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米国株&海外マーケットテクニカル分析|2022年5月28日(土)時点 ※試験運用※

サラリーマン兼業投資家のコータローです。
この記事では、米国株をはじめとした海外指標のテクニカル分析の内容について解説します。
「国際マーケットをテクニカル分析の切り口で把握する」というバリュー出しを目指したいと思います。

《サマリ》

■米国 ⇒ 底打ちし大きく上昇。ただし債権も買われ始めているのが気がかり。
■債券 ⇒ 下落の勢い低下。買われ始めている?
■コモディティ ⇒ レンジを上抜け。一段高期待。
■欧州 ⇒ 下降トレンドラインを上抜け。上昇転換期待。
■中国 ⇒ 弱い動き継続。
■日本 ⇒ 横ばい継続。週明けは米国に連れ高するか?

日経225先物の相場分析記事である「【日経225先物】マーケット分析」記事内の、ファンダメンタルズ情報欄と連動しているので、よろしければそちらの記事もご覧ください。

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《米国マーケット》

■S&P500

S&P500は大幅上昇しました。
すでに5/26にフォロースルーと受け取れる足を出しており、今回はさらにダメ押しの上昇となりました。

下降チャネル下辺、フィボナッチ 38.20%ライン付近でダブルボトムを形成
→急角度の日足トレンドラインを上にブレイク
→フォロースルー示現
→ダメ押しで連続大陽線

という、非常に良い流れで底打ちしました。
今後はどこまで上昇するかが問題になります。

現状は下降トレンドが崩れていないので、セオリー的には、今回の上昇はまずは下落トレンドの調整(戻り)として捉えていきます。
出来高もちょっと物足りないのが気になります。
ファンダ的にも、金利引き上げ、QT、リセッションリスクなど悪材料が優勢なので、下降チャネルの上辺をブレイクするまでは中期では下目線を維持します。

すでに下降チャネル中間線はブレイクしているので、もう一段高する可能性が高いです。
戻り目安は、直近下落波動の5割戻し〜下降チャネル上辺とします。
短期は上目線、中期は下目線、長期的には上昇トレンドへの回帰、という味方でみていくことにします。


■DOW30

ダウも強いですね。
S&P500と同じ考え方で見ていきます。


■NASDAQ

NASDAQも大きく戻しています。
直近ボトムからの戻り幅は、僅差ですがNASDAQが最も大きくなっています。
S&P500と同じく、短期では上目線で見ていきます。


■Russell

Russellも上げていますね。
マーケットが全面高となっており、非常に好印象です。
まずは、日足下降トレンドライン(黄色破線)までの上昇を期待します。
トレンドラインや100日MAを上抜いたら、上昇転換を疑うことになります。



《債券》

■TLT(20年債ETF)

今回から債券もウォッチ対象に加えます。
右上がりダブルボトムをつけて、急角度の下降トレンドライン(黄色破線)を上抜きました。
まだ50日MAや緩やかな角度のトレンドラインなどのレジスタンス候補が残っているので過度な強気は禁物ですが、一方的に売られていた状況から変化が見られます。

僕は、債券買いをちょっとずつ再開しようと思います。

米国長期金利に関する解説はポストプライムの方で投稿しているので、そちらもご覧ください。



《コモディティ》

■DBC(コモディティ全般に分散投資する総合コモディティETFの代表格)

DBCはトライアングルを上抜けました。
下抜けの可能性が高いと考えていたのですが、マーケットはインフレ継続の可能性を支持したものと考えます。
下落転換前の一段高の可能性もありますが、まずはセオリーに従い、上目線で見ていくことにします。


■石油ETF(USO)

オイルも強いですね。
こちらも右上がりのレンジを上抜けてきました。
目下の上昇目処は、直近高値の87.84となります。
ここを上抜けることができれば、さらに一段高を期待できます。


■ゴールドETF(GLD)

ゴールドは持ち直してきているものの、ちょっとグズついた動きですね。
200日MA水準を維持している限りは中立的な目線で見ていきます。



《欧州マーケット》

■ドイツ(DAX)

ようやく日足下降トレンドラインを上抜けました。
短期的には上目線に転換です。
次のポイントは、100日MAを素直に突破できるかどうかです。


■イギリス(UK100)

イギリスも上昇再開しています。
最高値水準までは上がってくれるでしょうか。
ただ、最高値更新までは期待できない状況なので、上昇余地の少なさが気になります。


■ユーロストック

ユーロもトレンドラインを上にブレイクしました。
長いことレジストされてきたテクニカルをブレイクした事実は尊重されるべきと考えます。
こちらも短期的には上目線に転換です。


《アジアマーケット》

■香港ハンセン指数

大きくギャップアップして、急角度の方のトレンドラインを上抜きました。
ただ、大きな陽線で50日MAを上抜くことができなかったのが気になります。
上昇転換を期待するのは時期尚早かもしれません。
少なくとも、すぐに出動したくなる形ではありません。


■CSI300(※)

上海の方は、トレンドラインを上抜けることもできていません。
まぁ、週明けには大きく上げる可能性がありますので、月曜日以降の動向をウォッチしたいと思います。
※上海証券取引所と深圳証券取引所で取引されている上位300銘柄の加重平均


《日本マーケット》

■日経平均

日経平均はもみ合いの展開です。
週明けは、米国株の上昇を受けて上げてくれるでしょうか。
あまり時間をかけずに日足下降トレンドラインを上抜けてほしいところですが、ファンダが良く無いので期待薄です。。



最後まで読んでいただきありがとうございました!
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※この記事は、主に日経225先物等をトレードしている投資家向けに、国内外の株価指数等に関するテクニカル分析の手法や事例などを解説する目的で作成されています。実際の取引はご自身の判断と責任により行って下さい。

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