2022/12/10

 なにがなんだかわからないが、毎日、毎日、毎日のことをして、過ぎていく。

誰かを元気づけたかったり、自分が楽しみたかったり、悲しみに執着したり、怒りが私を支配したり。

パタンから抜け出して、初めての自分に、どう選択すればよいか、戸惑ったり。

そういう日々。

体重増加が止まらない。それを嫌悪する夫。悲しむけれど手の打ちようがない私。多様性を受け入れたい自分。薬が原因ではないかと心配する母。

決断。信頼を失う。他者から私への信頼と、私から他者への信頼と。それでも続く、いつもの会話。

尊い人の死後。酒量は激減。天寿を全うすることの本人と周囲の大変さよ。祖母の言葉は真実なのだろう。病床で死の間近、祖母は言った。「こすちゃん。生きるのも大変だけど、死ぬのも大変だよ。」

私はふと思う。私のような人間が生きていて良いのだろうか。その思考が辞められない。「生きながらの死」に出会うと、私の生命が脅かされる。13歳から続く私の思考。「生きながらの死」とどう向き合うか。というテーマ。

私には何もない。からっぽ。

その私に、娘が微笑みかけてくれる。

「ママ、大好き!」

まだまだ小さな娘のまごうことなき愛情。

彼女をやさしく迎え入れることしかできないけれど、それだけで許される気がする。ありがとう。

大人の世界では、誰にも信頼されず、誰をも信頼できず。落胆する私に、まっさらなやさしさを投げかけてくれる娘。

娘を守るために、娘の健やかな成長のために、生きていくのなら、私は本望じゃないか。

とか、なんとか、思う夜。いろいろあるんだよ、私にだって。

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