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米国株&海外マーケットテクニカル分析|2022年7月31日(日)時点 ※試験運用※

サラリーマン兼業投資家のコータローです。
この記事では、米国株をはじめとした海外指標のテクニカル分析の内容について解説します。
「国際マーケットをテクニカル分析の切り口で把握する」というバリュー出しを目指したいと思います。

《サマリ》

■米国 ⇒ 大きく上昇。中長期の下落トレンドはまだ崩れていない。
■コモディティ ⇒ 底入れにも見えるが、まだ不安は払拭されない。
■債券 ⇒ ジリ高継続。上昇トレンドへの転換目前。
■仮想通貨 ⇒ 下降トレンド継続。直近はジリ高。
■欧州 ⇒ 底入れパターン示現。一段高期待。
■中国 ⇒ 弱い。一段安期待。
■日本 ⇒ 上昇してからヨコヨコ。重要な踊り場。



日経225先物の相場分析記事である「【日経225先物】マーケット分析」記事内の、ファンダメンタルズ情報欄と連動しているので、よろしければそちらの記事もご覧ください。

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《米国》

■S&P500

米国株は続伸。
週末はギャップアップからの大陽線と、非常に強い動きです。
100日MAも上抜いており、一段高が期待できる形と言えます。
出来高も大きくなってきており、強いか弱いかで言ったら「強い」と言える形です。
週足トレンドラインまでの上昇は期待できるかもしれません。
一方で、今回の上昇は月末フローという説もあります。
まずは週明け、反落せずに推移できるかがポイントになりそうです。


■NASDAQ

ナスダックも続伸です。
100日MAを上抜いてきました。
直近の高値(兼ネックライン)も上抜いてますね。
純粋にテクニカル的には、トレンド転換が期待できる形です。
オシレーターも、上値に余裕あります。
少なくとも、日足下降トレンドラインまでの上昇は期待して良さそうです。
懸念点は、今回の上昇がローテーションの一環に過ぎなかった、というシナリオです。
米国株の下落が加速していた時期は、中国株が買われていました。
今は中国株が売られて、米欧株が上がっています。
インフレ鎮静化の目処がついておらず、米国の利上げはまだ長期間続くことが見込まれている中で、利上げペースの鈍化期待のみでサステナブルに買われ続けるのは厳しいのではと思います。
現在僕が想定しているシナリオは、目先は上→遠からず梯子外し→数ヶ月〜半年以内に大底、という流れで見ています。


■Russell

Russellも続伸しており、米国市場は非常に印象が良いです。
中小株も含めて全面高となっており、足元の地合いはかなり良さそうです。
引き続き、短期的な上へのモメンタムが強い、という見方をサポートする材料です。


《コモディティ》

■DBC(コモディティ全般に分散投資する総合コモディティETFの代表格)

200日MAで反発してから、何度かバウンドし上昇しています。
上昇転換したような形に見えますが、二連続陰線で上昇しているのがちょっと気持ち悪いですね。
出来高が伸びていないこともあり、反発上昇の確度はあまり高くなさそうです。


■ゴールドETF(GLD)

ゴールドは、200週MAで反発してから続伸の展開。
貴金属への投資需要が戻ってきているかもですね。
リセッションを織り込む動きでしょうか。
ゴールドは長らくした目線で見ていましたが、中立目線に意見変更します。
200週MAを下回らない限りは、レンジまたは上昇転換の目がありえるとしてみていきます。



《債券》

■TLT(20年債ETF)

米国長期債は日足下降トレンドラインに到達。
100日MAとも重なっており、比較的強いレジスタンスです。
これをしっかり上抜けるか、重要な局面だと思います。
今のところは、陰線の出来高が増えておりちょっと分が悪そうです。
引き続き、出来高を伴ってレジスタンスを上抜けるかがポイントになりそうです。



《仮想通貨》

■ビットコイン

日足下降トレンドラインを上抜いてからも、トレンドラインを反応するような動きを見せています。
200週MAでサポートされてからジリジリと上げてきていますが、ちょっと上昇に時間がかかっている印象です。
最近は、ビットコイン等の仮想通貨はリスク資産の先行指標的な位置づけになってきているのですが、株価が上昇した割には、ビットコインの方は大きな動きがありません。
僕が株価の上昇にやや疑問を抱いている理由の一つです。


《欧州》

■ドイツ(DAX)

以前も解説しましたが、
上位足トレンドラインで下げ止まり→ダブルボトム形成→大きく反発→ヨコヨコ→上昇再開
という、トレンド転換のプロセスを綺麗になぞってきています。
テクニカル的には、一段高を期待してよい形です。
失速して、直近の上昇分をキャンセルしてしまったら下目線に戻します。


■イギリス(UK100)

イギリスも大きく反発。
200日MAを回復しました。
こちらも一段高を期待してよい形です。


■ストックス600

ユーロ全体も上げてきています。
長期にわたり機能してきた日足下降トレンドラインを上抜きました。
僕はファンダ的には今回の上昇の持続性にやや懐疑的ですが、今回の節目突破には敬意を払う必要があると考えます。
セオリー的には一段高期待です。



《アジア》

■香港ハンセン指数

香港は、トライアングルの上ブレイクがダマシとなり、逆に下ブレイクした形です。
週末は、ズルっと下げる大陰線を出しました。
一段安を期待して良い展開です。


■CSI300(※)

上海も同じく下げています。
こちらも一段安を期待してよい形です。
※上海証券取引所と深圳証券取引所で取引されている上位300銘柄の加重平均



《日本》

■TOPIX

日足下降トレンドラインと200日MAに挟まれたエリアでレンジ(ヨコヨコ)の動きを続けています。
週明けはややギャップアップでのスタートが予想されますが、まずはトライアングル上辺をしっかり上抜いて確定できるかがポイントになります。
逆に、200日MAを下抜いた場合は、トライアングル下辺を目指す動きとなる可能性が出てきます。


最後まで読んでいただきありがとうございました!
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※この記事は、主に日経225先物等をトレードしている投資家向けに、国内外の株価指数等に関するテクニカル分析の手法や事例などを解説する目的で作成されています。実際の取引はご自身の判断と責任により行って下さい。

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