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生活の軸

なんとなくその日その日の気の向くままに家で過ごしたり外に出てどこかに行ってみたりしている。朝起きたときにその日の終わりに私がどこに行ってきているのかわからない。1時間後になにをしているか、だいたい予想はつくけれどその通りに時間が経っているのかはわからないのです。

窓から見える空は青々としていて、晴れているとなんとなく外に出たいと言う気持ちが湧いてくる不思議を今日も感じながら体は眠く布団に転がっていたい欲が支配しているような私の心の中でのよくわからない戦いが始まったりしていて。

思えば一人で暮らす私の家はまったく私の心の中といってもいいようなものになっっている。好きなもの気に入ったものしかなく全て私の生活に必要なものだけでそこに他人の影は一切ない。そんな空間はこの家か私の心の中しかなく、外に一歩出るだけで、街に出るだけで他人の影響が出てきてしまう。

音も匂いも全て自分のもので、意のままにすることができることは想像以上に贅沢で、それ以上に時間をすべて意のままに遣えることがきっとあり得ないほど贅沢だ。その自由に甘えさえしなければ。

気ままに生活する中で、毎日少しづつ変わってくる自分の気持ちにしたがっている中で生活の軸と言えるようなものを考えていた。それが本を買い、読むこと。

どこかに出かけたとする。だいたい本を2冊は鞄に入れる。
2冊持っていても1冊しか読まないことがほとんどだけれど2冊以上入れてしまう。出かけようとするときにどうしても選びきれないから、そのときに2冊以上読んでいることがほとんどなのと買ったけれどまだ読んでいない本が1冊以上必ずあるから。

不思議に思うほどに興味関心が尽きなくてあれもこれも読みたいと思う。ある本を読む。その著者のこれまでの本を読みたくなる。その本に引用されていた本を読みたくなったり、紹介されている本、名前が挙げられている著者の本も気になる。そうやって本を一冊読むと連綿と新しい興味に繋がっていくのです。

それに加えて本屋に行くと、平台に積まれている新刊や、そのとき何気なく眺めた本棚に収められた昨日までまったく知らなかった本をなんとなく手に取って1ページ読んで気に入って買ったりする。そうやっていくらでも。

生活の様式が変わってもずっと変わっていないことは少し不思議です。

私の生活の軸は読書です。

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