あなたが椅子に座っている理由。

最新の研究でおもしろいことがわかっている。
会話においてほんの数分でも何かについて愚痴をこぼすというようなことをすると、また次の会話でも愚痴をこぼしやすくなるらしい。

脳や神経が一度その動きを学習してしまうことによって、同じように次の会話でもまた愚痴をこぼすようになる。このとき、脳はストレスホルモンであるコルチゾールを排出する。すると血圧が上がり、血糖値も上昇する。
このことで免疫機能は阻害され、問題解決に重要な役割を担う器官「海馬」もダメージを受ける。しかも、アルツハイマー病のリスクも高まってしまう。

コルチゾールなどの体内物質が最も分泌されて活発になるのは18分間だ。この18分間はひとりになることをオススメする。

兎にも角にも、不平不満や愚痴をこぼしたくないなら、会話する言葉を選ぶことも時には相手を選ぶことも重要だ。

「ミラーニューロン」という言葉を聞いたことがあるだろう。人は自分のまわりの人間のふるまいを自然と模倣する。いわゆるミラー効果。
…ホメオタシスってやつも絡んでくる。

愚痴や不平不満をもらしたり、他の誰かのそれに同調するとそれは増えていく。

そう、まるで不平不満は発見されていない癌細胞のようなもの。

何より、自分には現状を変える力がないという自己暗示にその行為そのものがなっているっていうこと。

あなたの言動はあなたにどんな暗示を普段からしていることになるだろうか？

ついでに言及しておくと、否、これが本題なのだけれど。もし、絶望の淵に立たされたら、それを結果として捉えてはいけない。

なんとしても、原因として捉えよ。

今の目の前にある深刻な切実なる悲しみや怒りやそれを通り越した絶望を因として、どんな果を創造するか？

すべてを忘れても、この記事だけは忘れてくれるな。

話は変わるが、今日のコーチングセッションはどれだけ準備したんですか？

たまーに、僕のセッションをオブザーブするコーチから聞かれることがある。

僕の答えは、生まれてから今日に至るまでの間ずっとだ。

だから、あなたが向かおうとしている先はあなたの心を幸せにしているか？たくましくしているか？

この問いから目をそらすな。

本音を言えば、一見関係のない生活の中にもしかしたら、いざという時の瞬間、その刹那に本来の力が出るか？出ないか？を分かつ何かがあるのかもしれない。

たとえば、香り。具体的には自宅の玄関、トイレ、寝室、一見見えないクローゼットや押入れ、そしてお財布。結局全部じゃんって突っ込まないでね。

これらには特に気を配ってみよう。

寝室は明るめの色に。
お財布は黒か深緑。
玄関には傘や靴はなるべく出しっぱなしにはしない。

香りはあなたがいい気分でいれるものに。

運が変わるのと、これらの日常的な態度が僕の場合で言えばセッションに現れる。

さてさて、実際にそれらを整えたら何かが変わり始める。あなたが今座ってこれを読んでいるとしたら、どうして座っているのか分かる？それは身も蓋もないけれど、椅子やソファーがあるからだ。あなたの意思で座っているように見えるけれど、椅子に座らされているとも言える。

このように、自宅は特に、どんなあなたかを強制してくるから覚えておいて。

その上で今日は次の観点をアップデート。

あなたの財布の中には24時間というあなたの人生という未製造の時間が詰まっている。

その未製造の時間を
どう？
何を？
製造するのか？

それは、仕事を一生懸命するのではなく、
自分自身を磨くことに一生懸命にならなければ
ならないことを意味している。

なぜなら、今日、あなたが手にしているものは、あなたが今日、どんな人間になったかで引きつけたもの。もっと言えば、与えられたものだから。

つまり、あなたが変わらない限り、あなたが持つもの持てるものも変わらない。

想像してみよう。
ある年ある日、世界中のお金を一旦全部集めて、それを全ての人に均等に分配したとしよう。

数年後どうなっているか？

間違いなく今と変わらない。

今、お金持ちは数年後もまた元に戻り
今、貧乏な人は数年後もまた元に戻ってしまっているだろう。

あなたが変わらない限り。
スタイルが変わらない限り。

もう半年で2020年が終わる。

定期的に過去の会話をかき集め、次の会話に投資しよう。

ただ単にもう残りのおよそ6ヶ月を過ごしては駄目だ。

優れた人間は、過去から学び、未来に投資する方法を心得ている。

例えばだ、あなたが二十歳なら、あるいはある分野の専門家になって20年なら、20年分の知識をかき集め、21年目に投資できたらどうなるだろうか？

さぁ会いに行こう。
その刹那のあなたへ。

By オレの殴り書き