見出し画像

【アドレスホッパー】僕の今までのキャリアとそのときの考えまとめた!【大学時代・後編】

こんばんは、アドレスホッパーのこーすけです!

前回の記事の続きで、僕の今までのキャリアの振り返り記事になります。自分がアドレスホッパーになるまでの経緯と、それを実現可能にしたキャリアについてまとめています。はじめから読みたい方は下記の記事からご覧ください。

今回の記事は”大学時代・後編”、目次でいうと3番目の就活開始からの話です。就活開始までは、堕落した大学生で目標もやりたいこともない生活を送った後、消防士になるために公務員試験の勉強をする生活を送っていましたが、ここから自分の将来と真剣に向き合うことになります。

・大学1・2年生(19歳〜20歳)
・大学3年生の就活前まで(21歳)
・就活開始〜内定獲得まで(22歳)←ここから!
・内定獲得後〜新社会人になるまで(22歳)

就活開始〜内定獲得まで(22歳)

就活が始まるとほとんど全員が経験するであろう”業界(企業)分析”と”自己分析”を僕もキャリアの授業で初めてやってみました。ところが、世の中にはどんな業界があって、どんなことをしている会社があるのかほとんど知らずという状態でしたので、配られたシートを埋めることができませんでした。

迷った原因というのは、自分が興味のあることや、好きなことといっても、それを仕事にするのは違うかもしれないと思ったからかもしれません。スポーツトレーナーを目指すことを辞めた理由がそれだったので、余計に何がしたいかわからなくなりました。

続々と説明会が始まっていきますが、特にこれといった業界や仕事、会社はなく、説明会に言っても”無駄な時間だなー”と思うことも多かったです。

高校サッカー以来、なにかに真剣に取り組もことがなく、嬉しさや悲しさ、悔しさ、怒りなどの感情が大きく動くことがなく、何をしても高校サッカーのときのそれ以下だと冷めていました。そんな少し捻くれたスタンスで就活が始まったのですが、就活を始めて少し経つと劇的に自分の意識が変わる会社と出会うことになりました。

その会社の説明会では、新卒採用担当の方の圧倒的な熱量を感じ、会社のビジョンに惚れ込み、僕の感情が大きく揺れ動きました。あの高校サッカー以来の感情の高ぶりを感じ、初めてこの会社で働きたいと思えました。説明会後に採用担当者の方に話しかけて、自分もサッカーに打ち込んでいたこと、就職を始めてから悩んでいることを少し話しました。

そして、この日をきっかけに就活において2つの軸ができました。
・会社のビジョンに共感して心から叶えたいと思えるかどうか
・そこで働いている人に憧れるかどうか
一般的な選び方である業界や企業の大きさ、福利厚生などはあまり気にならなくなりました。業界研究が大切とあれだけ言われていたのに、就活を進めるにあたり、業界で絞っていくのは自分には合わないと感じました。

次に就活で必須となるもう一つの項目、”自己分析”については、その会社の選考を進めていくにあたり、徹底的に考えることになりました。

その企業の面接は、”自分の過去のエピドードからどんな影響(価値観)があったか”を面接でプレゼンするというものでした。そして、面接に進む学生にリクルーターと呼ばれる若手社員が紹介されます。リクルーターとは、選考期間中にその会社のことや、就活全般について色々と教えてくれたり、気軽に相談できたりする人のことです。そのリクルーターの方との出会いが、また忘れられない衝撃的な出来ごととなります。

面接よりも前に、面接の課題を完成させてリクルーターの方とカフェで話すのですが、初対面にも関わらず返す言葉が出なくなるくらい激詰めされてしまいます。その理由は、僕が取り繕っていたからです。自分をよく見せようとしたり、本性を隠すような態度を見透かされてしまったのです。返す言葉もなくなったあと、すっかり意気消沈をして心もボキッと折られた状態でしたが、こんなに真剣に遠慮せずに言葉をかけてくださったことで、またも目が覚めた感覚になりました。就活におけるスタンスが180度変わった出来事でした。

