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六道慧の花暦

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2020年3月の記事一覧

六道慧の花暦  3月(2)

六道慧の花暦です。
まずはスキをつけてくださった方々に御礼を。
ありがとうございました!
楽しみながら更新していきたいと思っています。応援お願いします。
だんだん読んでくださる方が増えてきたようで、嬉しい限りです。今月の大イベントは、ホワイトデーでしょうか。最近は自分への贈り物として、チョコレートを買う女性がこれまた、増えてきているとか。私も甘いものが大好きで、特にチョコレートはいつも常備してあり

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六道慧の花暦 - 3月(1)桜



六道慧の花暦です。

早くも三月になりました。今年はいつにも増して異様な暖かさとなり、2月時点ですでに桜の便りが聞かれました。梅と桜の花が一緒に咲くというのは、やはり、異常事態でしょう。夏の東京オリンピックは大丈夫だろうかと心配になります。

さて、今月の花はもちろん桜でしょうね。

遙か昔、平安時代ぐらいでしょうか。物合(ものあわせ)なる風雅な遊びがあった由(よし)。歌合や貝合をはじめとして

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六道慧の花暦 - 2月(4)学びとは



六道慧の花暦です。

突然ですが、日本は識字率が非常に高い国。江戸時代に日本を訪れた外国の方が、驚いたことのひとつのようです。なにしろ、ごく普通の長屋暮らしの町人だけでなく、農家の人たちも簡単な読み書きぐらいはできた。

外国では違っていたんでしょうね。これには寺子屋の存在が大きかったのではないでしょうか。文字通りお寺で読み書きを教えていたわけですが、町中にも私塾があったのでしょう。

そして

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六道慧の花暦 - 2月(3)落語あれこれ



六道慧の花暦です。

本編には、落語が登場します。私が子供時代を生きた昭和には、落語というのはとても身近な娯楽でした。土曜日や日曜日の午後は、落語だけを放送するテレビ番組があったのを覚えています。母が洗濯物をたたんだり、アイロンかけをしたりするのを手伝いながら、今で言うところの『ながら見』ですかね。やっていた記憶があります。

粋や洒落がわからない子供にとっては退屈な番組でしたが、それがDNA

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六道慧の花暦 - 2月(2)騙された!

六道慧の花暦です。

4月に刊行予定の新刊は、詐欺師を追いかける女性警察官たちのシリーズです。詳細は後日に譲りますが、詐欺関係の資料を、あたりまえですが読みます。

今回、読んだ中では「悪質商法のすごい手口 国民生活センター監修 徳間書店」が、秀逸でした。私がお仕事をしている会社でもあり、絶対に新装版で新たに出してほしいと思ったのですが、その予定はないとのこと。

読んだ中で特に私が「ん?」と思っ

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六道慧の花暦 - 2月(1)梅



2月になりました。早いですねえ。

東風凍を解く(とうふうこおりをとく)。

今月の花として、私は梅を選びました。なんと言いましても薫りが素晴らしい!

絹製品の代表格である着物は、ご存じのように簡単に洗濯などできませんから、香を上手に使ってしのいだわけですね。令和元年。天皇陛下がご即位なされた式典のとき、美しく雅びな十二単をテレビではあるものの、拝見できました。遡って平安時代、女性たちはあの

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六道慧の花暦 - 1月(3)唐辛子



六道慧の花暦です。

唐辛子の話である。

言うまでもなく唐辛子は、辛い。しかし、近年、唐辛子は大人気で、新しい品種を見つければ、億万長者も夢ではないとか。

どこの国だったのかは忘れたが、ハバネロの何十倍もの辛さという唐辛子が発見された。元々あったのかもしれないが、あまりにも辛すぎるため、食べ物としては価値がなく、商品化できないかなにかで、置き去りにされていたのかもしれない。

唐辛子は商品

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六道慧の花暦 - 1月(2)空き家問題



空き家問題が語られるようになって久しい。

以前、二軒先の家が、解体工事をすることになった。ご老人のひとり暮らしだったのだが、施設に入所されることになり、土地を売る流れになったのだろう。はじめは古屋有りで売ろうとしたようだが、買い手がつかずに断念して、解体になったのだと思う。

工事は約一週間とのことだったが、まあ、これが半月ぐらいかかってしまった。築40年は超えていたであろう古屋は、それこそ

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六道慧の花暦 - 1月(1)椿



さて、なんとか2回目のブログとなりました。

 今回は一月の花として、椿を選びました。椿は古事記や日本書紀の頃から身近にあった植物のようです。神聖で繁栄を表微するものであり、一方では呪術的な魔力のある植物として取り扱われていたとか。

 江戸時代、享保年間のとき、染井の種樹家伊兵衛さんが著述したとされる『地錦抄』には、その数、じつに224種と記されていたそうです。

 たまたま朝日新聞(201

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六道慧の花暦 - 新年のご挨拶

明けまして、おめでとうございます!
令和2年元旦。
六道慧と申します。今年からブログで色々発信していくことにしました。とはいえ、なんと言いましても六十五の手習い。苦労の末、やっとアップできた次第です。思うようにはいかないかもしれませんが、頑張って続けていきたいと思っています。
私の本をできるだけ多くの方に、手に取っていただくにはどうしたらいいのか。そう考えて始めることにしました。だいたい毎週、月曜

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六道慧の花暦 - ブログの紹介

はじめまして、こんにちは。六道慧と申します。物書きの世界に入って早三十年。この度、ブログを開設することになりました。
ブログ名は『六道慧の花暦』、始めるのは2020年令和2年からですが、まずはご挨拶と思い、メールさせていただくことにした次第です。最初は刊行した本の紹介が多くなりますが、段々と日常的なことや、制作の裏話といった事柄を綴っていければと考えています。
興味のある方は、是非、覗いてみてくだ

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