#文化観光 高付加価値化 | 事例集 note(令和3年度 文化庁事業)

このnoteでは、文化についての理解を深め、かつ、高付加価値化を実現するためには、どの… もっとみる

#文化観光 高付加価値化 | 事例集 note(令和3年度 文化庁事業)

このnoteでは、文化についての理解を深め、かつ、高付加価値化を実現するためには、どのように文化財を活用すればよいか、令和3年度 文化資源の高付加価値化促進事業におけるコーチング施策を通じて、担当コーチの目線でわかりやすく各事業の事例を用いて説明します。

最近の記事

灘五郷酒所 あたらしい日本酒ツーリズムの誕生

▶エリア:兵庫県神戸市 ▶文化財カテゴリー:食文化(日本酒) ▶事業名:灘五郷初!後継者を育成する灘の日本酒ルーツツーリズム 灘五郷  兵庫県灘沿岸部に位置する、西郷、御影郷、魚崎郷、西宮郷、今津郷の5つの地域からなる日本を代表する酒どころが「灘五郷(なだごごう)」だ。  その歴史は古く、室町時代から記録があり、江戸時代では隆盛を極め、その発展は現代まで続いている。日本酒に詳しくない人でも名前を知っている大手酒造メーカーのほとんどが灘五郷に集結しており、今日でも生産課税出

    • 一杯のお茶を楽しむために、わざわざ嬉野に

      ▶エリア:佐賀県嬉野市 ▶文化財カテゴリー:食文化(お茶) ▶事業名:ティーツーリズムの推進事業 ~茶空間へ茶泊の定着を目指して~ 九州究極茶産地の高付加価値化と、収益化と 佐賀県嬉野 。風情溢れる宿場町の面影 、少 し足を延ばせば広がる美しい茶畑 。大村湾を望む見晴らしのいい茶畑に設えた天茶台(茶塔)で、茶農家の茶師が最高のお茶を点て客人をもてなす。屋外で日本茶を楽しむ極上の空間と時間、加えて、400年以上の歴史を誇る「肥前吉田焼」、日本三大美肌 の湯「嬉野温泉」、これら

      • 地域の伝統産業と社会課題に向き合った新たなアートイベント開催

        ▶エリア:山梨県富士吉田市 ▶文化財カテゴリー:伝統産業(織物)・アート ▶事業名:織物産地のブランディングによる地域観光促進事業 山梨県富士吉田市とは どこからでも富士山を拝められる眺望スポットとして、国内外からの観光客を集めるとともに、緑豊かな景観と富士山の清涼な渓流の恵みにより、1000年を超える歴史ある織物の街。 文化財の価値と課題 悠々たる自然と織物産業が密接に結びつき栄えてきた街が、いま、2つの課題を抱えている。 第一に、伝統産業である機屋の衰退。多様で緻密

        • SLに乗って花火を見上げる幻想的な一夜

          ▶エリア:静岡県川根本町 ▶文化財カテゴリー: 伝統産業(花火)・ユニークベニュー(SL列車) ▶事業名:大井川鐵道株式会社 大井川鐵道と豊かな自然を訪問 東京から新幹線で約1時間でJR静岡駅に到着すると、そこから車で約1時間の場所に今回の文化資産はあった。静岡県島田市、川根本町の大井川に沿って、昭和初期の原型を留めたSLが今日も汽笛を鳴らし走っている。大井川鐵道は日本で初めてSLの動態保存を始めた鉄道だ。 大井川沿いの長閑な風景の中を走るレトロな観光列車は、懐かしさもあっ

        灘五郷酒所 あたらしい日本酒ツーリズムの誕生

          八ヶ岳のMEGUMI(恵み)を感じる山小屋ステイの高付加価値

          ▶エリア:長野県茅野市 ▶文化財カテゴリー:ユニークベニュー(縄文文化・山小屋)、景観(自然) ▶事業名:太古の縄文文化を象徴する八ヶ岳の保全に資する新たな"高付加価値山小屋ステイ"開発事業 八ヶ岳のMEGUMI(恵み)を感じる山小屋ステイの高付加価値 長野県茅野市。ここには、山梨県ともつながる『八ヶ岳連峰』という日本最大級の連峰がある。初心者からプロに至るまで、山を愛する人々が季節に応じた表情を望みに来る。 また、八ヶ岳連峰は、多様な地形と土壌の豊かさにより”苔生した山”

