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食べ物屋であるならば

4月も半分を過ぎて、連休の話題も聴こえてくるというのに肌寒い日が続きます。
朝からよく晴れて、いいお天気の一日という日も滅多にないように思いますが、毎年、4月って こんな感じでしたっけ?
友人は まだヒートテック着ていると言いますし、私もフリースにマフラーをして買い物に出ます。

いい天気だと それだけで嬉しくなるのですが、青空が見えず、コロナ禍に戦争に、嫌なニュースばかりだと気分も沈みます。
そこに更に酷く不快な吉野家のニュース、こんなに顧客を馬鹿にした話もないだろうと思います。

吉野家といえば低価格なので、素晴らしく美味しい料理を求めるのは違うと思いますが、
食べ物を扱う謂わば食堂でありながら、肝心の料理ではなく、マーケティングというのは 単に集客のみが戦略なのだと、
最高の商品を作って提供するわけではないのだと思いました。

この週末に大好きな番組『やまと尼寺精進日記』のスペシャル番組があったので観ました。
人気の番組なので、ご存知の方も多いと思います。
いつも美味しく食べることを考えて、わいわい賑やかに料理している様子が とっても楽しく、
出来上がった料理を これまた沢山お喋りしながら美味しく食べて、そんな奈良の尼寺を取材した番組です。
笑いが絶えないとは きっと このお寺のこと。
この番組を観ていると、嫌なことも悩んでいることも どうでもよくなってくるような、
もうそんなこと 大したことないよー、大丈夫!と言ってもらっているような そんな気持ちになります。

作る料理は、お寺なので精進料理です。
特別な食材も、特別な調理方法も、特別な道具もないのですが、やっぱりアイデアなのでしょうか、
あとは盛りつけも普通に見えるのですが、とても美しくて、
所謂 高級なレストランとは また違う、何と言うのか もっと身近な普段の料理が ちょっとおめかししたような、
愛情のこもったご馳走という感じなのです。

そんな料理を観た後の吉野家問題です。
ファストフードと 手間隙かけた精進料理は もちろん全く違います。
それでも、少なくとも会社のトップが あんな方針では お話しにならないと思います。
食べ物屋であるならば、出来る予算内で、出来る限り美味しい料理を提供すること、それが第一なのでは?と思います。

また今回の件で、現場の従業員の方々がクレームを受けて嫌な思いをするかと思いますが、
トップとして そんなことも考えていないなんて。
その前に、まさか大問題になるとは思っていなかったから言ったのだと思いますが、
よくあんな品位の全くないことが言えたもんだと驚きます。
金儲けのことしか頭になく、人として どーよ、という….

私は吉野家には 大昔、一度行ったような、行ったことあったっけ?…というくらい縁がないお店なのですが、
今後も行くことはないです。

こざるカフェは、今日も ゆっくりゆっくり
のんびり 穏やかに時間が流れていきます。

読んで下さって、どうもありがとうございます。
奈良の尼寺には いつか山道をえっちらおっちら登って美味しい料理を食べに行きたいと思っています。
よい毎日でありますように(^_^)

4月18日に こちらの嬉しい知らせが届きました。
読んで下さった皆さま、スキをつけて下さった皆さま、どうもありがとうございます。

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