米国株&海外マーケットテクニカル分析|2022年5月21日(土)時点 ※試験運用※
サラリーマン兼業投資家のコータローです。
この記事では、米国株をはじめとした海外指標のテクニカル分析の内容について解説します。
「国際マーケットをテクニカル分析の切り口で把握する」というバリュー出しを目指したいと思います。
《サマリ》
■米国 ⇒
弱い形が継続。引き続き下目線。
■コモディティ ⇒
トライアングルの動きが継続。
■欧州 ⇒
弱い動きが継続。
■中国 ⇒
底入れ期待できそうな形。上昇転換期待。
■日本 ⇒ 逆三尊形成中?
日経225先物の相場分析記事である「【日経225先物】マーケット分析」記事内の、ファンダメンタルズ情報欄と連動しているので、よろしければそちらの記事もご覧ください。
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《米国マーケット》
■S&P500
S&P500は続落です。
上位足の前回長期上昇波動に対するフィボナッチ38.2%ラインにタッチしてきました。
今週中での、大陰線否定はなりませんでした。
ダブルボトムをつけようとしているようにも見えますが、、、
日足下降チャネル(黄色破線)を下抜けてきており、チャネルレンジ内への復帰が遅れています。(チャネルの引き方にもよりますが。)
高値から-20%水準ということもあり、全体的には弱い動きと言えます。
引き続き、緑丸で示した下値目途までの下落を警戒します。
トレーディングでは、安易な逆張りは引き続きNGですね。
なお僕の場合ですが、長期投資の観点では、引き続き資金を分割して少しずつ拾っていこうと思います。
■DOW30
S&P500ほどではありませんが、DOWも弱いですね。
高値からは-15%程度の水準です。
DOWも下降チャネル(黄色破線)を下抜けてきており、引き続き下目線で見ていくべき形です。
■NASDAQ
NASDAQはすでに最高値から-30%水準です。
下降チャネルのレンジを下抜けてきており、一段安を警戒すべき形です。
下値目途は、緑丸で囲ったエリアですね。
-40%水準までの下落、十分あり得ると思いますよ。
以前からこの記事で解説していますが、白色破線のチャネルは、コロナ前の長期上昇波動のレンジです。
NASDAQは最終的には、このレンジでの動きに戻ると考えています。
《コモディティ》
■DBC(コモディティ全般に分散投資する総合コモディティETFの代表格)
微妙に高値が切り下がるアセンディングトライアングルの動きになってきましたね。
煮詰まってきている感じがします。
ファンダ的には景気減速懸念が盛り上がってきているようなので、どちらかと言えば下抜けの可能性が高そうです。
■石油ETF(USO)
安値が切りあがってきていますね。
これは割と強い動きと言えます。
もう一度トライアングルを上抜けすることができるかがポイントになりそうです。
■ゴールドETF(GLD)
ゴールドは比較的早く200日MAや日足上昇トレンドライン(黄色破線)の上に復帰してきました。
ここからは、底入れ後の上昇転換を期待できます。
ふたたび200日MAを割り込まない限りは上目線で見ていきます。
《欧州マーケット》
■ドイツ(DAX)
引き続き、日足下降トレンドライン(黄色破線)に反応しています。
大分煮詰まってきている気がしますが、ファンダ環境はよろしくないので、これを上抜けるまでは下目線を堅持です。
■イギリス(UK100)
イギリスは安値を切り上げてきました。
200日MAに反応する動きが続いています。
引き続き、このままレンジの動きに転換するシナリオを予想します。
■ユーロストック
ユーロストックも引き続き弱い動きです。
記事内には掲載しませんが、フランスの指数とかなり似た動きです。
日足下降トレンドラインからあまり離れずに推移できるかがポイントになりそうです。
《アジアマーケット》
■香港ハンセン指数
おっと、香港の方は急角度の日足下降トレンドライン(黄色破線)を上抜いてきました。
すぐ上には50日MAがありますが、目先は上昇転換期待で上目線をとっていきます。
ただし、ファンダ環境はよろしくないため、サステナブルな上昇を期待するのは時期尚早です。
■CSI300(※)
上海も日足下降トレンドライン(黄色破線)を上抜いてきました。
ダブルボトム ⇒ 横ばい ⇒ ギャップアップ&フォロースルーという、理想的な上昇転換の形です。
目先は上目線で見ていきます。
※上海証券取引所と深圳証券取引所で取引されている上位300銘柄の加重平均
《日本マーケット》
■日経平均
ちょっと分かりにくいですが、小さな逆三尊を形成しようとしているように見えてきました。
まずは、短期間のうちにネックラインの27000円を上抜けることができるかに注目です。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
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※この記事は、主に日経225先物等をトレードしている投資家向けに、国内外の株価指数等に関するテクニカル分析の手法や事例などを解説する目的で作成されています。実際の取引はご自身の判断と責任により行って下さい。
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