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          焼酎の可能性を求めて。鹿児島の挑戦

          ▶エリア:鹿児島県鹿児島市 ▶文化財カテゴリー:伝統産業(焼酎)、ユニークベニュー(名勝 仙巌園) ▶事業名:本格焼酎と文化財を活用した新たな「稼げる」複合的観光資源創出事業 「おじさんが飲むお酒」から「オシャレな人が飲むお酒」に いま焼酎が面白い。「おじさんが飲むお酒」としてのイメージがついてしまった焼酎のどこが良いのか、東京のグルマンたちもまだまだ気づいていない人も多いようだが、焼酎はここ最近で最も注目されている酒と言ってよいだろう。なぜそう言い切れるのか? そこで、

          ロボットがサムライになった日

          ▶エリア:福島県会津若松市 ▶文化財カテゴリー:その他(サムライ)、寺社 ▶事業名:サムライスクール会津藩校日新館を拠点とした新サムライ育成プロブラム開発事業 「新サムライ育成プログラム開発事業」現代にサムライを生み出すというこの事業名だけで私は少なからず心が躍った。『上質な観光サービスを求める~高付加価値化推進事業』で進める以上、完成するものは観光地のありふれたチャンバラ体験であってはならない。かつての白虎隊を生み出した会津の地から現代のサムライを育てその体験を商品化する

          臨済宗最大規模を誇る妙心寺塔頭にて、次代の担い手と共に伝統・文化・芸能を一度に体験する

          ▶エリア:京都府京都市 ▶文化財カテゴリー:寺社、伝統芸能(笙) ▶事業名:幽玄の美に触れる夜の拝観「妙心寺 桂春院」 臨済宗総本山妙心寺塔頭「桂春院」 今回の事業の舞台となったその妙心寺内に座する「桂春院」。戦国の雄 織田信長の子、信忠の次男「津田秀則」が創建。その後徳川家旗本の石河貞政によって再興され、小堀遠州の弟子、玉淵坊が作庭した庭園は、その苔とツツジの植え込みが素晴らしく史跡・名勝に指定。 更に驚くべきは長浜城から移築された書院があり、藤村庸軒好みの隠れ茶室「既

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          宮大工と湯河原が紡ぐ新たなものがたりの大きな可能性

          ▶エリア:湯河原およびその周辺 ▶文化財カテゴリー:伝統産業「宮大工」 ▶事業名:「宮大工ツーリズム」で地域振興、次世代育成に貢献。世界無形文化遺産に登録された「伝統建築工匠の技」を日本の新たな高付加価値混交コンテンツに なぜ、湯河原の地で宮大工が継承されてきたのか この事業のコーチを担当してまず知りたかったのは、宮大工と湯河原の必然性でした。単に宮大工を紹介するのではなく、ツーリズムにしていくためには地域との関係性こそがコンテンツ化の鍵になる。その答えは、視察で明らかにな

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          苦しむ日本の花火に一筋の光が見えた熱海の花火大会

          ▶エリア:静岡県熱海市 ▶事業名:静岡の伝統花火を守り抜く。静岡花火の競演会 in 熱海 日本の花火の現状日本の花火。 約400年の歴史を持つ花火は、脈々と製造技術が伝承され、優れた芸術性が世界から賞賛される「伝統芸術」になっている。各地で開催される花火大会は約1,500ヶ所、約7,900万もの動員、経済波及効果は1兆円を超えると言われ、地域文化や経済へのかなりの影響力がある。(2020年 日本花火推進協力会及び日本経済研究所調べ) ところが今、花火を取り巻く状況は難題を

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          #文化観光 とはなにか

          「#文化観光 高付加価値化 | 事例集 note」は地域の豊かな文化の価値を伝え、経済を動かし、文化の継承を目指す 文化観光 高付加価値化 の実践事例をご紹介するnoteです。第一回は 文化庁 文化観光担当 の中の人による「文化観光とはなにか」の紹介記事です。 はじめまして、 文化庁 文化観光推進コーディネーターの丸岡直樹と申します。 文化観光という言葉を初めてお聞きになる方も多いと思いますので、 実例はこれからのnote投稿にお任せしまして、どんな想いを込めた言葉なのか、

          文化観光 高付加価値化の実践事例をご紹介する事例集note始めます

          この事例集で伝えたい事 初めまして。令和3年度 文化資源の高付加価値化促進事業におけるコーチング施策の統括担当の永谷です。 今年度、自身もこの事業におき、全国津々浦々、有形・無形文化財合わせて30か所ほどの視察を行い日本の文化財の危機的状況を目の当たりにしました。 経営難で改修できない、維持できない文化財や、祭りや花火大会のような無形文化財も収支が見込めずどんどん無くなりつつあるところにコロナが拍車をかけています。 これらを背景に「今」、文化財をはじめとする文化資源を高付

          文化観光 高付加価値化の実践事例をご紹介する事例集note始めます