マガジンのカバー画像

読書会のこと

5
運営しているクリエイター

記事一覧

【お知らせ】本を通じた出会いの場を作る:「本の長屋」プロジェクト

 東京・高円寺にある「コクテイル書房」の店主・狩野さんが発起人となって行っているクラウドファンディング「本の長屋」プロジェクトへの私の応援記事が掲載されました。
 こちらのプロジェクトは高円寺にある古民家を舞台に、本を通じた出会いと交流と憩いの場を作ることが目的になっています。
 当ブログで度々お知らせしているように、私はコクテイルさんで1年以上前から「社会学を学ぶための読書会」を行っており、本を

もっとみる

【お知らせ】「読んで書く読書会」を主宰します

大変、ごぶさたしております。佐藤です。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

さて、お久しぶりのところ恐縮ですが、昨年秋から温めていたある読書会の告知をしますね。

「読んで書く読書会」のお知らせこのたび、高円寺にあるコクテイル書房さんという居酒屋兼古書店にて、中学生、高校生、そして一般の方に向け「読んで書く読書会」と題した読書会を行うことにしました。

「読んで書く読書会」のねらい

文部科学

もっとみる

【お知らせ】第2回読書会のお知らせ

皆さま、こんにちは。佐藤です。

第2回読書会のお知らせ本年1月より私が主宰している「読んで書く読書会――社会学を学ぶ」ですが、1,2名程度、参加者の追加募集を行います。下記の連絡先までご連絡いただけると幸いです。

なお、読書会の様子は、記録及び遠距離からの参加ができるよう、Zoomで配信します。お顔はほぼ映りませんが、声は電波に乗ります。参加をご検討される方は、その点、ご了承ください。

では

もっとみる

読書会の愉しさと意義についてのメモ

先日の4月2日(土)、自分が主宰している読書会が3回目を迎えた。その日は、奥村隆著『社会学の歴史I』(2014、有斐閣アルマ)のK・マルクスの章を読んだ。理論的な説明が多い章なので少し心配をしていたが、杞憂に終わった。年齢も職業も性別も異なる、少し前には初対面だった人たちが、「疎外」という概念からの連想や疑問を小一時間話し合うような様子は、非日常的な経験である。とても楽しい時間だった。

「言語ゲ

もっとみる

アジールとコミュニティ:読書会を振り返る

皆さま、こんにちは。佐藤です。
先日、「社会学を学ぶ」読書会の最終回1回前がありました。次回はいよいよ最終回。奥村隆『社会学の歴史Ⅰ』全体を振り返る回になります。
今日は今までの読書会を振り返ってみたいと思います。

読書会をはじめたきっかけ

まずは読書会を始めたきっかけを振り返りたいと思います。

上記の記事でも書いたように、私が読書会を始めた動機は大きく分けて二つありました。
一つは、①「生

もっとみる