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日本の文化ってちょっと面倒だな

Twitterのトレンドを見ると、1位に着物警察という言葉を発見しました(今現在も上位キープ中)。着物好きの大学生の方が着物マナーにうるさい人(=着物警察)に絡まれたそうで、改めて日本文化の手間がかかるというか、敷居が高いというか、面倒臭さを実感した次第です。

決して日本の文化が嫌い、というわけではありません。ただ、着物だけでなく例えば和食は小皿が多く、作る側を想像すれば小皿が多い分だけ様々な料理を作らなければいけないイメージが有りますし、「ファーストフード」も和食より洋食のイメージが強く、三味線や琴といった和楽器も教室や習う人が多い西洋楽器と比べ敷居が高い、とまでいかなくともちょっと「距離」を感じます。

また、こじつけに聞こえてしまうかもしれませんが「君が代」だって多くの著名且つ元々歌唱力に定評の有る歌手の方々でも上手く歌えない様子を見ると、「歌いにくい国歌」の烙印を押されても違和感がない。そして、日本に限らずアジア全体かもしれませんが、箸の持ち方もコツが必要で、少しでも持ち方が間違っていると着物警察とまでいかなくてもネット上では「育ちが悪い」と強く批判されたりと、不器用故に正しく箸を持とうとは意識しているものの、ちょっと(持ち方が)違うと以前指摘された事のある自分にとっては、フォークとナイフを使った方が楽なのかな~なんて考える事も有ります。

更に言えば、日本語も難しい。漢字に加え、ひらがなカタカナが存在し、敬語も様々な種類が。メールや手紙も、親しい人ならともかく、目上の人に対してのものであれば想像以上に時間を要する事だって有ります。そんな中、日本語を正しく読み書き喋る外国人の方々を見ると、「よくこんな難しい言語を・・」と素直に尊敬します。

マナーは当然大事ですが、ある種のおおらかさが欲しいな~と思ったり、日本人として日本文化を見直そう、という風潮も感じますがあんまり難しかったり面倒だと「離れる」日本人が多く居ても仕方がない気がします。いっそのこと、無理に頑張るよりもう最初から「これ出来ませんマナーよく分かりません喋れません」、自分の場合「箸上手く持てないんですよ」と、正直に堂々と言える、それをある程度許せる世の中になった方が色々楽なんじゃないかなと考える今日この頃です。

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