夜の過ごし方
仕事が一区切りついたころ、買っておいてもう1ヶ月も家にいる玉ねぎ3玉が気になった。
洗濯をしているとき、カレー作るか。思った。
スーパーに行って、ニンニクと生姜を買った。ルーはもあった。
発泡酒を飲みながら、玉ねぎをみじん切り。
ニンニクと生姜を炒めて、ころいいところで玉ねぎを炒め始める。今日は豚肉にした。
豚肉はべつに炒めて、後で入れる。
さんざん唐辛子を入れて辛くした玉ねぎに、茄子とズッキーニを入れる。夏のカレー。
しばらく煮詰めて、水分を飛ばす。
それは言い訳で、入れすぎた野菜の量を減らすためにひたすら水分を飛ばしている。
待つ。
iphoneから音楽絵お流している。曲をサザンに変える。流れているのは「栞のテーマ」。
どこにいても、何歳になってもきっとサザンを聴いたときのこの感情は変わらないんだろうなって思いながら、ぐつぐつ蒸発していくカレー鍋の表面を見つめる。いまや我が家のキッチンはカレーパーティーかのように匂いが充満。換気扇を「強」にしているからご近所さんにも「こいつカレー作ってやがる。。」とばればれだろう。
カレーは完成。米も炊けた。そんな火曜日の23時。東京。
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