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クラブ別戦力評価#34 藤枝MYFC

記事編集日:2023年3月22日

みなさん、こんにちは。
Jリーグ開幕のタイミングに合わせて、昨年も行いました戦力評価を行っていきたいと思います。
すでに、2023年に入り、ついにJリーグも開幕し一月が経とうとしています。
「クラブ別戦力評価」の第34回は、藤枝MYFC編です。
評価軸としては、「GK」から「FW」の各ポジション、そして「その他」として監督などのスタッフや継続性を「SS」「S」「A」「B」「C」「D」「E」の7段階評価をしていきたいと思います。

移籍市場

ここまでの、移籍市場の動きを振り返っていきましょう。
画像は、Jリーグ公式の移籍情報ページのキャプチャになります。

<考察>

 昨季のJ3で2位に入り、今季はクラブ史上初のJ2の舞台へ挑みます。
 そして、J2に昇格したということもあり多くの主力選手の慰留に成功しました。

 昨年のJ3で特徴的な活躍を見せた久保選手、横山選手。そして、昨夏に沼津から加入した渡邉選手など多くの選手が残留したほか、監督をはじめとしたスタッフ陣も継続路線となっております。

 一方で、守護神であった内山選手が主力選手では唯一移籍となりました。
 J1のサガン鳥栖へのステップアップ移籍ということで、個人的にはしょうがない移籍であるように感じます。
 
 そのGK陣に関しては、大宮から上田選手。桐蔭横浜大学から北村選手と即戦力級を確実に補強しています。

 他にも、宮崎から徳永選手、甲府から岡西選手、鳥取から新井選手、大宮から山田選手などというふうにJ2、J3で実績・経験のある選手を数多くスカッドに加えたというのがこのオフの藤枝の動きといえます。

評価

GK

GKです。

 主力として全試合に出場した内山選手がサガン鳥栖へ移籍をし、杉本選手、奈良橋選手も退団と大きく陣容に変更があったGKでした。

 大宮から上田選手、甲府から岡西選手、桐蔭横浜大学より北村選手を獲得し人数的に変動はありません。

 上田選手は、大宮を契約満了となってのフリー移籍での獲得ですが、昨年は負傷により離脱が長かったものの2021年は11試合に先発出場するなどJ2で一時は主力となっていた選手であることに間違いはなく実力は折り紙付きといえます。

 桐蔭横浜大学より加入した北村選手も即戦力となってもおかしくない選手です。
 身長は178cmとGKとしては非常に小柄な選手ではありますが、関東第一高校、桐蔭横浜大学と結果を残してきた選手です。

 不安要素としては、上田選手のJ2経験は18試合のみ。
 岡西選手も近年は甲府で出場機会をつかめていなかったことによる経験不足は不安要素です。
 
 このようなことを踏まえ、評価は『D』としました。

DF

次にDFです。

 昨年の3バックは、川島選手、鈴木選手、小笠原選手を中心に秋山選手、神谷選手が起用されることもあるというような起用法でした。
 神谷選手はレンタル移籍先変更、秋山選手が現役引退ということで退団していますが、3バックの中心メンバーに関しては全員が残留ということになりました。

 獲得選手に目を向けると、浦和レッズから工藤選手を期限付き移籍で獲得している他、大宮アルディージャから山田選手を獲得しています。

 工藤選手は、浦和ではなかなか出場機会をつかむことはできませんでしたが、山田選手は大宮加入初年度となった2020年と翌年の2021年は結果を残していた選手でもあります。

 他にも大卒ルーキーの山原選手も加入しましたが、いきなり主力争いに絡んできそうなのは山田選手くらいで、全体としては「継続」という意味合いが強く残ります

 J3での昨季は、失点数29といわきの23につぐリーグ2位の素晴らしい数値でしたが、内山選手に助けられていた面も大きくDF陣がJ2で通用するかに関しては大いに不安が残ると考え、評価は『E』としました。

MF

次にMFです。

 主力級の選手という観点では、鈴木選手に関してはリトアニアのクラブへ移籍することになり、退団しました。
 一方で、桐蔭横浜大学より小関選手を獲得した他、仙台より大曽根選手を獲得しています。

 宮崎から加入した徳永選手も注目です。
 開幕からの5試合での出場は第3節のブラウブリッツ秋田戦での途中出場のみですが、宮崎時代は攻撃の中心としてJリーグ参入から2年連続でJ3トップハーフにいるチームを牽引してきており、今後チームに馴染めば攻撃の中心になることも考えられます

 杉田選手、久保選手、水野選手、榎本選手などのその他の主力ともいえるMFは残留しており、あくまで「弱点補強」という色合いが濃いスカッドです。

 加入選手に目を向けても、鳥取から新井選手、宮崎から徳永選手と言ったようにJ3での主力選手を獲得しており、『J3オールスター』ともいえる陣容になっています。

 一方で、J2クラブからの獲得という選手はおらず、全体を通してJ2経験不足が不安です。
 強度もレベルも異なるJ2の舞台でJ3経験者がJ3実力者がどの程度通用するかは未知数で、評価は『D』としました。

FW

次にFWです。

 昨夏に加入し、瞬く間に主力となった渡邉選手を中心に今季も組むでしょう。
 渡邉選手の加入により出場機会が減少した土井選手が退団しているものの、新潟より矢村選手を獲得しております。

 矢村選手は谷口選手、鈴木選手などの前で主力になることはできませんでしたが、新潟では通算で49試合に出場するなど実力は確かで、渡邉選手とハイレベルなポジション争いが繰り広げられるでしょう。

 また、大卒ルーキーの平尾選手も虎視眈々と主力の座を狙います。

 昨季のJ3での得点数58はリーグ2位ですが、「FWの得点数」という観点では若干物足りない印象でした。そのため、現時点での評価は低くなりますが、新加入の矢村選手の覚醒に期待が高まります
 現時点での評価は『C』としました。

その他

最後に「その他」です。

 監督をはじめとしたコーチングスタッフなどは軒並み継続路線と言えます。
 そのため、「継続性」という観点ではポジティブな印象で、選手も多くが入れ替わっているわけではないので、全体的にポジティブな印象で、評価は『A』としました。

フォーメーション

すでに、開幕から試合が複数試合行われていますので、フォーメーションは、これらのメンバーを参考にして決めました。

基本的には、開幕から数試合が行われていますのでそのメンバーです。
個人の予想フォーメーションではないので、各ポジションでの考察は行いません。

まとめ

これまでの評価をまとめます。

目標

 現実的な目標は、「J2残留」になるでしょう。
 多くの選手の残留に成功しましたが、多くの選手がJ2経験がないという状況でクラブ史上初となるJ2の舞台にまずは止まることが第一目標と言えるでしょう。

最後に

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