とと

プロフ画像は幼少期お気に入りだった石ころです

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最近の記事

記録の記憶

 スケジュール帳が好きです。初めてスケジュール帳を買ったのは小学6年生の時で、高校生の時からは毎年欠かさず買っています。  年末になると文房具屋の手帳コーナーから一年を共に過ごす相棒を選ぶのが毎年恒例。一目見てこれだ!と即決する時もあれば、ずらっと並んだスケジュール帳をひとつひとつ見比べて悩みまくる時もありました。今はスマホだけでスケジュール管理なんていくらでもできるのでしょうが、なぜだか私は手書きで管理するのがしっくりくるのです。  なんとなく勿体無くて捨てられず、実家の段

    • 日プ女子、一瞬の煌めき。

      俺たちの青春が終わってしまった…  ゆるっと応援していた私でもそう思うくらいだから、熱心に投票&布教をしていたファンの人たちはどれほどの喪失感に駆られていることか。  この二か月半を振り返るたくさんのnoteに触発されて、私も少しだけ振り返ってみたいと思います。  私はもともとSeason2から誕生したINIを応援していて、虹プロジェクトやProduce48を見た経験もあるので、ガールズを追うことにも何の抵抗もありませんでした。とはいえそれまで見たオーディション番組はデビ

      • 母と箱根旅行(と観劇)

         昔から「星の王子さま」が大好きな私の母。  普段なかなかオシャレをすることのなかった母ですが、数少ないアクセサリーを収めているアクセサリーケースの中で、星の王子さまモチーフのネックレスがキラキラと特別な輝きを放っていたのをよく覚えています。  そのうち箱根にある星の王子さまミュージアムに行ってみたいね、と話していたのですがなかなか行く機会を持てずに時は流れ、なんと星の王子さまミュージアムが閉館するというニュースが。  まじか~と思いながら母に連絡しましたが、じゃあ行こうと

        • はじめてのアイドル沼

           これまで人生のほとんどを二次元オタクとして過ごしてきた私が突然アイドルの魅力に気づいたのは、2年前の夏頃のことである。  最近世の中でよく耳にするし、なんとなく暇だから見てみてもいいかな、とぼんやりした動機で見始めたオーディション番組。気が付けば睡眠時間を削って観るほどのめり込んでいた。  その番組は、今や音楽番組に引っ張りだこのアイドルグループ「niziu」を輩出した「虹プロジェクト」である。 画面の中で歌い、踊り、笑い、そして時に涙を流す彼女たちの姿は、あまりにも眩し

        記録の記憶

          横手・角館に行ってきたレポ

           こんなご時世ですがどうしても見たいものがあったので、1人で秋田の横手と角館に行ってきました。久しぶりの旅行だったからめちゃくちゃ盛り上がった。  直前に家族4人で車で行くことになりかけたんですが、諸事情で結局1人旅に。ばっちりお土産買ったし写真もたくさん撮りました。  2日間の主な行程は以下の通り。 5/22 宮城→十文字(高速バス)    横手市増田まんが美術館    十文字→横手(電車)    横手宿泊 5/23 横手→大曲(電車)→角館(バス)    武家屋敷通り周

          横手・角館に行ってきたレポ

          過去の旅行を振り返る(2019年東京•松本•名古屋旅行)

           現在なかなか遠出のできない状況が長く続いていて旅行欲がグングンに高まっているので、心を鎮めるために過去の旅行を振り返ってみたいと思います。  今回振り返るのは、2年前(2019年)のゴールデンウィークに行った東京・松本・名古屋旅行。当たり前のようにぼっち旅。長野も名古屋も初めて行ったけど本当に楽しかったのでめちゃくちゃ鮮明に覚えてます。  なお、私の旅行の動機の9割は舞台の地方公演ですので、この旅行もそういう感じです。  この時の主な行程は以下の通り。 5/3 宮城→東

          過去の旅行を振り返る(2019年東京•松本•名古屋旅行)

          砂糖の味を忘れればいい

          滅多に他人に褒められることのない事務職員の私の自己肯定感はゴリゴリ削られる一方で、なけなしの承認欲求は一向に満たされることなく常にカラッカラに乾いている。 振り返ってみれば、三世帯家族の末っ子である私はいつも誰かに構われていたし何をするにも褒められることが多かった。姉2人の行動をよく見ていたのでどういう時にどう行動すれば怒られるかをなんとなく理解し、言われたことを文句言わず淡々とやれば叱られることはまずないだろうという考えのもとで、いつもそのように行動していた。小学校中学年

          砂糖の味を忘れればいい

          私の魂の一部は50sのニューヨークに存在している

          ミュージカル好きの私には、不動の「ミュージカルランキングトップ5」がある。 5位が『ミスサイゴン』、4位が『キャッツ』、3位が『ノートルダムの鐘』、2位が『ジーザスクライストスーパースター』。そしてダントツの第1位は、『ウエストサイドストーリー』である。 私と『ウエストサイドストーリー』(以下WSS)の初めての出会いは、高校生の頃。 その時私はミュージカル映画にハマっていて、『雨に唄えば』とか『イースターパレード』とか様々なミュージカル映画を見た流れで、初めて映画

          私の魂の一部は50sのニューヨークに存在している

          5.7畳の王国

          「陛下」と名付けられる大きな抱き枕に出会ったのは、たしか小学校4、5年生くらいの頃。 それまで私は小学校1年生の頃に買ってもらった薄いピンク色でふわふわのうさぎのぬいぐるみと一緒に眠っていた。と言っても抱きしめて眠るわけではなく、頭の下に敷いて完全に枕として扱っていた。雑貨屋の隅によく売っているような、枕っぽい形(でもたぶん枕ではない)のぬいぐるみ。3、4年も使えば薄ピンク色は灰色に近い色に変化してふわふわの生地は毛玉だらけになり、そしてこのうさぎのぬいぐるみに別れを告げた

          5.7畳の王国

          親友の苗字が変わった

          数週間前、彼女は数年間付き合った彼氏とついに結婚をした。 ずっと「いつ結婚するの?」と何度も聞いていたけれど、こうやって連絡をもらうと随分あっけないというか、なんというか。なんかもっと言うべきことがあるんじゃないか、と思いながら「おめでとう、お幸せに!」とありきたりな返事をした。 普通の婚姻届けじゃつまらないからネットで頼んだディズニープリンセスの婚姻届けで提出しました、とSNSに写真つきで結婚報告を掲載していた彼女は、文面から幸福感が溢れ出ているようだった。 彼

          親友の苗字が変わった

          さよなら10年間のプレイリスト

          10年使ったウォークマンを手放す決心をした。 中学1年生の時に買ったipodは「どうせ中学に持っていけないんだから日中使わないでしょ」とかなんとか言われて姉の高校生活に同伴するようになり、いつのまにか姉と共同になっていた。ipodを、というか音楽データを共有したくなかった私は中3だか高1だかの時にこのブルーのウォークマンを買ったのである。グリーンが好きな私は私物をすべてグリーンで統一していたけれど、このウォークマンのカラーバリエーションにはグリーンが無かった。仕方なくブルー

          さよなら10年間のプレイリスト