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とっても楽しい ウグイスからヌー

今日は朝から青空が広がって、気持ちよく晴れています。

りこちゃんと こざる達は、いつものように 賑やかにお喋りしながら、
朝ごはんを食べました。
そして 食後のコーヒーを飲んで、ラジオを聴いています。

「この前の金曜日に、江戸家小猫さんがラジオに出たんだ。」
「りこちゃんも、ぼく達も、小猫さんの おじいさん、お父さんの 動物ものまねが大好きで、
よく見ていたんだよね。」
「うん、小猫さんも大好きだよ! すっごく面白いんだ!」

江戸家といえば、なんといってもウグイスですが、
小猫さんの動物ものまねは多岐にわたります。

「白手てながざるだって!!」
小猫さんの鳴きまねを聴いて、皆、大笑いします。

「今度は袋てながざるだよ!!」
「また違うんだねー。」
今度も、皆、大笑いです。

「小猫さんは、全国の動物園に通って鳴き声を研究しているんだって!」
「全国の飼育員さん、500人くらいは、名前と顔が一致するってすごいねー。」
一朝一夕にはできません。
真面目にコツコツ、研究して努力しているのですね。

「小猫さん、とても落ち着いていて 穏やかな感じだよね。」
「うん、きっと闘病生活が長かったからかなぁ。」
「18歳から12年間も病気と闘ってきたんだね。」

小猫さんは、ネフローゼ症候群で1年間入院生活をして、
その後は ずっと自宅療養をしていたそうです。

「20代をずっと病気と向き合っていたんだ。」
「それで、こう穏やかで優しい感じなんだよ、きっと。」

小猫さんは、アンデスイワドリ、サイ、ヌー、ハシビロコウなど
次々と鳴きまねを披露します。
どれも皆、ユーモラスで、とっても面白いのです。

「30代になって病気と折り合いがついてきて、回復して、
本当によかったね。」

その頃、お父さんの四代目猫八さんと一緒に
群馬県の法師温泉へ行きます。
バードウォッチングで有名なところです。

「鳥がたくさんいて有名なのに、その時は全然鳴かなかったんだって!」
「でも、遠くで一羽だけ、ホーホケキョって鳴いたんだ。」
それを聴いた小猫さん、それまで隠れて練習してきたウグイスの鳴きまねを
猫八さんに披露しました。
そしてそれを聴いた猫八さんが、全国を回って襲名公演をするけれど
一緒にやらない?と言ってくれたのだそうです。

「病気になった時は、お父さんも、小猫さんも、
江戸家の動物ものまねを継げないって思っていたんだけど、
本当によかったね。」
「法師温泉で、一羽しか鳴かなかったエピソードもいいよね。」
「そのウグイスが、促してくれたみたいだよ。」
皆、うんうん頷きます。

そして、2016年に猫八さんが急逝してしまうまで、
5年の間、小猫さんは 猫八さんと一緒に
高座に立ちました。
たった5年間でしたが、小猫さんは5年間もあったと言います。
もし、小猫さんの療養生活が長引いていたら、
もっと少なかったのです。

「そうだよね、その5年は かけがえのない5年だよね。」
「うん、とっても充実した5年だよ。」

ラジオからは、小猫さんがリクエストした楽しい歌が聴こえてきます。

「In the jungle, the mighty jungle,
the lion sleeps tonight
in the jungle, the quiet jungle,
the lion sleeps tonight」

トーキンス(The Tokens)の『ライオンは寝ている(The Lion Sleeps Tonight)』です。

こざる達も 曲に合わせて揺れながら
楽しそうに一緒に歌います。
りこちゃんも楽しそうに ニコニコしながら見ています。

こざるカフェは、今日も ゆっくり始まって
のんびり 穏やかに時間が流れていきます。

読んで下さって、どうもありがとうございます。
サクランボやメロンが、普通に出回ってくると
夏が近いと感じます。
よい毎日でありますように (^_^)

この小猫さん出演のラジオは、
NHKすっぴんの 6月14日(金)の10時台です。
よかったら、是非、聴いてみて下さい。

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