもこの日本的な選挙戦の戦い方はよくわからない。 何を言っても負けてしまえば言い訳にしかなりませんが、悔しい気持ちもある。しかしこれが多数決の原理なのですね。 確かに次回と言うのは希望としてゼロで

    • 介護保険?

      皆さんだったらどう思いますか? 皆さんだったらどうしますか? 障害があり、65歳になった介護保険を選択して要介護2とまりました、電動車椅子をレンタルし、デイサービスにも通うようになりました。 自分なりに障害を持って生き生きと生活ができるようになってきました。 介護保険は更新手続きというものがあります。これは自動で更新されるのではなくて手続きをしなければなりません。初回は6ヶ月と定められてますが、その後は12ヶ月となっています。延長措置で24ヶ月と言うのもありますが、いずれ

      • 介護って?

        私は自動車事故で脊髄損傷し、一生歩けない一生排泄もできない一生車椅子の生活になっています。 こんな私には高齢の母がおり、認知症も進み、私たち夫婦、そして私の姉が懸命に在宅介護をしています。 私たちも介護職の方々にお世話になりながら生活をしている。上に高齢の母の介護あります。 高齢者には、介護保険と言うもので支援があります。この介護保険は、数年に1度更新と言う作業があります。 最近多いのは、更新の時期に、今まで要介護であったものが要支援になってしまう。 簡単に言うと、介

        • 体をケアする必要性

          突然の心房細動に見舞われ、昨日カテーテルにてアブレーションを行いました。幸に2泊3日と言う短期間で退院ができますので、私の活動にはほぼ影響は無いかと思います。 健康であれば抑えられることも、このような自律神経を全部壊れてしまった体では抑えることもできません。おそらく誰に言ったところでご理解をいただく事は不可能と思います。 自律神経が壊れると血圧、血流、体温調節、いろいろな臓器がコントロールできない状態になります。こうなるとボロボロになるのも早く私のように巨漢で、さらに脊髄

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        • コロナと障害と疾患
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        記事

          福祉の見える化

          福祉の見える化 福祉って目に見える手で触れるものではありません。 じゃあどこにあってどこで触れるのでしょう。 よく【福祉とは?】と聞かれます。 辞書で引くと、福祉とは、国民が幸せに暮らすための制度 と書いてあります。 皆さん、その幸せに暮らすことを感じてらっしゃいますか? でも、その幸せと言うのは、とても小さなものなのかもしれません。 赤ちゃんが生まれた時、そして育ち、大人になり、生活をしていく、病気や障害、そして老いて、命を閉じる このすべての流れに、福祉と言う

          福祉の見える化

          外出するハードル

          障害者には自由に外出できる人 そうでない人がいらっしゃいます。 私はChallengedとして【挑戦】する人を そう呼びます。 しかし無理をしろと言うのではありません。 例えばご家族と一緒に。 例えば介護職と一緒に。 例えばパートナーと一緒に。 例えば窓から。 例えば病室から。 色々な形はあります。 外出が全てではありません。 空気を、においを、風を感じて欲しい。 その瞬間体と心はホッとします。 何でも良いです。 春を感じで欲しい。 Chall

          外出するハードル

          未来の介護をどう支えるのかな

          実は諦めてしまう人が殆ど。 病院に入院した日からそれが始まります 特に高齢の方に多くて。 【子どもに面倒見てもらうから帰りたい】 【どーせ何も出来ないから】 皆さんの息子さんやご家族にも生活があります 人生設計もあります。 私の言う【諦めない】って リハビリを積み重ねて生活基盤をより強く する事です。 私も寝た切りを宣告されましたが それはキチンとした情報を得て最後まで リハビリをやり遂げる事で生活ができるように なりました。 病気や怪我が完治する

          未来の介護をどう支えるのかな

          紙からDX

          地元食べるお店のご紹介。 の動画を作成いたしました。 なぜ動画作成なのか? これまでの時代は紙のリーフレット。 しかし家のポストでたまり、ゴミ箱直行。 そんな感じではないですか? これからの広報は短いショート動画。 SNSと連携で拡大します。 詳しくはお問い合わせください。 もう時代は変わりました。 しかし動画作れない。作る時間が無い。 どうやってひろげる。など studio PePe. 所属 徳政宏一 メールto_kumasan0426@yahoo.co.

