高山 正|目標達成コーチ

進学校でありながら停学3回、就職浪人、さらにはハロワ通い…そして現在は社会保険労務法人…

高山 正|目標達成コーチ

進学校でありながら停学3回、就職浪人、さらにはハロワ通い…そして現在は社会保険労務法人未来経営代表に!?|著書に「モテる会社の人事のしくみ」(税務経理協会)「アジャイル型人事マネジメント」(セルバ出版)|社会保険労務士/中小企業診断士/産業カウンセラー|毎日1%ずつ成長する!

最近の記事

腐ったリンゴがチームのパフォーマンスを下げるのは科学的にも本当だった!

なにをするにしても文句ばかり言う人が、あなたの周りにもいるかもしれません。そういうメンバーが一人でもいるチームは、まさに「腐ったリンゴ」のごとくチーム全体の生産性を低下させてしまうことが、研究からも証明されています。 腐ったリンゴがチームのパフォーマンスを下げるサウスウェールズ大学の行動科学者ウィル・フェルプスは、実験参加者をチームに分け、マーケティング戦略を立てるという課題にチャレンジしてもらいました。 そのチームのなかには俳優が混ざり込んでおり、「腐ったリンゴ」の役を

    • 公平な人事評価は、バットマンになって部下を評価することだ!

      人事評価は、評価者自身の“主観”や“感情”が必ず入り込むものですし、評価を下すうえで、客観的かつ冷静に判断することは、不可能なだけでなく、必ずしも好ましいこととは限りません。しかし、あまりに感情に流されて判断を下すと、視野の狭い偏った結論を導き出し、あとになって後悔することも… では、どうすればいいのでしょうか。それは、自分を“別の自分”に置き換えてみることなのです。 他人の視点を利用するそもそも人は主観や感情を抜きに決断を下すことができないことは、https://not

      • 人事評価における「絶対評価」VS「相対評価」どっちが正しい?

        人事評価には、あらかじめ決められた評価基準や仕事のパフォーマンスにもとづいて評価する「絶対評価」と、組織内の他の従業員と比べて、個人の相対的な位置づけを評価する「相対評価」があります。 絶対評価のほうが、公平で客観的な評価ができるという理由で、一般的に優れているといわれます。しかし日本人にとっては「絶対評価」のほうが、実は合っているかもしれません。 物事を相対的にとらえる東洋人、絶対的に評価する西洋人みなさん次の絵を見てみてください。 あなたがこの絵を一瞬だけ見せられて

        • 採用は「直観」で決めろ!客観より直観が勝る理由

          あなたは人材採用の際に、なにを手がかりに採用を決定しますか?採用試験の結果でしょうか?あるいはこれまでの職務経歴でしょうか?それとも自分の「直観」を信じますか? 「直観」で採用を決めるというのは、少々荒っぽい印象を受けますが、実は直観に頼ったほうがより正確な採用ができる場合もあるのです。 将来を予測して判断することはできない採用試験の結果が、自分の会社の実際の業務に完全に一致しているのであれば、試験結果に頼るのは正しい選択だと思います。 しかし、一般的に採用試験の良し悪し

        腐ったリンゴがチームのパフォーマンスを下げるのは科学的にも本当だった!

          人事評価は上司の「主観」で判断しなさい!?客観的には判断できないワケ

          もしあなたが上司だとして、年度末に部下の人事評価を下すとします。そこで、できるだけ正しい評価を下すよう求められたら、あなたはどうアプローチしますか? おそらく多くの方は、部下の過去の行動について考察したり、あるいは記録をたどったり、また評価基準に目を通したりして判断を下すと思います。 つまり、客観的かつ分析的に評価するというアプローチです。極力「好き」「嫌い」という個人的感情は、入り込まないように注意するかもれません。しかしこのアプローチでは、部下に評価を下すことは永遠に

          人事評価は上司の「主観」で判断しなさい!?客観的には判断できないワケ

          テレワークは仕事のパフォーマンスを下げる!テレワークを効果的に行う方法

          あなたの会社はテレワーク(在宅勤務)を導入していますか?コロナ禍以降、多くの会社でテレワークが取り入れられるようになりました。テレワークの導入により、働きやすさは増したものの、実際の仕事のパフォーマンスへの影響はどうなのでしょうか? 観客がいる方がやる気が高まるテレワークは一人で集中して仕事がきると側面もありますが、逆に黙々と作業をするより、周囲に誰かがいる状況の方が、パフォーマンスが上がることはよくあります。 例えば、子供部屋で1人で勉強するより、家族がいるリビングで勉

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          評価で社員をコントロールしてはいけない。結果だけにフォーカスしなさい

          人事評価には、例えば「積極性」や「協調性」といった項目が並びます。自ら進んで仕事に取り組み、チームで協力する姿勢がみられれば、その社員の評価は高くなり、昇給のチャンスも増えます。会社側も、そうした行動を奨励する意図をもって評価を行っていると思います。 でもちょっと立ち止まって考えてみてください。「積極性」や「協調性」を人事評価によって高めることができるのでしょうか?もし評価のために社員がそのような行動を取っていたとしたら、それは本当の意味で「積極的」で「協調的」なのでしょう

          評価で社員をコントロールしてはいけない。結果だけにフォーカスしなさい

          褒めても伸びない人?!

