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メディアよ、大儀を思い出せ

建国以来負けなしの最強の国アメリカが、はじめて勝てなかった戦争が「ヴェトナム戦争」なんですよ

国内の反戦運動がすごかったからってのが理由仮説ですね。
内輪揉めですわ。
なんで反戦運動が盛り上がったん?
その理由は大きく2つあります

①マスコミ発達
②ステューデントパワー

今日の記事は①マスコミです。

1957年のソ連によるスプートニク・ショック打ち上げから米ソの人工衛星技術は高度化します。
その結果登場すんのが「衛星中継技術」ですわ。

何回も紹介してるけど、大事すぎるから再度言います。
人工衛星等を積んでる → ロケット
原子爆弾・火薬を積んでる → ミサイル
つまり、<何を積んでるか>で名称変わるだけ。同じ技術ウホ。

で、記念すべき日米同時中継開始のその日にケネディ暗殺の知らせです。
この時期のマスコミ発達は勢いがすごいねんな~。

日本。
左翼学生が人質をとって立てこもった<あさま山荘事件>では、現場の映像ってのがリアルタイムで流され最高視聴率は「89.7%」を記録したんですぜ('ω')

ヴェトナム戦争でも、戦場カメラマンによって戦闘がリアルタイムで配信されるようになったんがこの時期よ。

路上でアメリカ兵が共産勢力を処刑する配信を見た者は思ったのです。

「アメリカって、、、大丈夫?  これって、正義????」

とね。疑心暗鬼になってもうたんですわ。
メディア発達までの世界では、
職業軍人が知らん所で知らんように殺しあって、帰ってきたら<好きなように、都合のいいように話をする>だけでしたからね。
関係ない市民からしたら<ファンタジー>の話を聞いてるようなもんや。

が、メディアでオンライン配信されてもうたらプロパガンダは無理。
バレバレ・・・('ω')

で、この時代ってすごい(笑)
アメリカ本国では夕食の時間にバラバラになった兵士の遺体が生放送で茶の間にきたのです(笑)

当然こうなります。 → 反戦運動
戦争継続は不可能になります。

カメラで負けたと今でも揶揄されるのがヴェトナム戦争。
汚点を残しましたね、アメリカさん。
以降アメリカは前線に極力カメラを入れてません。

戦争は殺し合いです。
が、教科書とか映画とか小説とか他人の話からとかでは正直一縷も伝わってまへん。
戦場に行った者だけが分かってるんですわ。
あと、TVで生中継を見せられた者は<まだ少しだけ>分かるんです。
殺し合いってのが、戦争っちゅう事を。

今知ってますか?
ロシアとウクライナって殺し合いしているんですよ?('ω')

でも僕を含めて、みなさんも本当のとこ全く伝わってない。
いや、伝わるはずがない。

TVで生中継を見たら一気に変わるでしょう。
戦場に踏み入れたなら一気に変わるでしょう。

アメリカVSヴェトナムでは、TVで放送した瞬間から
「自国愛アメリカ!!」の国民達でも一眼となって反戦運動を劇化させる事ができたのですから。

メディアの仕事は伝える事でしょう?
放送倫理か道徳か知らんが、それで救える命があるのなら放送せえよってのが持論です。

そんな恐ろしい放送流せるわけないやろってか?
いや、今日もこの瞬間殺し合いに巻き込まれている人がいるんでっせ。
同じ地球に住む人間がですよ。
それを流せば反戦運動は劇化するでしょうよ。
ヴェトナム戦争でアメリカが撤退した事では、多くの人間の命が守られたんやから。

何の価値創造してるかわからんけど、
動物愛とか、ダイエット食品とか、旅番組とか流してる暇あるんなら、
メディアさんよ。
本来の仕事を思い出せ。

視聴者にビビってる場合じゃあないやろうに。


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