創りたいけど創れない人へ

Noteを1日書くのをやめて朝書くスタイルに戻した。

今日は昨日締め切りだったTシャツのオーダーを
工場にしたりするのでやることがあるけど、
このルーティーンを先にやっとく。

前回のnoteでも書いたけど、
この「やっとく」ってことが僕にとっては超重要。
はたから見たら、明らかに仕事っぽいTシャツの作業の方が
先にやるのが普通なように思えるかもしれない。

でも違う。

まずはルーティーンをこなしていくことが自分の気分にとって大切。
この「気分にとって大切」ということが超重要なのである。
全ては気分を良くするためにやるのである。
音楽も絵も文章も、他でもなく自分の気分を良くするためにやっている。
それ以上でも以下でもない。

「今日もまた１こ作れた」という満足が安心を生み、
頭の中をすっきり落ち着かせてくれる。
この安心がないといくら「仕事っぽい」ことをしても、お金になるようなことをしても、頭に余計な心配がうごめき、動きが鈍ってしまう。というか止まってしまう。

僕の場合、「今日も作ってない。」という焦燥感が一番体に良くない。
会社員だった時、毎日働いてお金を得ているという安心感があったのにも関わらず、「今日も作ってない。」が頭の中を１日中駆け巡り、
とてつもないストレスに苛まれていた。
銀行にはたくさんのお金が入っているというのに、
どうしようもない不安と虚無感で笑えなくなっていた。

そんな状況を打破しようと会社をやめた。
今まで会社に捧げていた膨大な時間があれば
半端じゃない創作ができるだろうと考えていた。

でもその考えは甘かった。
時間はたくさんあるはずなのにもっと創れなくなっていった。
お金もどんどんなくなっていくし、しかも創れなくてシンドかった。
会社をやめて自由になったはずだったのに、時間がたくさんできたはずだったのに、僕は全く創れなくなってなってしまっていた。

でも、とりあえず、どうにか、まずは一個「作る」。

その作業がそんな泥沼から僕を引き釣り出してくれた。
とにかくまずは手を動かして「作って」みる。
「創る」のではなく、もう少し簡単に「作る」。

でだしは苦しいけど頑張らないといけない。

死ぬ気で気持ちをつなぎとめてどうにか１個完成させる。
苦しいもんだと知っていると自分を責めずにいられるかもしれない。
だから僕は「苦しかった。」とあなたに言いたい。
でもそこは頑張るしかなかった。未熟な僕は頑張るという答えしか見出せなかった。

でもそれをするとちょっとだけ頭の中の道に詰まっていたゴミが取り除かれた感覚になる。
少しだけ流れが良くなったことに気付き始める。
次もどうにか耐えて、頑張る。手を動かして作ってみる。
作る前までは「こんなことして何になるんだろう。」と思うかもしれない。

でもそれが３つも貯まると、どうだろう。

ワクワクしてくるのである。
１つ２つ作る時には感じることができなかった広がりが感じれるようになってくる。
３つ４つ作ると倍々ゲーム。
そのワクワクはどんどんでっかくなっていく。
あとはその波に乗ってしまうだけ。
その「作る」の波に乗っているとやがて「創る」ということに出会う。
小さな「作業」がやがて「創作」になっていく。

できたものの良い悪いは自分ではなく他人に決めてもらう。
経験上、どんな作品でも必ず誰か１人はそれを「いいね！」って言ってくれる人がいる。
自分が良いとか悪いとかいちいち判断する必要はないのである。
どんなに恥ずかしいと思っていた絵だって買ってくれる人がいたし、
今までの音楽人生で一番聴かれた曲は自分が一番ダサいと思っていた曲だった。

僕が作品の良し悪しに執着していた時は創作の本質的な部分を理解できていない時だったように思う。
純粋に作ることを楽しんでいたのではなく、うまいと思われることへの憧れでしかなかったのである。自分のエゴに振り回されていた。
作るを知らずに、創ろうとしていた。
自由になろうとしているのに、エゴで自分を縛り付けて不自由になっていた。

嘘かと思うかもしれないけど、本当だよ笑
出だしは辛いよ。それはしょーがない。そーゆーものだと割り切る。
太陽は必ず東から昇る。そーゆー感じ。
でもそこは好きなら乗り切ろう。
その先に気持ちいところが待ってると教えてくれる人がいるのだから、
こんなに頑張りやすいことはないでしょう笑

ちょっとだけ頑張ってまずは３つ貯めてみる。
３つ貯まるとものすごく世界が開けてくる。
あとはいいものかどうかは完全無視して
自分のコレクションがどんどん増えていくことにただただワクワクしていればいいのである。

なんか気が楽になったでしょ？
僕はこんなふうに考えて自分の気分をコントロールすることで
毎日継続をしている。
まだまだまだまだ甘々だけれど笑
継続の達人たちを見ていると雑魚中の雑魚だけど。
でもどんな達人も初日は当然初心者なのである。

昨日も海に行ったからこのnoteを書きながら波に揺られている感覚だった。
体が焼けてちょっと痒い。
夏ですな。

全ては自分の気分のため。
Note作品もまた１つ増えたしね。
気分は良好！
さて今日もやることやってこう。