【入試問題解説#3】女子学院中学校(2018年/大問7)
こんにちは。
今回は、中学入試や大学入試の問題解説をおこなっていきたいと思います。
第3回の今回は、中学入試問題を取り上げます。
今回、扱う問題は女子学院中学校の2018年度の入試問題です。
問題
今回、取り上げる問題はこの問題です。
ぜひ、解いてみてください!
目標時間は8分です。
↓↓↓↓↓↓解答・解説↓↓↓↓↓↓
解答
(1) 105
(2) 180・210・475
解説
(1)
食塩水の濃度を考える際には、天秤図を用いるとわかりやすいです。
その際のポイントは、
食塩水の量の比と濃度の比は逆比であるということです。
2.8%と6.4%の差は3.6%。
6.4%と11.2%の差は4.8%
すなわち、その差の比は3:4になります。
ここで、量と濃度の比は逆比であるので、以下のように考えられます。
すなわち、求める答えは、
140 × 3/4 =105(g)
答え:105g
(2)
容器Aに水を□g入れる
=食塩の量は変わらない。
それぞれに入っている食塩の量を求める。
<容器A>
300 × 0.112 = 33.6(g)
<容器B>
200 × 0.028 = 5.6(g)
『容器Aに水を□g加えてかき混ぜた後、そこから100gを取り出して容器Bに入れてかき混ぜると4.2%の食塩水ができました。』
この部分を、天秤図に表します。
量の比が2:1なので、濃度の比は1:2の逆比になります。
よって、容器Aの濃度は
4.2 + 2.8 =7.0(%)となります。
容器Aに入っている食塩の量は33.6gですので、それが7%に相当します。
より、
33.6 ÷ 0.07 = 480(g)
より、容器Aに入っている食塩水の量は480gです。
求める答えは、
480 - 300 =180(g)
答え①:180(g)
『次に容器Bに入っている食塩水の水を蒸発させて食塩水の重さを□gにした後、そこから95gを取り出して容器Aに入れてかき混ぜると、6.8%の食塩水□gができました。』
この段階の様子を天秤図に表します。
量の比が1:4ですので、濃度の比は4:1の逆比になります。
より、容器Bの濃度は6%であるとわかります。
『容器Aに水を□g加えてかき混ぜた後、そこから100gを取り出して容器Bに入れてかき混ぜると4.2%の食塩水ができました。』
この動作があったので、容器Bに入っている食塩水の量は300(g)で、食塩の量は、12.6gです。
「蒸発」ですので、食塩の量に変化はありません。
よって、12.6gが6%に相当します。
12.6 ÷ 0.06 = 210 (g)
より、蒸発後の食塩水容器Bの食塩水の量は210gであるとわかります。
答え②:210g
最後の答えは、食塩水の量の和です。
左側に95g、右側に380gですので、合計は475gになります。
答え③:475g
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回は、女子学院中学校の問題を取り上げました。
女子学院中学校の問題は、難易度自体は高くないものの、スピードが求められる問題が多い印象です。
今後も取り上げてほしい問題があれば、コメントにてお伝えください。
最後に
記事を見つけてくださりありがとうございました。
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