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成長と実力の話

こういう記事は自分らしくないので、あんま書きたくないんですが相談されることが意外と多いので、個人的にはこう考えているよみたいな感じで書いてみます。

あくまで個人として思うことなので、そうじゃないだろうみたいなものは優しい目で見守ってもらえると嬉しいです。笑


一人前になるために何をすべきか

こういう相談や質問を受けることが割と多くて、「暇だから悩むんだよ!」って終わらせてしまいたい気持ちがあるんですが、ちゃんと書いてみようと思います。

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PMとして思っていたのが、人によってスキルセットも違うし、会社のフェーズや事業の状態で求められるものが異なるので、これが出来たら一人前だねって明確なものってないと思ってます。

冒頭から答えになっていなくて申し訳ないんですが。

ただ、敢えていうのであれば、ふと気付いたタイミングで周りからの信頼を得ている時が一人前になった時かなとは思います。

・こいつが言っているし、大丈夫だろう
・こいつに任せれば何とかしてくれる
・(わからないけど)こいつが言うんだったらやってやろう

みたいな形で定量化は出来ないんですが、何かチェックシートが決めるというよりは周りが勝手にそう思ってるみたいな感じだと思います。もちろんスキルマップみたいなのはあった方がいいけど、それが全てではないということです。

プロダクトとしての成長にコミットし続けていれば、自然と周りの信頼は得ていけると思ってます。

ただ最も分かりやすいことは

結果を出す

という一点で、まずはこれを覚えて、次はこれをやって、みたいな形でごちゃごちゃ考えたり、勉強したりする時間があれば、結果を出すに集中してしまった方が早いです。その為にやらないといけないことはやって、調べないことは調べて、やって結果を出していくうちに知識も実力もついてきて、そこから遅れて信頼を得れると思います。


評価のタイミングについて

先ほどの話の中でも少し触れたのですが、評価は遅れてついてきます。
イメージとしてはこんな感じ。

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目標や新しいチャレンジに対する努力があって、その後に結果が出て、そこからさらに遅れて評価がついてくる。

1.目標やチャレンジに向かって努力をする
2.努力が正しく実って結果が出る
3.次のチャレンジに向かう
4.忘れた頃に評価がされる(半年くらい遅れてくる)

ただし、3の頃には自分は気付かないながらも自分のスキルや実力は上がっている。

それにだいたいの場合、評価される頃には次の新しいチャレンジをしてるから、給料は上がって欲しいけど意外とその評価がどうでも良かったりする。笑

ただ本当に次のチャレンジに向かっててやってる頃に、前のチャレンジの評価がくるので、「あぁ、あの時のやつか。今やってることの方がデカいインパクト出そうだしなー」ってくらい興味がなくなってることが多い。

実力とは

で、いつかの記事で実力は

時間×知識×熱量

だって書いたんだけど、ちゃんと考えてみると、経験というものが必要だということに気付いた。

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それぞれを分解すると

知識
その分野においてどれだけ知識があるか、理解の広さや深さ
・分からないことは調べる、聞く
・自分の言葉で説明できるくらい理解しているもの
熱量
目標に向かう姿勢や意識、熱量
・これは年次や経験に関係なく、新卒でもベテランに勝てる分野
・やらされるのではなく、自らやる姿勢
・何を言われてもやりきる覚悟
時間
仕事をする時間だけではなく、仕事に没頭する時間
・注意しないといけないのが会社に長くいれば成果が出るわけではない
・通常業務中にはいつも通り仕事をして、夜と土日に競合の分析を考えたり、関連記事を読むとかするだけでも全然変わる
・趣味が仕事の人は本当に強い
経験
これは自分で決断をした経験の数
・自分で決めて、自分で推進/責任を持って進めた
・高い目標を掲げることから逃げない
・最後までやり切る

になるのですが、個人的に大事だと思うのが4つめの「経験」です。

本当に優秀だと考える人でももったいないなと思うのが、進めるスキルもある、知識もある、考えることもできる、だけど決断が出来ないという人が本当にもったいないと思う。これはもちろん会社や自分の上長などによるんだろうけど、これがなかったり少ない人は意思決定の速度を遅らせるし、勝てるタイミングを逃してしまう。

これが特に、0から1を立ち上げた経験、1から10を立ち上げた経験を持っていても自分で決断したことがなければ、自分が責任者をする場合に自信を持って決断することが出来ないに繋がることが多い。そうすると無難な着地やバランスを求めすぎてしまって、尖ったものやシンプルにすることを躊躇してしまう。

例えば上長などに何か意見を求めるときは、

・「Yes/No」で回答できるもの
・「こうやろうと思います」で承諾を取る

くらいのコミュニケーションで良いと思う。
一番ダメなのが

・どうしたらいいですか?
・こういうことが起きてるんですけど・・・

みたいなもの。これは自分で考えることを放棄してしまっていて、その結果でうまくいっても失敗しても「あの人が決めたから」で心の中で逃げようとしているのだと思う。

あと熱量においても、例えば新卒や若手が、知識量や成果のサイズで先輩やトレーナー、事業責任者にすぐに勝つのは難しい。だって経験や積み上げた実績に差があるから。事業責任者、トレーナーや役員とか、そういう人たちに勝てるものがあるとすれば、目標に向かう姿勢や意識、熱量だと思う。そこで負けているようなら一生そういう人には追いつけない。絶対に負けてはいけない。

どうやって成長するのか?

