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スライドのつくり方、教わりました!

ヴィアナ 沙織さん、城 みのり さん、スライドデザイン研究所 さんから、パワポ・スライドのつくり方を教わりました。多くの方と共有できたらと思い、筆を執っています(キーボードに向かっています)。

次のリンク先はそれぞれの方のホームです。私がヒントをいただいた個別の記事は、追って紹介します。
見出しは私が独断と偏見でつけたので、筆者の方々の想いとはズレているかもしれないことを、初めにお詫びしておきます。
煩雑さを避けるため敬語を使わずフラットに書くことをご容赦ください。

1.どう準備するか?/ヴィアナ 沙織 さん

2.どう作るか?/城 みのり さん

3.いつ作るか?/スライドデザイン研究所 さん

ここから先は、お三方の個別の記事について、私の自戒の念をこめた感想です。

1.どう準備するか?


「段取り八分」という諺があるように、良い仕事は良い準備から。それを教えてくれるのが、ヴィアナ 沙織さん のこちらの記事です。

私は、すぐPCに向かってスライドを作り始める方ですが、すると、どういうことになるか? ヴィアナ 沙織 さんは、言います。

書き始めて「違う!」と思って書き直す、を繰り返すと、文章を書く時間は本当に長くなります(私も初めて雑誌の文章を書いた時はそんな感じでした…)。〔太字部は、楠瀬が太字化〕

まったく、その通り。情けない話ながら、自分で設定したスケジュール通りに運んだことがない。

では、どうするか? ヴィアナ 沙織 さんは、こう続けます。

それよりも、事前に何を書くのか、どんなことを伝えたいのか、きちんと整理した上で書き始めると、道が逸れそうになったときでも戻ってこられます。伝えたい内容を書き出すことで可視化し、要らない情報を捨てたりもできるので結果、時間が短縮でき、内容も濃くなるんです。
〔太字は、原文のママ〕

つまり、初めにグランドデザインを描くわけですね。そのためのツールとして ヴィアナ 沙織さんが使っているのが、ポストイット。

・ポストイットに書きだす
・並べ替え
・取捨選択するなど納得いく形にして
〔楠瀬が太字化〕

これは、私の研修講師時代の経験からも、うなずけます。受講者にブレインストーミングの中から方向性を導き出してもらうときの定番ツールがポストイットでした。
ポストイットを模造紙やホワイトボードに貼ってアナログ・ビジュアル的に情報を処理する方が、アイディアの発散と収束がしやすいと感じています。


2.どう作るか?

パワーポイントはMicrosoft Office の機能を網羅しているので、つい、1枚のスライドに情報を詰め込みがち。私は、時々、大量の情報を羅列しただけのスライドを作ってしまうことがあります。そういう混乱状態を避けるコツを教えてくれるのが、城 みのり さんのこちらの記事です。

城みのりさんは、情報を整理して伝えるには3つのコツがあると言います。

コツはたったの3つです。
 ・揃える
 ・絞る
 ・残す

この3つのポイントを意識いただくだけでぐっと分かりやすい資料に仕上がります。〔太字部は、楠瀬が太字化〕

そして、「揃える・絞る・残す」上の秘訣として、Twitterでこう言っています。

城みのりさん/自分が1秒でわかるもの

自分が見て1秒で見てわかるスライドを作る。

これは、視覚に訴えるパワポの性能を極限まで発揮させる奥義だと考えます。この言葉に出会ったことは、最近の私のSNS生活の中でも、最大の収穫の一つでした。

3.いつ作るか?


私は、先に2で白状した段取りの悪さが第一の原因で、細部に凝りすぎるのが第二の原因で、〆切間際に半徹の連続になることがあります(年齢的に徹夜はさすがに無理)。

それでは良いスライドはつくれないと教えてくれるのが、スライドデザイン研究所さんの、こちらの記事です。

スライドデザイン研究所さんは、大事な仕事には朝が向いていると言います。

朝は物事への意欲が向上するドーパミンや、脳機能を覚醒させるアドレナリン分泌量が増える。そして1日のうち最も脳が活性化するのは、目覚めから2時間後である。そこから1~2時間が作業効率が最も良い。そのため午前中は企画書や提案書のアイデアを考えるなど、論理的な思考が必要な仕事をするのに適している。〔太字部は、楠瀬が太字化〕

そして、スライドつくりの作業を、1日の脳の状態に応じて、次のように割り振ることを教えてくれます。

論理的思考をするのに適した朝にスライドの一番の肝であるストーリーを組み立て午後に情報を収集し夕方に絵描きやパワポのデザインを整える作業が適している。〔太字部は、楠瀬が太字化〕

スライドデザイン研究所さんは、こちらの記事では、スライドのストーリーラインを手書きで作ることの効果について、脳科学の知見を引いて説明しています。

手書きはタイピングに比べて、手を動かすといった触覚や不規則な視覚イメージによる刺激が多く、脳の複数の部位、特に記憶や学習に重要な部位を活性化させることが知られている。〔太字部は、楠瀬が太字化〕
例えば、東京大学大学院総合文化研究科の酒井邦嘉教授らの研究によると、物理的な紙に手で書くことによって得られる複雑な空間的・触覚的情報が、記憶力の向上につながる可能性があるという。〔太字部は、楠瀬が太字化〕

この記事を、私は「1.どう準備するか?」で触れたアナログ・ビジュアル的な情報処理との関連で、興味深く読みました。

お三方の教えを守って、より良いスライドづくりに向け精進を重ねることを誓って、この記事の締めくくりとします。


ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。

『スライドのつくり方、教わりました!』おわり



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