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小正月までの和の幸せ招き① ことの葉綴り一〇三四

寒中お見舞い申し上げます

おはようございます。令和五年一月六日(金)。
皆さん、もうお仕事始めされているのでは?
私は、四日から実家のある市役所さんへ用事があり出向いたりで、「ことの葉綴り」もお休みでした。

小寒を迎えて、寒くなってきましたね。今日から寒の入り!
五日も「一粒万倍日」でしたが、移動したりで更新できずすいません。
で、暦を見てみると、一月は、十五日の小正月までも、けっこう、いろいろと、和の幸せを招く行事や吉祥の暦が続いたりします。
今回は、そちらをご紹介します。

一月六日(金)天赦日+一粒万倍日+鬼宿日の大大吉日

まず一月六日は、一年に5~6回しかない最高の吉祥日の「天赦日」です。
二十八宿も、28宿中いちばんの大吉日「」宿日で、お参り日和ですし、宝くじ購入、お財布新調などにもってこいです。
六曜は「友引」で、朝と夕が吉。何ごとも勝ち負けのない日。十二直は「とず」で、お金を納めたり、定期にしたりと“閉じ込める”のに佳き日。
皆さん、今日も佳日でありますように。


一月七日(土)七草粥+満月で願い・夢を描く

七日と言えば「七草粥」ですね。もともと「人日じんじつの節句」の日でした。古代中国で、元旦から家畜の吉凶を占い、七日目に、人を占う日で、そして七種の野菜を入れた汁を飲み、立身出世、む・無病息災を願う行事があり、その食でした。

日本に伝来してからは、平安時代には、七種の穀物のお粥を作るようになったそうです。そこに古くからの春の「若草摘み」の風習と結びついて……
すずしろ(大根)、ごぎょう(母子草ははこぐさ)、すずな(蕪)、なずな(ぺんぺん草)、ほとけのざ、芹、はこべら……と、春の七草を入れた七草粥を食べるようになったようですよ。
鎌倉時代から続いているんですね。今はスーパーに七草粥セットがあり、助かりますね。

そして朝の8時7分に蟹座の満月。
暦では、六曜は、「先負せんぶ」で午後が吉。万事に平静を心がけるとよい日。
十二直は「たつ」で、万物を建て生じる日。物事をスタートするのに佳き日です。
満月で願いや目標を立てて、そこに向けて何か新たな習慣を始めるのもいいですね。
神仏へのお参り、婚礼、開店開業、引越し、旅行、衣服の着始めも吉。

二十八宿は「りゅう」で物事を断るの日いい日。そして、ご神事やお参り、墓参、ご先祖供養によしの「神吉日かみよしにち」です。

七草粥で、疲れた胃を休めつつ、今年の願いや目標をしたためて、そこに向けて何かささやかでもスタートしたいですね。


一月八日(日)金運招来の寅の日+初薬師さん

八日の日曜日は、今年初めての、お薬師さんこと薬師如来さんのご縁日です。私たちの健康を守ってくださる仏さま。一年、健やかであることを願いたいですね。
そして、千里を往き千里を還る虎にちなんだ「寅の日」。出したお金がすぐに戻ってくるという金運招来の日。必ず戻るので旅立ちもよし。
六曜は仏滅ですが、十二直は「のぞく」で、障害を取り除く日。掃除、種まきにいい日。薬の飲み始め、医師へのかかり始めも吉。二十八宿の「せい」も、治療始めに吉。祭祀、お参り、トイレ改修も吉です。
お薬師さんの「健康」も、寅の日の「金運招来」も、私たちが生きる上で大切なものですね。そんな縁起日があるっていいですよね~(^^)

あっ…長くなってしまった。小正月まで辿りつかない(苦笑)……続きは次回に! 暦や和の行事で、幸せたくさん招いてください。
いつも、ありがとうございます。


ー次回へ

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