見出し画像

横手・角館に行ってきたレポ

 こんなご時世ですがどうしても見たいものがあったので、1人で秋田の横手と角館に行ってきました。久しぶりの旅行だったからめちゃくちゃ盛り上がった。
 直前に家族4人で車で行くことになりかけたんですが、諸事情で結局1人旅に。ばっちりお土産買ったし写真もたくさん撮りました。
 2日間の主な行程は以下の通り。

5/22 宮城→十文字(高速バス)
   横手市増田まんが美術館
   十文字→横手(電車)
   横手宿泊
5/23 横手→大曲(電車)→角館(バス)
   武家屋敷通り周辺ぶらぶら
   角館→大曲(電車)
   大曲→宮城(高速バス)

○5月22日(土)
 普段旅行に出発するとなるとめちゃ早起きして朝イチで電車に乗ったりするんですが、今回はバスの時間の関係でちょっとゆっくりでした。新鮮な感じ。 
 10時半頃仙台発の高速バスに乗って秋田へ。3時間程で十文字案内所という場所に着きました。2日とも雨の予報だったので前日にレインブーツを買ったりしたんですが、雨ではなかったです。基本どんよりしてたけどちょこちょこ空が覗いたりしていい感じのお天気でした。

 さて、最初の目的地の最寄り駅が十文字駅だったのでその近くで降りたわけなんですが、想像してたよりかなり田舎!

 美術館があるってことはそこそこの都市なんだろうと勝手に想像していたのですが、実際は田んぼに囲まれた長閑な町です。歩いてる人が全然いない。
 とはいえそこそこの田舎出身の私はこのくらいが落ち着きます。でも電波が悪くてラインができなくてびっくりしました。

 早速目的地へ向かいますが、結構遠い!私は普段から音楽を聴きながらぶらぶら歩くのが好きなので距離自体は余裕でしたが、知らない町を歩くのってすごく遠く感じるのよね…。結果的には50分くらい歩いてようやく辿り着きました。

 今回の旅の一番の目的はこれです!横手市増田まんが美術館!

 めちゃくちゃきれい!と思ったら2年前にリニューアルしたばかりなんですね~知らなかった。
 入場すると受付の方が丁寧に案内してくれました。検温と消毒をしてチェックシートのようなものを記入して箱に入れておきます。特別展は1,000円だけど常設展は無料なんだって。すげ~太っ腹。

 さて、何を見に来たのかというと、今月末まで開催している特別展の「さいとう・たかお&浦沢直樹 原画展」です。撮影禁止なので以下文字だけ。
 特別展の会場に入ると、ぜんっぜん人がいない。ほぼ貸切状態。がらがらの異空間でゴルゴと20世紀少年の「ともだち」がじっと私を見下ろしていました(ポスターと同じデザインのでかい幕のようなものが天井から吊るされてた)。ああいう場所で1人ってちょっとゾワッとするんだよな…嬉しいけどね!
 すーごい濃密な空間でした。東京で展示してたら絶対すごい動員数になるだろうに。
 さいとう先生の作品はゴルゴをちょこっと見たことがある程度だったので、ちゃんと予習して行けばよかったかな…と思いつつ、やっぱり生原画のパワーはすごい。ゴルゴが使用した銃が展示されていたりして、ファンにはたまらん内容でした。
 浦沢先生の展示は「YAWARA!」「Happy!」「20世紀少年」「MONSTER」「あさドラ!」といった作品。映画版で使われたともだちのマスクとかも展示されてた。唯一「Happy!」だけ読んだことがなかったんですが(今度絶対読むぞ…)、それ以外はめちゃくちゃ見たことあるシーンの原画ばっかりで大興奮でした。私は特に「MONSTER」が好きなので「撃つかい?」のシーンとかほんと最高にテンション上がりましたね。ヨハンの顔が嫌いな女はいない。
 展示の最後に感想ノートがあったので書いておきました。

 展示コーナーを出ると隣にカフェがあって、もう15時くらいだったと思うけどお昼ご飯食べてなかったので入りました。
 料理も面白いしテーブルのデザインがすごい!席によってデザインも違ったので迷いました。

 特別展限定のメニューも。ともだちの顔面にミルクと砂糖をぶっかけて飲むっていう…。おまけの缶バッジつき。

 常設展も見応えすごかったし至る所に漫画っぽいデザインがあってほんと面白い。名台詞ロードもたのしい~

 2階にはワークショップスペースや所蔵されてる漫画が無料で読めるスペースもあったりして、近所に住んでたらめちゃくちゃ通いたくなるな。

 帰りにグッズ売り場で買ったのはこちら。

 どこに飾ればいいのか全くわからないけど複製原画を買ってしまった。ヨハンの顔が嫌いな女はいないので。(欲を言えば「誰にも平等なのは死だけだ」の原画が欲しかった…)
 あと気付いたのが、さいとう先生の作品もそうだけど浦沢先生の作品はグッズ化しづらいのかなぁ。作風的にも絵柄的にも。マスコットキャラクターがいるわけでもなし。だから必然的にともだちのグッズが多くなっちゃうのね…ともだちアクキー買うか迷って買わなかったけど…
 恥ずかしながら「釣りキチ三平」を読んだことがないんですけど、思わずポストカード買っちゃいました。写実的な風景画と絶妙にデフォルメされた人物の融合具合すごくない?はちゃめちゃに美しいな。


