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コンサルを超えるレビュー。問題解決と価値創造の全技法。初心者〜中級者向け【ビジネス書感想まとめ・要約ブログ】

この記事は3分で読めます。📚 2021/10更新

今回の記事も自身のアウトプットという目的でのnoteです。

新入時からこれまででざっと130冊読んできた中から、参考になった書籍のメモを見返しながら紹介記事を書いています。(月1冊ペースなので大したことありませんが)

本日は就活生時代に読んだ「コンサルにおいて必須なスキル」に関する書籍です。コンサルと書いてありますが、本質の問題解決を目指す上で社会人なら覚えて損はないと思います。

先月はこの記事から興味をもってお買い上げいただくことも多く、うれしいです。

ちょうどAmazonKindleの無料期間で読み直せました、いま読み返すと内容はかなり基本的で、よくあるフレームをさらったたけの内容な気もします。具体的ではないというか。ただ、少なからず大事なことは見つけられます。

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コンサルを超える 問題解決と価値創造の全技法 個人的評価:☆☆☆☆★

IQ重視のマッキンゼーとEQに勝るボスコン、世界の二大コンサルの問題解決の基本技とその限界を、マッキンゼーのディレクター、ボスコンのシニアアドバーザーを務める双方を知る数少ない存在である著者が、それらを超える価値創造の技術とビジネスの最新潮流と共に語る。すでに語られ尽くされた感のある問題解決の定石の新たな活用法が豊富な事例とともに示される本書は、新時代の問題解決の教科書としてビジネスパーソン必携の一冊

1.私が得た結論

(1)問題解決のSTEPにおける重要フェーズとは、課題設定力(「問題を定義できるか」「問題を構造化する」)である。ここがズレると本質に迫れない。

ステップ1 問題を定義する
ステップ2 問題を構造化する 」ここまででウェイト50%を占める。
ステップ3 優先度をつける
分析方法を設定する
ステップ5 分析を実施する
ステップ6 発見内容を統合する
ステップ7 問題解決法を提言する

※個人的にはどうやって問題を定義するかのステップが抜けていると感じた。納得感のある問題の出し方は別の書籍に期待です。

(2)デイワン仮説。問題解決へ入る際には必ず仮説を持ったうえで、現象を観察する(初日day1で既に持っておく)。

大抵は当てはまらないので「仮説」を作り直して正しい仮説に近づいていく。

(3)問題解決は四段階論法で行う。

WHAT? 何が問題なのか
WHY? なぜそれが問題なのか
WHY NOT YET?なぜそれがまだできていないのか。⇒【ここが重要
HOW? それができるようになるにはどうすればよいか。

2.デイワンday1仮説

これは、コンサルにはいった一日目で仮説をもっておくということ。当たり前のところから出発し、普通の人が考えないところへ導くのが優れたコンサルの発想である。

学んだ疑問、問題意識を持つ時間、何をするべきか、なぜできないのか、を仮説として常に持っておく。

仮説が外れたら潔く認めてさっさと次の仮説にすすむ。スパイラルを描きながら本質にむけてより深くスパイラルに進む。仮説があれば、それを否定してさらに深く進化させられる。いかにハッとする仮説を描けるか。

3.問題解決は四段階論法で行う。

通常の三段論法とは、
①こういう問題がある
②●●という理由で、それを解かなければならない。
③だから、こうするべきである。

とわかりやすいが、そんなことは初めから分かっていることが多い。
むしろ、なぜ本来やるべきことができないのか?・これこそが本質の問題ともいえる。これが見えてくるとそこに対するHOWが正しい答えとなる。
つまり、

WHAT? 何が問題なのか
WHY? なぜそれが問題なのか
WHY NOT YET?なぜそれがまだできていないのか。⇒【ここが重要
HOW? それができるようになるにはどうすればよいか。

ある企業で「不良が高い」という現象に対して「不良率を下げましょう」では、答えにも何もなっていない。ただ、コインを裏返しただけ。何の洞察もない。(フリップ・ザ・コイン)

売上が落ちているとか返品率が上がっているというのは現象でしかないわけで、知りたいのは、その現象を引き起こす本質的な問題のこと。

陥りがちなのはこうした「現象」をいくつも並べて、モグラ叩きするという方法だが、本質的な問題が明らかになっていないなかで、そのようなことをしても解決にはなっていない。

4.その他

・問題はすべての要素のなかから見つけるのではなく、はじめから仮説を持って見にいくもの。 つまり、「イシューからはじめる」ことが重要なのだ。

・エレベーターが一台しかない10階建てのビルで、待ち時間に関して管理会社にクレームがたくさん来ている事例。解答が「エレベーターの増設」ではコンサル失格。

・そもそもの問題は、自ら場を作っていくもので、そこに何があるかではない。次にどんな可能性があるかを考えること。混乱しているところに入っていくことが問題解決ではない。(サッカーの試合ではボールがあるところに群がるのではダメ)

・タイタニック号の助かり方。実は問題を生じさせた氷山に乗客を下船させることだったのではないかという話がある。問題自体に解決策があることもある。

5.まとめ

得られた結論と同じですが、本質の問題への到達方法を理解しました。まずは仮説をもって迫っていく。これを業務で実践することが私のアウトプットとなります。

(1)問題解決のSTEPにおける重要フェーズとは、課題設定力(「問題を定義できるか」「問題を構造化する」)である。ここがズレると本質に迫れない。

(2)デイワン仮説。問題解決へ入る際には必ず仮説を持ったうえで、現象を観察する。大抵は当てはまらないので「仮説」を作り直して正しい仮説に近づいていく。

(3)問題解決は四段階論法で行う。

WHAT? 何が問題なのか
WHY? なぜそれが問題なのか
WHY NOT YET?なぜそれがまだできていないのか。⇒【ここが重要
HOW? それができるようになるにはどうすればよいか

まとめは以上です。

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他にもコンサルのスキルに関する書籍の記事を書いておりますので、ご覧くださいませ。よろしくお願いいたします。

3月のPV数が一番多かった記事のBEST3順に掲載いたします。


以上


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