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経済ニュース・ファンダメンタルズ レポート(11月30日号)

本レポートでは、現在の株式バリュエーション形成に影響を与えている世界経済のニュースや経済指標、株価指標の情報のうち、特に重要と思われるものをまとめました。

基本的にはすでに株価等に織り込まれた情報を掲載します。
よって、

・現在の株価水準決定の前提情報(今後、否定されたらサプライズ)
・大局的な方向性を推し量るための情報

としてご利用いただくのが便利だと思います。

┏━ファンダメンタルズ レポート━━━━━━━━━━━

現状、株価形成に影響を与えているニュースのうち、主要なものは下図の通りと考えています。
※前回からの更新箇所は赤字部分

総合的には、
【米国株】短期は中立、長期は中立
【日本株】短期は弱気寄りの中立、長期は中立
と考えます。

詳しい解説は図の次に記載しています。

少し前から、VIXやFear & Greed Index等のセンチメント指数の多くが、投資家等の”強欲”を示唆する水準になってきています。
特にVIXは20手前まで下落してから反発し始めており、警戒が必要な動きとなっています。

各国の株価は中国株だけ元気な状況です。
中国のコロナ対策規制緩和のニュースを材料に、主要国株の利食いが出てきているものと思われます。

少し前までは、米金融当局者からの発言はハト派的なものが多かったのですが、パウエル議長講演直前の期間では、ややタカ派的な内容の発言が出てきています。
また、米国が景気後退入りしてもFRBはすぐに利下げしないので、景気後退期間は長引くといった観測も出てきている状況。
次回のFOMC前に、投資家達が調子こいて株価を上げないよう、牽制されていますね。
(株価が上がると、資産効果により消費活動が活発になるのでインフレ圧力が働く)

また、消費者信頼感指数の悪化と言う、インフレ期待指数の悪化が「悪材料」として意識される傾向も出てきています。
目先は、これまでのような「景気後退期待→インフレ鈍化期待→利上げ鈍化で買い」という単純なロジックで動かなくなってきている可能性があります。

FRBとしては、次回のFOMCまでに株価が大きく上昇することは望ましくないと考えていると思われます。


■今後の利上げペース市場予想■
2022/12/14 +50bp
2023/2/1   +50bp or +25bp
2023/3/22  +25bp or 0bp

■経済指標スケジュール■
11/30(水) 19:00 欧州 11月消費者物価指数速報値
     22:15 米国 11月ADP雇用統計
     22:30 米国 7-9月期GDP改定値
12/1(木) 22:30 米国 10月個人消費支出(PCE)
     24:00 米国 11月ISM製造業景況指数
12/2(金) 22:30 米国 11月失業率・平均時給
12/5(月) 24:00 米国 11月ISM非製造業景況指数
12/7(水) 19:00 欧州 7-9月期域内GDP
12/8(木) 08:50 日本 7-9月期実質GDP
12/9(金) 22:30 米国 11月PPI

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