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米国株&海外マーケットテクニカル分析|2022年7月22日(金)時点 ※試験運用※

投稿日時の設定を間違えて、昨晩の投稿ができていませんでした。。
昨晩の市場の内容を反映し、再投稿いたします。m(__)m


サラリーマン兼業投資家のコータローです。
この記事では、米国株をはじめとした海外指標のテクニカル分析の内容について解説します。
「国際マーケットをテクニカル分析の切り口で把握する」というバリュー出しを目指したいと思います。

《サマリ》

■米国 ⇒ 大きく上昇しレジスタンスを突破。
■コモディティ ⇒ 底入れにも見えるが、まだ不安は払拭されない。
■債券 ⇒ ジリ高を継続していけるかがポイントに。
■欧州 ⇒ 大きく上昇も、レジスタンスで止められている。
■中国 ⇒ 崩れてきた。踏みとどまれるか。
■日本 ⇒ 200日MAより上に出てきた。ここからブーストかけられるか?


日経225先物の相場分析記事である「【日経225先物】マーケット分析」記事内の、ファンダメンタルズ情報欄と連動しているので、よろしければそちらの記事もご覧ください。

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《米国》

■S&P500

昨晩は続伸しました。
これまでレジスタンスとして機能していた下降トレンドライン(黄色破線)を、大きな出来高の大陽線で上抜いた動きは交換できます。
7/19日足の陽線はフォロースルーの可能性があります。
短期的には、上目線で見ていけそうです。
ただし、来週はFOMCが控えており、急に相場の流れが変わる可能性も十分あります。
既に持っているロングポジションはそのままでよいと思いますが、新たに大きなポジションを仕込むのは危険かと思います。


■NASDAQ

ナスダックも続伸です。
50日MAもブレイクワンタッチして上抜いてきており、好感できる動きです。
短期的には上目線で見ていけそうです。
ただし、やはり梯子外しには引き続き要警戒です。


■Russell

Russellも連続の大陽線で上昇しています。
中小株も含めて全面高となっており、足元の地合いはかなり良さそうです。
短期的な上へのモメンタムが強い、という見方をサポートする材料です。
(日足下降トレンドラインぴったりの位置で止まっているのがちょっと気持ち悪いですが。。)



《コモディティ》

■DBC(コモディティ全般に分散投資する総合コモディティETFの代表格)

200日MAで反発してから、大きく下げずに踏みとどまっています。
ダブルボトムを形成したようにも見えます。
テクニカル的には、ここから反転上昇してもおかしくない形になっているのですが、、、
ファンダ的には、FRBによる利上げに伴うリセッションのリスクを織り込み切ったとは自信を持って言えない状況です。
深刻なファンダの不安材料を抱えた下げ相場では、テクニカルオンリーで買い向かうのは危険かと考えます。
本レポートはテクニカルのレポートなので、こういうことを言うのは何なんですがw


■石油ETF(USO)

オイルは、200日MA手前でサポートされ大きく反発しています。
ただ、出来高が伸びていない中での反発なので、信頼性はそこまで高くありません。
ファンダも決して良くない状況です。
ブルトラップの可能性が高そう、とみています。


■ゴールドETF(GLD)

ゴールドは引き続き弱いですね。
景気への懸念が高まっている状況ではありますが、依然として安全資産としての需要は高まっていない模様です。
こういう状況では、過去の方程式を無理矢理当てはめて買い向かうのは危険かと思います。
引き続き、下目線で見ていきます。

GLD週足チャート

ただし、週足では200週MA手前で下落の勢いが弱まってきているようにも見えます。
今後、週足での監視も併用すべきかと思います。


《債券》

■TLT(20年債ETF)

ここ最近は横ばいの動きとなっています。
反発上昇→横ばい の動きは、一般的には強気パターンなのですが、今回のケースではちょっと初動の反発上昇の勢いが足りていないように思います。
ここからジリ上げを続けるのか、下落トレンドの戻り調整にとどまるのか、注視していきたいと思います。
目先の節目は、200日MA(赤色曲線)あたりを想定していきます。


《欧州》

■ドイツ(DAX)

上位足トレンドラインで下げ止まり→ダブルボトム形成→大きく反発 という、トレンド転換のプロセスを綺麗になぞってきています。
ここからしばらく、大きく下げずに横ばいの動きを続けてくれたら、そこからの一段高を期待できる展開になりそうです。
現状では、中立的な見方になります。
失速して、直近の上昇分をキャンセルしてしまったら下目線に戻します。



■イギリス(UK100)

イギリスも大きく反発しています。
ただ、200日MA(白色曲線)がレジスタンスになっていますね。
しばらくは、200日MAを上限としたレンジの展開となるかもしれません。
また不安材料としては、レジスタンスとしてはたらきやすい50日MAや100日MAが降りてきていることが挙げられます。
このMAに頭を押さえられながら下落トレンドになる、というシナリオもありえるかと思いますので過信は禁物です。


■ストックス600

ユーロ全体も上げてきていますが、どうも下降トレンドライン、または50日MAでレジストされているような動きですね。
下降トレンドラインを上抜いたとしても、100日MAやもう一つの下降トレンドラインが、レジスタンス候補として控えています。
過信は禁物ですね。


《アジア》

■香港ハンセン指数

香港は、トライアングルの上ブレイクがダマシとなり、逆に下ブレイクした形です。
素直に捉えれば、一段安を期待して良い展開です。
ただ、ちょっとしたブレイクしてから下落するまでに時間がかかっているのが気がかりです。
この下ブレイクもダマシとなれば、横ばいまたはフラッグの動きを想定することとなります。


■CSI300(※)

上海は、日足上昇トレンドラインを下抜きました。
現在は下有利の展開です。
ただし、下から上がってきている50日MAにサポートされる可能性もあります。
まずは、50日MAをしっかりした抜くことができるかを見ていくことになります。
※上海証券取引所と深圳証券取引所で取引されている上位300銘柄の加重平均


《日本》

■TOPIX

TOPIXは、久しぶりに200日MA(白色曲線)より上に出てきました。
小さくブレイクワンタッチしており、目先は一段高を期待できます。
まずは、すぐに失速せずちゃんと離陸できるかがポイントになります。
週明けFOMC前に調整がきそうなので、それまでに直近の高値圏(2000円付近)はしっかり突破しておきたいですね。
それができなければ、レンジの動きが続くという展開も想定することになります。


最後まで読んでいただきありがとうございました!
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※この記事は、主に日経225先物等をトレードしている投資家向けに、国内外の株価指数等に関するテクニカル分析の手法や事例などを解説する目的で作成されています。実際の取引はご自身の判断と責任により行って下さい。

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