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歌詞は宝。

noteを毎日更新するようになってから、以前にも増して言葉に敏感になるようになった。

小説を読んでいても、気になるところには線を引いているし、こんな表現があるのか!と驚いた時はスマホでもノートでも、とにかく残すようにしている。

そんな中で、僕がずっと見ているのは歌詞。

世界中に色々な言葉がある中で、音楽に乗せて表現するというのは、非常にエモい。エモいという言葉で片付けるのは失礼になるかもしれないけれど、歌詞はエモい。

正直言って、歌詞を音楽に乗せずに読んでみたら恥ずかしくなるくらいに、くさい時もある。そんなくさい言葉達が音楽に乗るだけで、心に響いてくるのだから音楽は面白い。

いやいや今日は音楽の話をしたいわけではない。
歌詞はどんな小説よりも響くって話だ。

そんなくさい言葉達は、くさいだけあってやっぱり洗練されている。

昔から好きな曲はメロディーよりも歌詞で選ぶタイプ。
自分を投影できたり、その歌の物語に入り込めるようなものが好きだ。

noteを毎日更新している中でも、たまに歌詞を引用させてもらったりもする。言葉のプロが書いたもの達は、キーボードで打っていても心地が良い。

歌には時間がある。
多くの曲は3分半〜5分前後に収められていると思う。

その短い時間の中で、作詞をする人は自分の想いをありったけ詰め込む。その詰め込み方は、様々でストレートに綴るものもあれば、裏を読ませるようにして隠す綴り方もある。

でもどちらにしても限りある時間の中に想いを込めるのだから、自然と洗練されたものになっていく。いや、洗練されていなければならない。

一見洗練されていないように見えても、それも計算のうち。結局は洗練されているのだ。洗練されていないものは、淘汰されていく。

僕が好きな歌の1つに、Mr.Childrenの「Sign」という歌がある。僕の世代の人であるならば、オレンジデイズの主題歌と言えば一発で分かると思う。あぁ、あのドラマは本当に好きだったな。

ありふれた時間が愛しく思えたら
それは“愛の仕業”と 小さく笑った
- Sign  Mr.Children

たったこの2行の歌詞の中、時間にして20秒足らずの言葉達。この2行にどれだけの想いとドラマがあるのだろう。

そしてどうしてこんなにも心に染みてくるのだろう。

当たり前を当たり前としたまま、でも当たり前に描く事はなくて、特別であると思わせてくれる。

きみがいる事はもう当たり前になったけれど、当たり前だからこその当たり前なのだけれど、でもその当たり前は、終わってしまうかもしれないし、永遠かもしれない。そんな特別な当たり前なんだと。それが愛なんじゃないかと。

愛の仕業って言い得て妙。
ずるいよこんな歌詞って。
しびれる。

一瞬で持っていかれる言葉が、歌詞にはたくさん込められている。
面と向かって言ったら、それは結構くさくて、キザかもしれなけど、文字で表現していくなら、それはありなのかもしれないって、そう思う。

歌詞を読めば読むほどに、言葉をもっと知りたいなと思うのです。

歌詞を題材にしたnoteも少し書いているので、ぜひ読んでみてください。

良いなと思う歌詞を発見した時は、noteで噛み砕いてみますね。僕なりに。

こーた

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