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【入試問題解説#5】早稲田実業中学校(2022年/大問3)

こんにちは。
今回は、中学入試や大学入試の問題解説をおこなっていきたいと思います。

第5回の今回は、中学入試問題を取り上げます。

今回、扱う問題は早稲田実業中学校の2022年度の入試問題です。

問題

今回、取り上げる問題はこの問題です。

ぜひ、解いてみてください!
目標時間は10分です。

↓↓↓↓↓↓解答・解説↓↓↓↓↓↓

解答

(1) 42人
(2) 【ア】…9840
   【イ】…1800
(3) アメ…60個
   ガム…33個
   チョコレート…45個

解説

(1)

問題文の「先生の負担額を120円増やしてもらい」とあるため、男子と女子の人数の差は、以下の式で求めることができます。

120 ÷ (200 - 180)= 6

問題文より、男子と女子の人数の比は④:③でその差の①が6人であるとわかります。

よって、求める答えは、以下の式で求められます。

6 × (③ + ④)= 42(人)

答え:42人

(2)

(1)より、クラス全体の人数は42人。そのうち、男子は24人、女子は18人であるとわかります。

当初集める予定であった金額を求めます。

<男子から>
 一人当たり200円なので
   200 × 24 = 4800(円)
 
<女子から>
 一人当たり180円なので
  180 × 18 = 3240(円)

問題文
「2種類のお菓子の数を逆にして買ってしまったため、480円余りました。余ったお金を先生に返したところ、先生の負担額は【イ】円の0.8倍になりました。」

そもそも、男子と女子から集める金額を逆にしており、先生の負担額が120円増えているため、480円の返却により、先生の負担額は当初の想定負担額より360円少なくなっています

つまり、360円が先生の負担額の2割であると言えます。

より、
 360 ÷ 0.2 =1800(円)…【イ】

より、【ア】は以下の3つの合計である。

 ①男子から集める金額…4800円
 ②女子から集める金額…3240円
 ③先生が出すお金…1800円

より、
 4800 + 3240 + 1800 = 9840(円)…【ア】

答え:【ア】…9840円
   【イ】…1800円

(3)

お菓子の数を逆にしたことにより、480円の差が生まれている。

アメ:30円
ガム:80円
チョコレート:120円

<アメとガム間違えた場合>

仮に、アメとガムの数を間違えたとする。
すると、この2つの購入する予定であった数の差は、以下の式で求められる。

 480 ÷ ( 80 - 30) = 9.6

差が少数になるので不適。

<アメとチョコレート間違えた場合>

仮に、アメとチョコレートの数を間違えたとする。
すると、この2つの購入する予定であった数の差は、以下の式で求められる。

 480 ÷ ( 120 - 30) = 5.333…

差が少数になるので不適。

<ガムとチョコレート間違えた場合>

仮に、ガムとチョコレートの数を間違えたとする。
すると、この2つの購入する予定であった数の差は、以下の式で求められる。

 480 ÷ ( 120 - 80) = 12

差が整数なので題意を満たす。

お菓子の合計金額は、9840円であった。
ガムとチョコレートの個数の差である12個を考える。
 
仮に、予定通り買っていれば960円(ガム12個分)多い。

9840 - 120 × 12  = 8400

ここで、チョコレートとガムの購入する個数は揃ったので、合計金額の平均の100円でセットとして考える。

すると、
 アメ:30円
 チョコ・ガム:100円

 
この2つの合計数は138 - 12 = 126個で合計金額は8400円

あとは、鶴亀算を解く。

答え:     アメ…60個
ガム…33個
チョコレート:45個

まとめ

いかがだったでしょうか。
今回は、早稲田実業中学校の問題を取り上げました。
今回の問題は、求められている思考や考えは決して難しいものではありませんが、情報を正確に把握する能力が求められます。
 
今後も取り上げてほしい問題があれば、コメントにてお伝えください。

最後に

 記事を見つけてくださりありがとうございました。
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