          「褒めて伸ばす」という言葉がありますが、必ずしもそれがすべての人にとって効果的なフィードバックとは限りません。むしろネガティブなフィードバックによってモチベーションを高められることもあるのです。悪い点を指摘された方が伸びる人もいるのです。 では、どんな人がネガティブなフィードバックに向いているのでしょう? ベテラン社員はネガティブなフィードバックからモチベーションを上げるまだあまり仕事に慣れていない新入社員に、いきなり厳しい言葉をかければ、「自分はこの仕事に向いていないの

          褒めても伸びない人?!

          社員の正しい行動にボーナスを払ってはいけない!?モチベーションの罠

          社員の好ましい行動に対して、なにかしらの手当を支給しその行動をさらに促そうとすることは、経営者や上司であればだれでも1度は考えることでしょう。 しかし、そのインセンティブである手当が、かえって社員のモチベーションを下げてしまうことがあるのです。手当を支払ったことで、むしろ望まない方向へと導いてしまうのです。 好ましい行動にインセンティブを支払う例えば、毎朝元気にあいさつをする社員がいたとします。あいさつ自体は、職場を明るい雰囲気に変え、その社員も気持ちよく行っていたとします

          社員の正しい行動にボーナスを払ってはいけない!?モチベーションの罠

          明日からすぐ使える「失敗から学ぶ」を科学的に検証

          「失敗から学べ」という言葉を、職場や学校で言われた経験のある方も多いのではないでしょうか。このよく使いまわされた「失敗から学べ」も、実は状況に応じて、学べるときと、そうでないときがあるのです。 玉川大学の松元健二教授らは、ストップウォッチを使ってとても興味深い実験を行いました。 ストップウォッチのデザインを選ぶ実験参加者を集め、ストップウォッチを5秒ピッタリに止めるというゲームにチャレンジしてもらいました。このとき参加者は、自分でゲームのためのストップウオッチのデザインを

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          フィギュアスケート審判員から学ぶ~人事評価の落とし穴

          人事評価には、とかくその客観性や正確性が求められます。もし評価する上司の気分で恣意的な評価をされてしまっては、部下もたまったものではありません。では、評価基準を細かく厳格化すれば、評価の公平性は担保されるのでしょうか。 しかし、事実はそう単純なものではなさそうです。 不正疑惑からより厳格な採点方法へ2002年に開催されたソルトレークシティ冬季オリンピックで、フィギュアスケートに審判員の不正疑惑が持ち上がりました。フランス人審判が、ロシア組を勝たせるように意図的に採点を操作

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          AIが人事評価をするとどうなる?意外な事実!

          最近ではチャットGPTなどのAIツールが、身近でも活用されるようになってきました。AIは、ビッグデータなど膨大な量の情報を瞬時に解析することを得意とします。特にマーケティング分野では消費者動向の予測など、その活用が進んでいます。 しかしそれは、マーケティングだけにとどまらず、従業員の人事評価にも活用されるようになってきているのです。そこには意外な事実が発見されたのです。 AI評価を導入する企業が続出IBMでは、自社のAIである「ワトソン」を、賃金を決定する際の人事評価の判断

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          会社の生産性を上げる”簡単”な方法教えます。。

          よく「その人の”強み”を活かせる仕事をさせなさい」という言葉を耳にします。その方がパフォーマンスは上がり、生産性も高まるということは、直観的にも理解できます。しかし「そんな人並み以上の”強み”はない」という人もいるかもしれません。それでも得意なことを伸ばした方が、組織としての成果は上がるのです。 リカードが発見した法則とは?18世紀後半、経済学者のデヴィッド・リカードは貿易において、それぞれの国が得意とする分野に特化して国際的に分業した方が、全体として生産性が高まるという法

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          退屈な仕事がエクササイズに変わる~心の捉え方

          普段、何気なく行っている作業や仕事であっても、そこに目的を持って取り組めば、思わぬ効果を得られることがあります。どこに意識を向けるかによって、たとえつらい仕事であっても、それがちょうどよいエクササイズになることもあるのです。 ホテルの清掃作業がエクササイズに変わった2007年に、スタンフォード大学のアリア・クラムとハーバード大学のエレン・ランガーは、のちに多くの研究者から注目される興味深い研究を発表しました。彼女らはホテルの清掃員80人を集め、こんな実験を行いました。 ホ

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          オリンピックで金メダルをもたらしたトヨタ式「カイゼン」とは!?

          過去76年間の歴史でたった1個しか金メダルを獲得したことのなかった、イギリスの自転車競技団体ブリティッシュ・サイクリングは、2008年の北京オリンピックで、なんと10競技中8つもの金メダルを獲得しました。 当時のオリンピックチームは、お世辞にも強いチームとは言えませんでした。ではいったい何がチームをここまで変えたのでしょう。そこには「1%の改善」といわれる小さな積み重ねがあったのです。 経営大学院修士(MBA)が持ち込んだ「カイゼン」イギリス自転車競技団体は、2002年に

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          やらない部下を変えるたった3つの質問

          もし部下になにかをやらせたかったら、次の3つのことについて質問してください。 (1)それをいつ(日付時間)実行するつもりですか? (2)どこでやりますか? (3)どうなったとき(合図)実行しますか? たった3つのこの質問を投げかけるだけで、相手の行動を変容させることができるのです。 やらなきゃいけないと思いながらも、つい忘れてしまう部下と決めた約束やっていなかったことで、イライラした経験のある上司は多いと思います。期限までに書類を送っていなかった、頼んでおいたレポートが

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