          価値観が違い過ぎる

          お金の使い方がおかしいって。 『私たちは無駄なお金は使っていません』 『鉛筆一本厳しく管理しています』 じゃあこの【アンケートのお礼】という 1枚のハガキは? DXの時代にアナログなアンケートを返信用 封筒で送って、更にお礼ハガキとは。 私には理解できないけど、そちらは当たり前 なんだろうな。 ハガキ代があれば、別の意味のある事に 使えたはず。

          価値観が違い過ぎる

          自動車への可能性に

          障害を持っても自動車を運転したい 外出したい 皆んなでキレイな景色を見たい 皆んなで季節の風を感じたい。 そんな夢を現実にしたいですよね。 確かに障害によっては運転できないかも しれません。 しかし助手席には乗れます。 あるいは後部座席には車いすで乗れます。 自動車は安全性を確保して車いすで 夢を叶えてくれます。 Challenged は障害者を意味しますが、私は 挑戦する皆さんをchallengedと思います。 Challenged 徳さんチャンネルを

          自動車への可能性に

          回復は自分の努力

          私自信、最初に病院に運ばれて 何度も死にかけて リハビリ? そんなもんするかよ! 俺は治って歩いて帰るんだから 大丈夫だ! 何ておもっていた。 現実は全く違っていたけど。 病院は治してくれる場所って思い込んでいた 病院は治す努力をしてくれる場所なんだよね 回復するのは患者さんの努力。 自分が100%のゴールがどのレベルなのか。 歩けなければどの位なのか。 自立生活が出来るのか? それを実現に向けていくのがリハビリ。 リハビリは病院の努力ではなくて

          回復は自分の努力

          3回脊髄損傷した私

          振り返るといつも思います。 『よく生きているな』 自動車事故で頸髄損傷となり その後数年前に脊髄空洞症となり 6時間のオペ。 1週間で再発し更に悪化。 再手術は11時間半。 体はボロボロだけど、リハビリテーションは 頑張ったな。 このままじゃ嫌だった。 毎日毎日輪ゴムを引っ張る。 毎日毎日洗濯バサミを摘む。 毎日毎日。。。 何とか生活は出来るようになった しかし体はボロボロ。 だけど絶対諦めない。

          3回脊髄損傷した私

          リハビリは諦めたら体は衰え一直線

          してもしょうがない。 だるい。 どーせダメだし。 誰かが面倒みてくれる。 介護所はそれが仕事だろ 看護師なんだから面倒みろよ これは私が目の前で聞いた言葉です。 私は同じ入院患者としてこのセリフに対して 怒る事なく自立生活について話し合いました。 病院の中は守られている空間。 退院はゴールではありません。 退院はスタート その為にも毎日毎日退屈なでもやり続けること。 これからの日本は高齢者が大半になる時代。介護される側の人に多くの方がなります。 諦めない事が必要だと

          リハビリは諦めたら体は衰え一直線

          障害者の気持ちは?

          私の住んでいる街で? 単純に考えてみて欲しい。 皆さんの大半は体は健康でいわゆる健常者 あなたが障害者だったと考えてみて欲しい。 どんなに辛く どんなに不自由で どんなにしても伝わらなくて どんなに。。 あなたなら泣き叫び、のたうち回るよ。 虐待が日常化しているなら障害者福祉に 携わる資格はありません。 チェック機能が出来ていないなら携わる 資格はありません。 これからの日本は高齢者という弱者だらけ になるのです。 あなたならどうして欲しいですか?

          障害者の気持ちは?

          自立生活は可能

          車いす生活になっていつも感じる事 絶対に諦めたらいけない 可能性はゼロではない。 だからこそ車いすで出来る事を少しずつ 出来る限り取り組みたい。 それが生活自立への近道。 自立生活は一人暮らしが全てではありません 家族と一緒でもいい、自分の力でどんな 小さな物、小さな事でも良い。 少しずつ出来る様になる事だと信じている。 リハビリテーションは体の機能、動作の向上 に欠かせません。 しかし一生を病院で暮らす事はできません。 自分の生活を家族や相談員、ケ

          自立生活は可能

          子ども達の心は熱い

          小学生も中学生も高校生も。 普段には見ない表現や発言があるんだと思う 親に言えない事、先生に話せない事もある 私はバリアフリー勉強会でも私の話は 10分もしない。 話を聞かせるよりも、話をさせる事が 私にとっては重要。 質問は色々出てくる、事前に考えた事も あるとは思うけれど、最後は自分の思いを 話してくれる。 今の子ども達ほど熱い子はいない。  何回か実もに対する回答を上げているが今回で最終回。 ぜひ聴いて欲しい。

          子ども達の心は熱い