立派な人は自分の気持ちを大事にする(『大学』傳六章)
今回取り上げるのは『大学』傳六章からの言葉。
誠意のある人というのは、自分の本心を欺かない人のことである、という意味。
修養を積んだ立派な人になるためには、自分の心に正直になることが大事ということですね。
大人になると良くも悪くも嘘がうまくなります。
相手の期待に応えるため。
周囲の空気に合わせるため。
誰かのために自分を偽ることが増え、気がつくと自分の本心がわからなくなってしまうのです。
自分の気持ちを大事にしていないのに、誰かの気持ちを大事にすることなんてできません。
本当は嫌なのに仕事を引き受けたり。
他にやりたいことがあるのに我慢したり。
そんなことばかりでは苦しくなってしまいます。
自分を一番大切にできるのは自分だけです。
もっと自分の気持ちを大事にしましょう。
自分の気持ちを大事にしていけば、相手の気持ちにも寄り添うことができるようになるはずです。
君子は自分の本心を欺くことはありません。
素直に自分の心に従って行動するのです。
やってみたいから挑戦する。
助けたいから手伝う。
感謝しているからお礼を言う。
そんな当たり前のことが自然とできるような人間になりたいと思います。
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