これは個人的には答えのないところかなと思うところはあります。
というのも、自分もそうだけど、全ては結果論だと思ってるんですよね。

正直、「いつ」「何をきっかけに」成長してたなんて正確に分かってないこと多いし、これをやれば成長するってのが分かっている状態で機会に飛び込めるなんてことは無理だと思う。笑

ただそれだけだと芸もないので、これは割とあるなと思うことが

高い目標に挑んで達成したとき

だと思う。

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このように少し頑張れば達成出来そうな目標(もちろんその時は大変だなーとは思うけど)に挑んでいると、想像を超えるような成長はだいたいの場合に起きてはこない。

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本当に並大抵の努力じゃ達成出来なさそうな目標に向かっている時は、達成する為に諦めずに努力をしていると、考え方も変わるし、行動も変わる。
特にそれに向かって本気でやってやろうと思っている人には迫力がある。そうすると周りの人も助けてくれるし、気付けば達成に近付いていたり、もし達成出来なかったとしても自分のレベルは低い目標を掲げた時よりも上がっている。

じゃあ、みんなどうしてやらないのかってことなんだけど、やっぱり怖いし、不安に尽きると思う。

(めちゃめちゃ賢くて)優秀なのに、何か物足りないと思う人の特徴に勉強型だなと思うタイプの人がたくさんいる。いつも普通に同じスタートラインだったら勝てないなって思う人がほとんどなんだけど、良くも悪くもこういうタイプの人が多いおかげで、僕は生き残ることが出来ている。笑

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もちろんどちらかがいいという訳でもなくて、それぞれのバランスが取れているのがよいと思っている。

例えば、

・データでしか判断しないこともダメ
・データ的な裏付けが全くないこともダメ

これが偏ってしまうと、だいたいの判断を見誤る。


個人的には、データは多くの場合に正しいことを教えてくれるけど、非連続的な成長(大きなチャレンジ)をする時にはデータに従って成長する訳でもない。それでビジネスが全てうまくいく訳ではない。ただし、堅実な成長は多くの場合に見込める。

逆も然りで、データ的な裏付けが何もない感覚的だと多くの場合は失敗する。未来を見通すことからやるのはよいけど、それに対し何の裏付けもない(例えば、そもそも人の行動が変わっていないや望んでいる人がいない)とかもあるので、ここはバランスはとても大事。こうした方が便利じゃんっていう論理や感情だけでうまくいく訳でもない

ただ少なくとも、大きなチャレンジをしてうまくいっても失敗しても新たに得るものがたくさんあるし、ナリの目標だけでやることとは成長の角度が全然違う。

シンプルに掲げた目標に対して、目の前のことを一生懸命やっていれば、それに比例して成長はし続ける。その中で苦しいことや辛いこともたくさんあるけど、自分で何度も決断することがオススメ。

余談ですけど、僕は最初この業界に入った時の自分の上長は、全て「あなたが決めて」というタイプで本当に苦しい思いもたくさんしたけど、結果的には今の自分に繋がっていると思うと感謝しかないです。(その当時はたくさんサポートされていたんだろうなと思いますし)

決断させるということは人を必ず成長させるけど、僕は割とメンタル強い方でも、その当時は心が折れる寸前までいってました。笑
けど本当に良い経験で決断することへの躊躇がなくな流ので、相手と方法を選んでやることをオススメします。

最後に

ここまで書いたんですが、書いたようなことを言えるほど自分ができた人間でもないですし、本当に足りないところが多すぎて常に追われているような感覚はあります。(若手の人とか優秀すぎて、まじで震えるレベル)

やはり、こういう経験ができている訳でもなく

自分ってまだまだ本当にちっぽけすぎて、もっともっと成長しないといけないという気持ちになります。

(今は少し異なりますが)PMとして自分が成長し続けないと、周りの人たちを不幸にしてしまう決断をする可能性も高いですし、逆にみんなが良かったと思う経験を一緒にすることもできる。その結果、会社も事業も伸びるというのは本当に素晴らしいと思っているので、まだまだ成長渇望を持って真摯に努力していきたいなとは思ってます。

やはり色んな会社のエースプレイヤーや幹部の方と話していても、努力のレベルが違ったりするので、そういった方からも刺激はもらえる環境にいるのは本当にありがたい。

僕も、会社の売上の桁を変える、ユーザーに新しい価値を提供する、海外で大きなチャレンジをする、成功する、などたくさんやりたいこともあるので、やることはたくさんあるので頑張っていきましょー!


らしくない内容でしたが、今日はここまでにします。
何か意見があれば是非ください。


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