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久し振りの胸痛きたる。

「これは──来たぞッ!」

これは猫の日の話。仕事へ出勤する少し前に、猫の日だからねこあつめの投稿をしようとPCへ向かっていた時だった。

昨年11月末ぶりの冠攣縮性狭心症(疑い)の胸痛に襲われた。

これは特徴的な痛みですぐわかる。胸の中心やあご、奥歯のあたりがキューっと攣ったように痛んでくるのだ。喉の奥が詰まる不快感も現れる。基本的には長くても十数分で治まって、その後は普通に動けるようになる(これ以上長引いて治まらない時は救急車案件)。仕事には行きたいが、発作時間によっては遅れてしまうかもしれない。

とりあえず報告をと、ニトロペンを舌下して横になりながら職場へ電話をした。すると、「遅れてもいいし、休んでも大丈夫だからね。またしんどそうなら連絡してね」とあたたかい言葉をいただくことに。もう感謝しかない。
今回の発作はニトロペン1錠で5分ほどで治まり、時間通りに職場へ行けてほっとした。

考え得る原因は昨夜の深夜帯、仕事の疲れから睡眠薬なしでうたた寝をしてしまい、浅い眠りのまま朝まで過ごしてしまったことかもしれない。さすがにこれはまずいと朝に睡眠薬を飲んで昼まで寝直した。
冠攣縮性狭心症は朝晩の安静時に起きやすい特徴がある。それが寝直したことで時間と生活リズムがずれて、この時間に発作が起きたのかなと。完全にやらかしてしまった…。

ただ、職場のみなさんがあたたかく言葉がけをしてくださって「マイペースにゆっくりでいいからね」と伝えてくれてうれしかった。この職場に来てからというもの、「ありがとうございます」と伝えない日はないというほど恵まれていて驚いてしまう。

今までは「すみません」とか「申し訳ありません」だったのにね。
できない自分を気にかけてくれること、そこに感謝することで仕事も気持ちも前向きに回転していく。あいさつもお礼も笑顔も自然と出る。

「あなたはもうここの一員なんだよ。ここがあなたの居場所の一つになってくれたらうれしい」

ぼくに足りなかったもの。
ぼくが学ぶ必要があるもの。
その欠けていた部分を勉強させてもらいながら、無理せず続けていきたいな。

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