 何時間でも居れるな~と思いつつ、時間もあまり無いので名残惜しくも退館。十文字駅へ向かいます。

 道中、蔵とか昔の建物を残した街並みがあって、ちょっと見学させてもらったりしました。管理とか大変だろうな~

 ぶらぶら歩いて17時半頃に十文字駅に到着。無人駅。整理券片手に横手駅へ向かいます。

 横手駅からすぐのホテルに宿泊。無料で近くの銭湯に入り放題とのことだったので入らせてもらいました。めちゃ気持ちよかった~

私がヨハン描いてもなんか違うんだよな…

○5月23日(日)
 2日目の予定として角館に行くこととふるさと館と近代美術館に行くことの2つを考えていたんですが、具体的に予定を立てようと電車とか調べてたら1日で2つをまわるのは無理ということが判明。電車がない。
 泣く泣くふるさと館と近代美術館を諦めて角館だけ行くことにしました。ふるさと館で横手焼きそば食べるつもりでいたから残念…

 角館に向かうにも電車やバスの本数がかなーり限られていて、朝イチの電車を逃したら14時頃の電車しか無いらしい。そうなったら帰れなくなるので朝イチのものに乗ることにしました。

 朝食付きのプランを予約していたので、朝6時半に朝ごはんを食べに行きます。これがまたすごーくボリューミー。和食と洋食選べるようになってました。

 食べ終えたらさっさとチェックアウトして7時過ぎの電車に乗って大曲へ。聞いたことあるなと思ったら花火で有名なところなのね。

 大曲バスターミナルからのバスで角館へ向かいます。到着したのは9時前頃。

 ちょっと小雨が降ってましたがぶらぶら歩いて武家屋敷通りへ。

 本当は桜の咲いている季節に来たかったんですが、雨の武家屋敷も綺麗!朝早いのもあって人が全然いなくてじっくり見れました。
 完全に展示物としている所もあれば今でも普通に住んでいるお宅もありました。非公開って書いてるとはいえ通る人に覗かれて大変だろうな…

 稲庭うどんとか親子丼のお店とかもあったんですが、朝ごはんの量が多かったのでなかなかお腹が減りません。次来た時は食べ歩きがしたい。

 武家屋敷通りの入口にあるプリン屋さんでプリンをひとつ買いました。レトロなデザインでかわいい。結局帰ってから食べましたがクリーミーでおいしかったです。

 お腹はすきませんでしたがせっかくだし何か食べたいなと思って、帰りに角館駅の近くにあった果物屋さんでパフェを食べました。レモンだらけパフェ。甘酸っぱくておいしい。

 
12時半頃の電車で大曲へ戻ります。

 帰りのバスの時間が15時半頃なので結構時間がありますが、朝に大曲駅を通った時、私はこんなものを見つけていました。

 駅ピアノだ~!!!!!
(NHKBSで駅・空港・街角ピアノというストリートピアノのドキュメンタリー番組があって私はその番組が大好きなのです)
 戻ってきたら弾いてみようかなと思っていたので再度近くにやって来ましたが、いざ目の前にするとすんごい躊躇しちゃう。そこそこ人もいるし。

 近くのベンチに座って様子を伺っていましたが、しばらくすると女性が1人弾いて行ったので、お~こんな気軽な感じで弾くんだな…と思いながら私も一曲弾きました。すごい緊張したけど。
 ピアノの傍にアンケート用紙があったので記入して入れておきました。こういうストリートピアノ見るとうれしくなっちゃうね。

 パフェも食べたしお腹減ってはいなかったけど、偶然見つけたラーメン屋さんに入りました。ラーメンならさらっと食べられるかと思って。
 と思っていたのにいざ席についたら「餃子(5コ)半額!」って書いてあったので頼んじゃいました。

 食べかけの写真ですが…
 案の定おなかパンパンになりました。おいしかった~

 駅で家族へのお土産を購入後、15時半頃に大曲バスターミナルから高速バスで仙台へ。ばいばい秋田!



 行きはゆっくりで帰りも早い時間だったのでけっこうバタバタしちゃいましたが、とにかくまんが美術館に行けて幸せでした。角館もよかったなぁ~
 次行く時は絶対に横手焼きそばと十文字ラーメンを食べるぞ…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?