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米国株&海外マーケットテクニカル分析|2022年4月16日(土)時点 ※試験運用※

サラリーマン兼業投資家のコータローです。

この記事では、米国株をはじめとした海外指標のテクニカル分析の内容について解説します。

「国際マーケットをテクニカル分析の切り口で把握する」というバリュー出しを目指したいと思います。


《サマリ》

■米国 ⇒ 節目の上位足トレンドラインまで下落。ここで踏みとどまれるかがポイント。

■コモディティ ⇒ 上昇回帰。強い。

■欧州 ⇒ 全体的に低調。イギリスだけ元気w

■中国 ⇒ 底入れも、上昇の勢い弱い。ファンダも微妙。

■日本 ⇒ 一旦下げ止まり。ドル円に支援されて上げるかも


日経225先物の相場分析記事である「【日経225先物】マーケット分析」記事内の、ファンダメンタルズ情報欄と連動しているので、よろしければそちらの記事もご覧ください。

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《米国マーケット》

■S&P500

昨晩は陰線をつけました。
200日MAを回復できず、印象が悪いです。
現在は、週足トレンドライン②(白色破線)に反応している状況。
下に抜こうとしているように見えます。
あまり楽観的に見ることはできない形ですね。
弱気寄りの中立、といった評価が妥当だと思います。
少なくとも、ここから積極的にポジションを増やす必要はなさそうです。



■米10年債利回り

引き続き強いです。
月足の下降トレンドラインもあっさり上抜きました。
月足チャートで見てみると、200月MAも月足TLの近くを通っており、これも強く上抜いております。
過去16年間の平均値を強く上回った形になります。

米10年債利回り(月足)

テクニカル的な手がかりも特段見当たらず、天井が見えません。
強いて言えば、2004年以降に何度か反応していた水平線の水準が、一旦の上昇目処になるかもしれません。
つまり現時点において、純粋にテクニカル的な視点では4%程度までの上昇は覚悟すべき、ということになります。


■NASDAQ

一時期はイケイケでしたが、ずいぶん下げてきましたね。
直近上昇波動の6割戻し水準でグズグズしています。
S&P500以上に、印象はよろしく無いですね。
米10年債利回りの上昇が響いています。


■Russell

Russellは、何やらチャネルの動きにシフトしてきているように見えます。
しばらくは、チャネルのレンジ内で揉み合う展開を予想します。


■ドルインデックス

ドルは引き続き強いですね。
FRBのタカ派姿勢を織り込む動きが続いています。
日足上昇トレンドライン(黄色破線)や50日MAを割り込むまでは、上目線で見ていくべき形です。


■VIX

ちょっとグズグズした感じですね。
200日MAに反応しているようにも見えますが、、、
なんか、こんな感じの小さい”凸”を形成してから、本震のような上昇がくるパターンが続いているのでちょっと嫌な感じです。。
「Sell in May」の格言に従えば、4月後半はある程度上昇することが多いのですが、、、
徐々にポジションを軽くしていってもいいかな〜と考え始めました。


《コモディティ》

■DBC(コモディティ全般に分散投資する総合コモディティETFの代表格)

いや〜、強い。
直近高値にチャレンジしにいく形ですが、米10年債利回りがインフレを織り込む動きだとしたら、コモディティもまだ上昇余地がありそうです。
ドル高なのにコモディティも高い、という動きは一見して整合性が取れていないように見えますが、僕は今回の動きを以下のロジックで理解しています。

本来はドル高はコモディティ安。

ただし今回のドル高は、非常に強いインフレに対する、FRBの急速な金融引き締めを織り込む動き。

ドル高の発生点は「インフレ」であり、コモディティの価格形成についても「インフレ」が優先される。

加えて、ウクライナ-ロシア戦争によりエネルギー・原材料高によりインフレ傾向が強まる流れは既定路線。

よって、ドル高にもかかわらず、マーケットは「インフレ進行」を材料として、コモディティ高となる。

直近高値を突破することができたら、引き続き上目線で見ていきます。



■石油ETF(USO)

オイルもトライアングルを上にブレイクし、上昇最下位の動きです。
今のところは、コモディティ全体の方が強い動きとなっています。
一旦の上昇ターゲットは直近高値の87.84ドルとなります。


■ゴールドETF(GLD)

ゴールドも一応上がってはいますが、コモディティ全体やオイルに比べるとやや物足りない勢いです。
現状のマーケットが、単純なリスクオフの動きではない、とみることもできるかな〜と思い始めています。
「インフレ相場とリセッション懸念の間で揺れ動いている状況」的な。
だいぶ憶測ですが。。



《欧州マーケット》

■ドイツ(DAX)

直近上昇波動のフィボナッチ 38.20%までの調整で下げ止まった形。
ここから短期間で上昇回帰できるかがポイントになります。
ただ戦争の長期化やインフレの状況を踏まえると、少々分が悪いように感じます。


■イギリス(UK100)

最高値手前で上げ止まっています。
一旦調整するかとも思ったのですが、思いのほか踏みとどまっていますね。
ヨコヨコの時間調整で止まるようであれば、高値更新が現実味を帯びてきます。


■ユーロドル

安値更新してしまいました。
欧州のファンダメンタルズについて、悲観的な投資家が多いものと思われます。
ロシアへの制裁強化、米国による金融引き締め、インフレ進行などが主な売り要因と思われます。
引き続き、下目線で見ていくこととなります。



《アジアマーケット》

■香港ハンセン指数

底入れしてから上昇後、横ばいの動きです。
上位足のトレンドラインでレジストされているようにも見えます。
下げはしないものの、ちょっと上昇の勢いに疑問を感じ始めているところです。
あまり時間をかけずに上昇再開できるかがポイントになります。


■CSI300(※)

香港よりも弱い形です。
同じく下げはしないものの、日足下降トレンドライン(黄色破線)のレジストを受けているように見えます。
あまり時間をかけずに日足下降トレンドラインを上抜けるかがポイントになります。
※上海証券取引所と深圳証券取引所で取引されている上位300銘柄の加重平均


《日本マーケット》

■日経平均

直近上昇波動の5割押し水準から反発上昇しました。
どうも、右上がり逆三尊の形成プロセスに見えてきました。。
日足下降トレンドライン(黄色破線)で何度もレジストされており、上値の重さを感じさせます。
ちょっとまだ「日本株」にベットする気分になれないんですよね。。
あまりにもファンダの具合が良く無いのです。。
でも、こういう時は意外と上げちゃうこともあるんですよねー。
米国株に連れ高、という展開ならありえるかもです。
日本株が主体的に上げる展開はまだイメージできません。


■ドル円

う〜ん、強いですねw
テクニカル的な手がかりにも乏しく、ついていくしかない展開です。
引き続き上目線です。
安易な逆張りは禁物です!


最後まで読んでいただきありがとうございました!

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※この記事は、主に日経225先物等をトレードしている投資家向けに、国内外の株価指数等に関するテクニカル分析の手法や事例などを解説する目的で作成されています。実際の取引はご自身の判断と責任により行って下さい。


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