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【日経225先物】マーケット分析|2022年3月27日(日)時点


日経225先物をメインでトレードしている兼業トレーダーのコータローです。

この記事では、ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析の両面から、直近の日経先物の相場観を解説します。

皆さまがトレード戦略を考える上で、情報収集の時短や相場分析のヒント等としてお役立てください。


《サマリ》

総合評価は、短期は【強気 or 中立】中長期は【弱気】と評価を据え置きます。

※総合評価は、ファンダメンタルズとテクニカルの分析結果を総合的に評価したものですが、テクニカル分析の評価のウェートを高くしています。


ファンダメンタルズ面では、短期は【中立 or 強気】、中長期は【悪材料優位】と評価引き下げます。

主要各国株式は引き続き上昇基調です。

米国株も節目となる200日MAを超えてきました。ブレイクワンタッチの形となっており、非常に好感できます。

米国株の状態がとても良いため、短期の評価は引き上げました。

ここから一度調整(振るい落とし)を挟み、上昇再開という展開となった場合は、さらに評価を引き上げる可能性があります。

ただ毎度のことながら、出来高は減少してきており、流石に上昇のモメンタムが落ちてきた印象です。

いつ調整入りしてもおかしくない水準感なので、引き続き注意が必要です。

少なくとも、ここからポジション量を大きく増やすのは危険でしょう。

また市場参加者からは、引き続きリセッションに言及したコメントが出てきています。

中長期スパンでは、リセッション懸念をした下げが発生する可能性があると考えています。

ウクライナ戦争や、サウジアラムコの施設に対するドローン攻撃に伴う原油価格への上昇圧力等は、マーケット見通しに不透明感(下げ圧力)を発生させる要因としてウォッチしていきます。

★S&Pをはじめとした世界株式指数やコモディティなどの詳しいテクニカル分析(画像付き)はこちらの記事で読めます。



テクニカル面では、日足は【中立 or 強い】、週足は【中立 or 強い】、月足は【中立】で評価を据え置きます。

目先の動きは非常に強いのですが、統計的にはこれ以上上がる可能性が低い水準まで到達したためです。

一方で、上昇節目以外のテクニカル的な手がかりが乏しい状況なので、安易な逆張りは引き続きNGです。

チャート形成のシナリオでは、27000〜28000円あたりのエリアでのレンジ形成をメインシナリオとして想定していきます。

ただし、週足トライアングル下辺を上抜いたら評価を引き上げます。

テクニカル分析のチャート画像は《テクニカル分析の詳細》欄をご覧ください。


《サマリ》は、1分程度で読めるように情報を取捨選択しています。
《ファンダメンタルズ分析の詳細》や《テクニカル分析の詳細》には、サマリの結論を導くロジックや前提情報を載せているのでそちらもぜひご覧くださいませ。


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《ファンダメンタルズ分析の材料》

■ファンダメンタルズ好材料/悪材料まとめ  ※赤字はアップデート項目

■経済指標スケジュール

3/30 (水)
21:15 米国 3月 ADP雇用統計

3/31 (木)
15:00 英国 10-12月期 四半期国内総生産(GDP、改定値)
21:30 米国 2月 個人消費支出(PCEデフレーター)

4/1 (金)
08:50 日本 1-3月期 日銀短観・四半期大企業製造業業況判断
18:00 欧州 3月 消費者物価指数(HICP、速報値)
21:30 米国 3月 非農業部門雇用者数変化

4/5 (火)
23:00 米国 3月 ISM非製造業景況指数(総合)

4/6 (水)
27:00 米国 米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨

4/12 (火)
21:30 米国 3月 消費者物価指数(CPI)

4/13 (水)
21:30 米国 3月 卸売物価指数(PPI)

4/14 (木)
20:45 欧州 欧州中央銀行(ECB)政策金利

4/21 (木)
18:00 欧州 3月 消費者物価指数(HICP、改定値)

4/22 (金)
08:30 日本 3月 全国消費者物価指数(CPI)

4/26 (火)
23:00 米国 3月 新築住宅販売件数

※情報出所
・ロイターニュース(https://jp.reuters.com/investing/markets)
・ブルームバーグニュース(https://www.bloomberg.co.jp/)
・CFTC建玉明細(https://www.dai-ichi.co.jp/market/cftc.asp?cd=9107)
・Yahoo!ファイナンス(https://info.finance.yahoo.co.jp/fx/marketcalendar/)



《テクニカル分析の詳細》

■月足

テクニカル評価:中立(変更なし)

・直近の上昇で、長い下ヒゲの陽線に転換。出来高も大きく、印象が良くなってきた。

・上昇トレンドラインを意識した押し目買いが入っている可能性が高い。

・ダブルトップをつけて下落し始めた形ではあるが、買い圧力も大きそうなので、総合的な評価は中立に引き上げる。



■週足

テクニカル評価:中立 or 強い(変更なし)

・フィボナッチ 38.20%ライン、及び月足トレンドライン、200週MA付近で、包み足陽線をつけて大きく反発した形。

・「節目付近での包み足大陽線」という形は好感できる。

・直近安値から13%以上上昇しており、週足で形成していたトライアングル下辺という節目に到達したため、一旦調整の可能性が高まったことから評価を引き下げる。



■日足

テクニカル評価:中立 or 強い(変更なし)

・日足の下降トレンドライン(黄色破線)を上抜き一気に駆け上がった。

・週足トライアングル下辺(白色破線)に分かりやすく反応している。

・週足と同様、一旦調整となる可能性が高まっているため、評価を引き下げる。

・ただし、週足トライアングル下辺への反応の仕方を見ると、上にブレイクしそうにも見える。

・ここからさらに上昇する可能性は統計上低くなっているが、上抜く可能性も十分ありそうなので、“強気寄りの中立“という評価とする。




《チャート形成パターンのシナリオ》

①週足トライアングル下辺(白色破線)に絡むような動きでレンジ形成。(50%)

②週足トライアングル下辺も強く上抜き一段高。(25%)

③反落し一定の値幅の価格調整。(25%)

※括弧内%は各シナリオの実現可能性の設定値


最後まで読んでいただきありがとうございました!

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※この記事は、主に日経225先物等をトレードしている投資家向けにトレード技術や経済、政治などを解説する目的で作成されています。実際の取引はご自身の判断と責任により行って下さい。






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