ことうた屋 だいぞう

名前を使ってステキなポエムを書きます これまでに日本だけでなく 世界中で名前ポエムを書き続けています!2019年Japan Expo(フランスパリ)出展決定!独自の理論を完成させて 筆文字教室も開講中!!

ことうた屋 だいぞう

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    • 手相鑑定 碌々堂へようこそ

      とある手相鑑定士の不思議なお話。 新月の夜に現れる彼の正体とは? シリーズものです。 どうぞご覧ください。

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    ボクとコタロウ。

    ボクが生まれたとき 柴犬のコタロウもやってきた。   赤ちゃんだったぼくボクは ひどく怖がりだったそうで 大きな物音がすると泣いていた。 でも、いつもぼくを守るように コタロウはそばにいてくれた。 ゆりかごの隣で コタロウもスヤスヤ寝ていたね。   小学生なったボク。 コタロウも元気盛り。 休みの日になると いつも一緒に庭であそんだね。 二人でかけっこしたり 土いじりしたり 泥だらけになって よくママに二人して怒られたっけ。   中学生になったボク。 コタロウとあまり遊ばなく

      • 手相鑑定 碌々堂へようこそ⑥

        第6話 ステージにいるのは神様?それとも魔物? 今宵は満月。 夜の空をひときわ明るくしている。 ろくは駅前にいた。 ホットコーヒーを手に持ち 愛猫のミャーと 長髪の男と一緒に あるストリートミュージシャンの パフォーマンスを 温かく見守っていた。 あれは、 一年前のことか。 ろくが鑑定を終え ふらりと駅前を 歩いていると 力強いギターの音と 繊細な歌声が聞こえてきた。 そこではストリートミュージシャンが 歌っていた。 か細い女の子。 地べたに腰を下ろし あぐらをか

        • 手相鑑定 碌々堂へようこそ。⑤

          第5話 飛ぶ鳥跡を濁さず。 そう思っているのは飛び立つ鳥だけ。 グーッと大きなお腹の音。 ろくはその日 朝から何も食べていなかった。 師匠の時から 頼まれている ある企業のコンサルティング鑑定で 朝から忙しく  食事の時間を逃していた。 店による前に パン屋であんぱんを 買ったのだが これが粒あん。 ろくはこし餡が好きなので 腹は減っているが うーん。と 食べるのを躊躇っていた。 しかし、背に腹はかえられぬ。 粒あんのあんぱんをがぶり。 うーん。 やはりあんぱんは こ

          • たまごむすび【完全版】

            私にはママがいない。
 小学生5年生の時に病気で亡くなった。 それからおばあちゃんとパパと 3人暮らしをしている。 おばあちゃんは本当に優しくて、 ずっと私の母がわり。 いつもニコニコして
なんでも話を聞いてくれる。 父は仕事人間。 
朝早くから
夜遅くまで
一生懸命頑張ってる。

 ただ、高校生になってからは 父と話した記憶はほとんどない。 わかってる。
わかってる。 父のおかげで
毎日、何不自由なく 暮らせていること。 わかってる。 わかってるんだけど 遅れてき

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            手相鑑定 碌碌堂へようこそ④

            第4話 冷たい手の女には仏眼相。 人は死んだらどうなるのか? 魂になって あの世へ行くのか? 天国か地獄か。 はたまた、 この世に残って 浮遊するのか。。。 それは、 死んでからのお楽しみ。 そう受け取ると 死は苦しく辛いことばかりではなく 楽しみにも思えてくる。 なにせ、 世知辛い世の中。 あの世の方が 幾分、ましか? 不思議とそんなことを 考えてしまいます。 さて、今宵も月は 満ち欠けをやめ 夜の帳が深くなる。 新月。 すでにろくは 鑑定に入っていた。 「ろ

            手相鑑定 碌々堂へようこそ③

            第3話 にくまんあげまんホクホクあったかい。 恋は下に心がつくから下心。 見返りを求めるものです。 さて、今夜は新月。 今宵のお客様は、、、 風がだいぶん、冷たさを増し 夏が終わったと思ったら 秋をすっ飛ばして もう、冬が顔を覗かせてる。 寒くなると 温もりを求めるものです。 お鍋に おでん それを 熱燗で きゅっと追いかける。 寒いのは寒いので 楽しみがあるものですね。 ろくがホクホクと 食べてるのは 龍凛の肉まん。 お客さんからの差し入れ。 寒くなると

            夢の金持ち

            ある日ばあちゃんの家で テレビを見ていたらお金持ちの家が紹介されていた。 大きなプールがあって豪華な部屋。 御馳走が並んでいて僕はテレビに釘付けになった。 そして、「お金持ちになりたいな」と呟いた。 するとばあちゃんが猫のミーを撫でながら僕に話しかけた。 「ユウスケちゃん お金持ちになる方法を知りたい?」 僕は「知りたいよ!」と言った。ばあちゃんは 「金運というのは耳から入ってくるの。  大富豪は毎日耳をきれいに洗って  金の粉を塗るのよ。」 と金のラメが入ったクリームをくれ

            手相鑑定 碌々堂へようこそ②

            第二話 人生を始めるために必要な三種の神器 人生を幸せにするために必要なもの。 お金? 愛情? 夢? あなたにとって必要なものは何ですか? 新月の夜、 いつもの場所で ろくがタバコをふかしながら 客を待っていると 小道に黒塗りの高級車が 無理やり入ってきた。 愛猫のミャーが びっくりして さっと建物の影に隠れた。 ガチャっと 運転席が開き 大柄のスーツの男がおりてきた。 年の頃は 40後半か、 イケイケのオーラを纏い 手首には ジャラジャラと パワーストーンの 数

            手相鑑定 碌々堂へようこそ①

            第一話 いらっしゃい。碌々堂へようこそ。 新月の夜 大通りを一本入った小道に ゆらゆらと光る明かりが灯る。 光に誘われて近づいてみると そこには 手相鑑定 碌々堂 と 書かれた立て看板があった。 行燈がともり 和服姿が似合う やさ男が座っていた。 男の名前は”ろく”と言った。 しばらくすると 汗ばむ季節には 似合わない 長袖のシャツを着た 女性が節目がちで ろくのところへやってきた。 「あのーここの手相はよく当たるって  噂で聞いたもんですから  私のことを見てもらえま

            River

            作 だいぞう 不思議な気分だった。 ふわりと身体が軽くて まるで、夏の空のような 清々しい気持ちに包まれている。 どうやら僕は死んだようだ。 “死”というものを初めて体験したから 当たり前と言えばそうなのだが 得も言われぬ感覚に陥っていた。 僕が死んだのには理由がある。 ある人からの依頼で 三途の河に橋を架けるから 手伝って欲しいとのことだった。 いやはや、 理由が理由ではあるが それだけで命を賭けることはできない。 僕がこの世界に足を踏み入れたのには 他の理由が大

            神様ノート

            父さんは 長距離トラックの運転手だったから 週に2回しか帰ってこなかった。 母さんは 看護師さんをしていたから 週に何度かは 夜勤のお仕事だった。 でも、僕には ばぁちゃんがいた。 ばぁちゃんは 近くに住んでいて 母さんが夜勤の日は 学校から帰ると ばぁちゃんの家で過ごしたんだ。 ばぁちゃんは いつもニコニコして よくお話しをしてくれた。 ある日、僕は 同じクラスのサトルと 些細なことで言い合いになり ケンカをした。 サトルは体も大きかったから 全然敵わなかった。 突き