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三池崇史監督に手紙(ファンレター)を出してみた!

好きな邦画(とドラマ)監督の一人に、三池崇史監督がいます。そもそも何作も観る位好きな邦画の監督は凄く少ないのですが(笑)、良い意味で作家性を持たず、エンタメ精神に溢れたどんなジャンルの作品も撮る「職人」的な所に魅力を感じています。

2月下旬に公開した「初恋」を観て以降、何となく手紙を送ってみようとは漠然と考えていたのですが、「日本一忙しい監督」とも呼ばれる三池監督だけに気後れしていました。しかしこのご時世、テレビや映画関係の人達も仕事がストップ傾向だという話を聞き、単純な発想ですが仕事がストップ=多少時間を持て余し気味=手紙を送れば普段よりもちゃんと読んでくれるのではないかという考えに至り、手紙を書いてみました。

手紙の内容は主に「初恋」をはじめ今まで観てきた三池監督の一部の作品や三池監督が役者として出演した(!)作品、それから二十年程前に三池監督が出した書籍「監督中毒」の感想や、自分について(超ダメ元でいつか作品に出演させてほしいand一度現場を見学させてほしい等)、そして全然関係ないですが最近復活した豊田真由子3について(「鉄パイプでお前の頭を砕いてやろうか!」の豊田3は三池監督のバイオレンスアクションの世界観にマッチした人と個人的に思っている、そして今度出演させてみては云々)等々。一部作品は台本を読む機会が有り、本編との違いについても色々書きました。

映画監督という職業の方はファンレター等はどれ位貰っているものなんでしょうかね。一応「ファンレター 映画監督」と調べたのですが、検索結果を見る限り思ったよりも引っ掛からなかったので、役者等に比べると意外と貰ってる人って少ないのでしょうか。

感想を書いた作品とそれに伴う概要等は以下の通りです

監督作品

・「レディハンター 殺しのプレリュード」→一応三池監督デビュー作。アクションシーンが思った以上に力入ってます

・「突風!ミニパト隊」→今は余り見かけなくなったミニパト婦警物。ユルーイ作風ですが見所は色々

・「新宿黒社会 チャイナマフィア戦争」「初恋」のルーツかもしれない新宿×ギャング物。パイプ椅子を尋問中の女性に叩きつける等豪快(読んだ台本にはこの描写は無く、三池監督が撮影時に持ち込んだアイデアの可能性大)

新宿黒社会15

・「アンドロメディア」→スピード主演の近未来物。90年代から見た未来が新鮮で、DA PUMPも出てたりストーリーはベタであるもののエンディングはなんだかんだ切ない

・「DEAD OR ALIVE 犯罪者」→新宿ギャング物。エンディングがぶっ飛んでる事で有名。台本を読んだ所終盤以降は映画本編とは全く違う展開でした(!)

・「天然少女萬」→WOWOWで放送された渋谷少女アクション(?)物。世紀末の渋谷を撮ったという意味では貴重な作品で、後の「クローズZERO」辺りにもちょっと繋がる作風かも。脊山麻理子アナがちょっと出演してて驚き

・「オーディション」→妻を亡くしたおじ3が嫁探し。欧米で評価が高いサスペンスドラマ。台本を読むとカットされたものの秀逸なシーンが有ったり、ヒロインの心情がより読み取れる台詞色々発見(個人的に特にお気に入り作品)

・「漂流街」→アフリカ系?が主人公のアクション物。序盤の和洋折衷に代表される世界観が素敵でコミカル。終盤の敵のやられ方は映画本編と台本で違う

漂流街

・「忍たま乱太郎」→お馴染みアニメの実写版でこども向けバイオレンスアクション・・ということはなく、全年齢対象。撮影技法や演出に色々な工夫が施されてる作品

・「初恋」→新宿ギャング物。アクション・コミカル・ドラマ要素バランスよく整い、且つ一人一人のキャラが際立つ優秀作 noteでの感想はこちらから

出演作品

「恐怖!!寄生虫館の三姉妹 」→有名になる前のカズキ・キタムラも出演しているかなりシュールでヘンなオカルト物。三池監督は三姉妹の繊細な父親役で出演

「凶銃ルガーp08」→ヒロシ・アベ主演の和製「タクシードライバー」なアクション物。三池監督はバーのマスターで出演

番外編

「0課の女 赤い手錠(ワッパ)」→「監督中毒」で紹介されていた、三池監督が下積み時代師事した事のある野田幸男監督のアクション映画。描写が色々派手というか濃い

一部作品の感想はこちらにも掲載されています。


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