今までは面接でよく見られたいので、本来の自分を隠して綺麗事を並べるような教科書的な面接の受け答えをしていました。しかし、その出来事があってからは、本来の自分で何ができるのか、なにが強みなのか、また自分の弱みの部分も認めて、その上で仕事ではどのように気をつけていくのかなど考えるようになりました。そうなってからは、面接は緊張しなくなり、自信に満ち溢れていることを実感しました。

リクルーターの方のおかげで一から考え直し、面接に望んだことでその企業からも合格連絡を頂き、次の面接に進みます。次の試験の課題は”自分の未来について”です。何歳でどうなっていたいのか、仕事とプライベートそれぞれでの目標などを考えることになります。

ここで自分の将来を考えることが、今につながるキャリアの第一歩だと思っています。自分はどんな社会人になりたいのか、目標や夢は何なのかを真剣に考えました。その結果、シンプルにこんなことを心に決めました。

「かっこいい大人になる」

僕にとってのかっこいいとは、仕事はもちろんできた方がかっこいい。お金はたくさん持ってたほうがかっこいい。大きな夢をもって熱中している人はかっこいい。おしゃれな方がかっこいい。体型は太ってもいなくガリガリでもなく、筋肉が付いていたほうがかっこいい。といった感じです。その中でも一番かっこいいと思ったものは...

「社長ってかっこいい」

誰かに雇われて働くのではなく、自分の会社を立ち上げて事業を成功させている社長ってかっこいいなと。絶対に自分は起業をして社長になって、お金持ちになってかっこいい大人になってやるんだと心の底から思いました。

嬉しいことに最初の説明会で衝撃を受け、リクルーターの方とのやり取りをしたその企業から内定をもらったので、その企業に就職することを決めて就活終了となります。

その会社は、まさに当時僕がかっこいいと思っている大人がたくさんいて、熱意に溢れて、実力主義で成果を出せば年次関係なく昇進することができ、チャレンジングな仕事も積極的に任せていくような会社でした。

内定獲得後〜新社会人になるまで(22歳)

比較的僕は就活の早い時期に第一志望の会社から内定をもらえ、就活を終えることになった。他にも内定をもらった会社はあったが、全く迷うことなくチャレンジングな会社に就職することになった。消防士は今でもかっこいいと思うし、日々、人の安全を守ったり命を守っているということは尊敬していますが、自分の手で様々な目標を達成していくことが自分の人生には合っていると思うようになりました。

就活終了から新社会人になるまでは、早く社会人になりたくてウズウズしていた。とは言っても、6月末に就活を終了してから社会人になるまでは10ヶ月という時間があるのだ。その期間に少しでも社会人に必要なスキルと高めたり、自分が今までやりたいと思っても、一緒にやる友達がいないから諦めていたことを実践していこうと思った。この頃から”いつかやりたい”と思ったことをできるだけ実行するようにした。

具体的にやったことの一つがバックパッカーだった。大学に入ってから地元や高校の友達が留学に行ったり、休み期間にバックパッカーをしているのをSNSで見てとても憧れていた。そういう人を見るたびに”英語得意そうだもんな”、”あいつは昔からそういうのがすきそうだもんな”と思い、何か特別だから出来るのだと思っていた。

しかし、実際にバックパッカーをした友達に話を聞いてみると、全く英語は話せないし、行く前も外国にいるときも毎日不安だったという。でも全員が行ってよかったと、そう悩んでいるなら行ったほうがいいと言っていた。結果的には自分もバックパッカーに挑戦することができた。なぜかというと、初めての海外が1人でバックパッカーしたことがかっこいいと思えてきただったからかもしれない。

バックパッカーをした感想は基本的にみんなと同じだった。不安だし怖いと思うこともたくさんあったが、毎日挑戦の連続はとても刺激的だったし、日本での当たり前が通用しないので価値観も大きく変わった。そして、そんな不安な状況でも、挑戦して乗り越えていくことが何より自分に自信が付いた。

