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いつだって〝この時が〟最も美しい時

いつだって〝この時が〟もっとも美しい時

それは途上だ。

完成した東京タワーはある意味、明日も拝むことができる。明後日も。
変な表現だけれども、一度完成してしまったら最後、

未完の姿は二度と見ることができない。
その姿はこのように写真でしか拝めなくなる。

途上の瞬間、瞬間は、だから掛け替えのないものなんだ。

僕たちはついつい完成を急ぐ。やれ生産性だ。やれ効率だ。非効率は悪だ。のろまを許すな。
ゴールへと急ぐ。
スピードが命だ。スピードは信頼だ。バレないドーピングはないか?一番であることに価値があり、2番以下は何番だろうと同じで存在意義がない、と。

そういう部分はあるかもしれない。しかし、それらが全てではない。それなのに平気でそのことを現代社会に生きる僕たちは忙殺に身を任せる中で忘れたふりをし続けていく。

あなたよ、思い出すがいい。

このドラマチックな東京タワーの完成途上の美しさを。この果敢な姿を。この意志の現れを。
そう、意志を感じるだろ??

それはまさに未完の美だ。勇姿だ。

ちなみに東京タワーが一番最初にできた場所をご存知だろうか?

えっ?港区芝公園じゃないの?と叫んだあなた、ナイスツッコミ!

最初は構想者の頭の中に建てられたんだ。

その後、1958年12月23日に日本電波塔(東京タワー)が北緯35度39分31秒 東経139度44分44秒 / 北緯35.65861度 東経139.74556度(港区芝公園)に竣工。

要は総てのものは二度創られると言われる所以である。

あなたがあの日、思い描いた構想を形にしてみよう。その完成までの未完の日々をしっかり味わおう。未完成のそれらの姿は完成してしまったら、二度と見ることがかなわないのだから。


僕も挑戦し続ける。
最初は誰も振り向かないだろう。
でもその未完の道こそ僕の意志そのものの現れだかんね。


By オレの殴り書き

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