初めてのバックパッカーについても、別で記事を書こうと思っていますのでお楽しみに。

もう一つ、卒業までに始めたのが読書だ。それまでは人生で本を読んだ経験なんて全く無かった。強いて言えば、サッカーの怪我で入院したときに暇すぎて小説を2冊くらい読んだくらいだった。

なぜ読書を始めたかというと、当時、憧れていた内定先の新卒採用担当の方に、社会人になるまでにしておいたほうが良いことを聞いたら、読書だと言っていたからだ。初心者あるあるだと思うが、”よし本を読むぞ”と思っても、最初はどんな本を読めばいいかわからず困った。そのとき地味に楽しみにしていたのが「池上彰の学べるニュース」だったので、本屋さんで池上彰さんの本の中でも特に簡単そうなものを選んで買ってみた。テレビと一緒でとてもわかりやすく、ニュースをみても理解できなかったことがわかるようになったり、大学は経営学部(スポーツ専攻)だったのに経営のことなんて何もわからなかったが、本を読むことでニュースで何を言っているのかがどんどんわかるようになっていった。

このときに始めて勉強して知識を付けることって面白いなと思った、知識や理解があることで日々の生活やニュースの解像度が上がり、見せる世界が変わってくるのがはっきりと分かった。考えてみれば当たり前だが、言葉で伝えるのは難しく、やっぱり自身で経験していないと勉強することの楽しさというのはわからないと思う。

そうして、池上彰さんの本を網羅的に読み進めていった。基本的に池上彰さんの本は初心者向けや入門編といった本が多いので、より詳しく知るためにその分野の本を探して読んでいく様になった。自分でも読書にハマるなんて驚きだ。だって、今まではサッカーだけをしてきて、学校の勉強なんて嫌いでめんどくさいとしか思ってなかったからだ。経済や経営、マーケティング、政治、各国の情勢、歴史、宗教等、本屋さんに行っては気になるものをまとめ買いしてひたすら読んでいた。

そして、それを後押ししたのが母親の存在かもしれない。母親は本を買うお金なら出してあげるというので、遠慮なく本を買ってレシートを渡してお金をもらっていた。今まで縁もない本を、いきなり大量に買って、毎日ずっと読んでいるのだから、母親も何があったのか気になったのかもしれない。就活開始から友達と話すことが少なくなっていったので、人と話したいという気持ちになっていたのもあったが、一緒に夕飯を食べるときは毎回のように”今は何の本読んでいるの?”と聞かれた。うまく説明出来ることもあれば、理解したつもりだったが、自分の言葉で説明するとなると意外とできないことも多かった。そんな気付きが自分の中でまた勉強にもなった。

内定先の会社やリクルーターの方との出会いも大きな変化をもたらしたが、本をたくさん読んで知った知識や感じたこと、価値観が変わっていったことは本当に計り知れないと思っています。

大学時代・後半のまとめ

大学時代後半は割とまじめに過ごしていたのかもしれませんが、やはり自分と向き合うことは大切だと思います。就活で始めて自分と向き合って、自分はどんな人でどんなことが得意で、苦手なのか伝えられるようになりました。(まだまだ未熟ですが。)

このようにキャリアの第一歩が始まっていくわけですが、大学生の間は、良くも悪くも圧倒的に周りの人の影響を受けることが多かったです。振り返るとこのときの自分もまだまだですが、今も毎日のように自分に言い聞かせて、一番大切にしている”かっこいい大人になる”、”起業して社長になる”という決心は一切ブレずに、現在までのキャリアの形成の芯となっています。

当初は、大学時代の話は短めにして、社会人(キャリアスタート)から書こうと思っていましたが、意外と大学生の時の自分の変化は大きかったなと思い前編・後編に分けるほどのボリュームになりました。

この後は、いよいよ本編の社会人編になりますので、続けて読んでいただけると嬉しいです。

今日は大阪心斎橋の外れのホステルから!それじゃまた!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?